大変な学園に入学しまして
さん
ジリリリリ
「んー！！ふぁ〜」
今日もいい天気だな
「何作ろっかな」
昨日は和食だったから
今日はフレンチトーストとかでいいかな
そうと決まったら、顔洗って準備だ
そうして、作り終わった丁度
トントン
ガチャ
「お！おはよー」
「おはよー」
兄貴が起きてきた
「はい、飯は出来てるから」
「いただきます」
「いただきます！」
フレンチトーストの他にもスクランブルエッグやサラダなども作った
「美味しい」
「そうか？そりゃよかった」
「あ、なぁ兄貴」
「何？」
「今日、担任に進路変更伝えとくから」
あ、なんか機嫌悪くなった
「わかった」
「まだ、悩んでんのか？」
「違う、でもゆーが心配なんだ」
なんか、それって弱そうってことか？
「俺そんな頼りない？」
「違う、ゆーが変な奴に付きまとわれないか心配なんだよ」
「変な奴って、兄貴じゃないんだから」
そうだ、兄貴みたいにカッコイイなら心配だけど
俺みたいな平凡に・・・
「ゆーは自分の魅力わかってないよ」
「そんなこと言われてもなぁ」
魅力、ねぇ？
「ごちそーさま」
「早いね」
「うん、もうそろそろ翔が来るから」
ピンポーン
「ほら、じゃ行ってきます」
「気をつけてね」
「おう」
タッタッタッタ
ガチャ
「おはよ」
「おはよ！優！」
コイツは立花翔
「おはよー♪」
次に並木美夜
二人とも俺の幼馴染だ
「さぁて、学校まで手つないで？」
「お前となら」
「ふふー♪もちろん翔と！」
「俺はいいよ？」
「なんでだよ！なんで男二人で手つないでいかないとないんだよ！」
なんで翔はノリ気なんだ・・・
「えーケチー」
はぁ、見ての通り美夜は腐女子である
「優・・・俺と手つなぐのイヤ？」
「はぁ、そういうことじゃなくて」
「もー！めんどくさいなぁ」
「お前が言い出したんだろ！！」
「ゆうこわぁい☆」
「はぁ・・・」
疲れる。毎日こんなんなんだぞ？
「あーあ、どっかにいないかなぁラブラブしてる人」
「あ」
「「ん？」」
「俺さ、高校風宮行くことになった」
「「え？」」
「なんで？」
「風宮ってあの全寮制男子校の！？」
よく知ってんな
「ああ」
「だから、なんで？」
「兄貴が留学することになって」
「「秋さんが留学！？」」
「ありえねぇ」
「あーもう兄弟の禁断の愛は見れないの・・・」
うん。この際、美夜は無視だ
「それで、寮のある風宮に」
「？他にも寮のある学校あるじゃん」
「あー風宮は高さんが理事長やってんだって」
「高広さんが？」
「うん、あとセキュリティー？」
「あそこ万全だからねー♪」
「そっか・・・」
ん？なんだ急に考え込んで・・・
「よし！俺も行く」
「は？」
「うん！そうした方がいいよ♪」
いやいやいや、おかしいだろ
「なんで？」
「優と一緒にいたいから」
「はぁ？俺なんかで進路決めんなよ」
「俺にとっては一番大事な理由」
「うんうん♪いいなぁ私も行きたーい」
なんなんだ・・・
「男装すれば行けるかな？？」
「「やめておけ/おいた方が」」
おー珍しく翔と意見があった
「なんでー？」
「男だらけのところに女なんていたら・・・」
「美夜ちゃん、襲われちゃうよ？」
「うーん。それはダメだねぇ私見る専だし」
「そういう問題かよ・・・」
「冗談だよ♪」
「優も気を付けないと」
「はぁ？」
俺が気を付ける？何を？
「もー優！男の子同士でもできるんだからねー」
・・・無視だ
「ちょっと！無視しないでよ！！」
「あーもう教室だー」
ガラッ
「お！おはよ」
「「「「「おはよー」」」」」
「「「「「おはー」」」」」
おーこのクラスは結構団結力が強いと思う
「もー！だから！無視しないでってば！！」
はぁ、コイツは顔はいいのに中身がなぁ・・・
美夜が入ってきて、赤面してるやつやキラキラしだしたやつがいるっていうのに
「美夜、うるさい」
「むぅ」
「ねぇ、優」
「なんだ？」
「進路変更って昼休みに言いにいくの？」
「ああ、そのつもり」
「じゃあ、俺も一緒に行く」
は？
「お前、さっきのマジだったのか！？」
「当たり前」
「何言ってんだよ、俺で進路決めるなって言っただろ！」
「イヤだ」
「イヤって・・・」
駄々っ子か！！
「だって、優がいないとつまんないもん」
「はぁ・・・」
キーンコーン
ガラ
「席につけー！！」
それから担任がきて
午前中の授業を行った
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