[お題] 3.キス 「ねーねー、岳人の初ちゅーっていつ?後、初えっち」 慈郎のこの言葉が悪夢の始まりだった… 「は?!何をいきなり…//」 思いもしなかったことを聞かれ 顔真っ赤にし口篭る岳人 それを可笑しそうに見るジロー そして…無駄に心臓高鳴らせながら部室裏の窓から覗いている忍足 部室内にいる跡部は忍足の存在に気づいているようだがバカバカしくて見てられないという表情だ。 「ねー、いつ?やっぱちゅーは保育園とか?」 「……そーだな、キスは保育園の時だったような………しかも相手は男だったような。なんか変な喋り方だったなー…」 何やら昔の記憶を辿りながら呟く 一方、忍足は…… 女ならまだしも男?!岳人は保育園時からおかっぱやったんやろか……や、まてよ…俺の初ちゅー&初恋も保育園やったような…。しかも相手の子はおかっぱやったような… もう薄れかけている記憶を辿るが、よく思い出せないらしく頭を抱えバレないように唸っている 「ふっ、昔っから女みたいだったのか…お前」 「う、…クソクソ!」 途端に窓の外からテニスボールが跡部向かって飛んでくる。 → |