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大変な学園に入学しまして
プロローグ
パラ・・・

パラ・・・

パr「ゆー!」

ぎゅううう

「兄貴、重い」

「ひっどいなぁ!もう!」

ひどいのはどっちだ!

人が静かに新刊の本を読んでいたのに

はっ!みなさま、初めまして白咲優です

「ゆー」

そして、このうるさいのが俺の兄貴、白咲秋

「何?」

「あのさ・・・」

なんだ?いきなり暗くなって・・・

「志望校、ここにしてくれないかな?」

志望校?

そう言って、パンフレットをさしだした

「ん?私立風宮学園?」

風宮学園って、

「超金持ち校じゃん!」

なんで、そんな所に俺が?

「ゆー、俺達も一応お金持ちだからねー?」

「それは、いいとして」

「いいのか?」

「なんで、ここに?」

「うん、あのね、俺、留学、するんだ」

なんで、そんな途切れ途切れ?

「って、留学!?」

「うん、なんかぁ演技修行みたいな?」

なんで、いきなり?

「それがさ、社長がさぁ・・・」

ーーーーー

「シュウ君」

この人が大手プロダクションの社長

「なんすかー?」

秋の所属事務所だ

「演技留学しない?」

「ヤです」

この人、社長だよ?その返しでいいのか?

「だよね」

「わかってて、聞いたんすか?」

「当たり前じゃないか、シュウ君の優先順位は優君だからね」

「そうですよ。俺、ゆーと離れたくないんで」

うわーブラコン←

「だよねぇ、でも」

「でも?」

「これからの仕事のためなんだ」

「・・・それでも、俺はゆーが大事なんです」

「んー、優君は応援してくれると思うよ」

うん、きっと優は応援する

「それは、、、ゆーは優しいから」

「シュウ君、今まで努力してきたね?」

「はい」

「そんな君を優君はいつも見てきた」

「・・・はい」

優は秋のために、色々手伝ってくれていた

「優君は自分のために留学しない、君を見てどう思うかな」

「社長、それだと俺を脅してるみたいっすよ」

「ははっ、そうだな」

「どうして、そこまで?」

そうだ、何故、そこまで

「私は君の才能に惚れているんだ」

「俺の才能・・・」

「人を惹きつけるオーラ、演技センス、そしてその顔」

顔は才能と違うんじゃ?

「過大評価してますよ」

「そんなことはない。あ、そうそう」

ん?

「もし、留学する気になったら、優君をここに」

それが、風宮のパンフだった

「なんで風宮なんすか?」

「全寮制だし、セキュリティー万全だし、何より君たちの叔父が経営してるし」

「叔父って、高広さん?」

説明しよーう

高広さんとは、秋と優の母親の弟である

「そう、私と高広は幼なじみでね」

「そっか、高広さんがいるのか・・・」

♪〜

「あ、ちょっとすまん」

ピッ

「ああ、わかった」



「すまんがシュウ君、後のことは優君と2人で考えておいてくれ」

そう言って、社長は退出した

「うーどうすっかな」





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あきゅろす。
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