ストーリー
波先美樹也の成功人生
波先美樹也(なみさきみきや）、26歳は小説雑誌｢月のうさぎ｣の新人賞に入選して作家デビューした。
彼、波先美樹也は心で生きている。
新人賞の入選作は｢冬の波｣という短編小説である。
サラリーマンと女子大生の恋を描いた恋愛小説である。
波先のもとに原稿依頼が来るようになった。
たちまち彼は売れっ子の作家になった。
彼はことあるごとに、人に言った。
文学を知るべきだ、と。
文学者は心だ、と。
(終)
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