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大変な学園に入学しまして

帰り道

「えぇ!?風宮ってそんなレベル高いの!?」

今、美夜に風宮に受かるのは1/10と教えた所だ

「そうみたい。だから俺スポーツ推薦受けようと思うんだ」

「そっか〜翔も頭いいのに普通の入試じゃダメなのかぁ」

「頑張れば入れると思うけどな」

「優がそういうと入れそうな気がするー」

そうそう、翔はもう何を言っても一緒に来ると言うので、本人の自由にした

「ただひとつ言えるのは、美夜じゃ絶対に無理ってことだな」

「ひっどーい!私だって頑張れば・・・無理です」

「お前の場合、勉強時間のほとんどを趣味に使ってるからだろ」

「てへっ☆」

「キモッ」

「ひっどーい!」

「あ」

「ん?どうした翔?」

「スポーツって、俺何やれば・・・」

あーそうだ!

「翔なんでも出来るもんねー☆」

サッカー、野球、バスケとか人気のスポーツ

柔道、空手、剣道とか・・・これスポーツ?

まぁ完璧だなスポーツは

「どうしよう・・・」

「そうだな、いくらスポーツ推薦っつても大会とかで優勝してる訳じゃねーし」

そう、翔はなんか部活やってる訳じゃないのだ。試合の助っ人とか

いろんな部から引っ張りだこだから、特定のなにかが出来なかったのだ

「んーー?やっぱり、一般入試で・・・?」

「そこの所も叔父さんに聞いとく」

「うん」

「人気者はこんな所でも苦労するんだねー」

「美夜ちゃん、それ嫌味?」

「えー?褒めてるんだよー☆」

「お前ら二人すげー人気じゃん」

「優だって、モテるじゃん」

「男女に、ね☆」

うん、なんかすげー意味あり気、イヤだよ男にモテるなんて

「美夜、殴るぞ」

「女の子に暴力ふるっちゃダメだぞー☆」

本気でイラッとくるよな、コイツ

「はぁ・・・」

丁度、家に着いた

「じゃ、また明日な」

「バイバイ」

「バイバーイ☆」



ガチャ

「ただいまー」

うん。誰もいないんだけどね!

あー、高さんに連絡しないと

プルルルル

『もしもし?優?』

「あ!高さん!お久しぶりです」

『優ー久しぶりだな』

「えっと、俺が入学することは?」

『洋介と秋から聞いてるよ』

だよね。知らなかったら逆に驚きだ

洋介さんは兄貴の所の社長さんだ

「それで、翔も風宮に行きたいと言っていて」

『翔君?優は入れると思う?』

「今の成績では無理かと、なのでスポーツ推薦を受けたいと」

『あー、スポーツがあったね』

「それで、翔なんの部活にも入ってなかったから」

『ん?と言うことは、実績がないってことか?』

「そうです」

『うーん。難しいだろうな』

だよなぁ、まず結果がないとな

「ですよね」

『翔君は頑張れば風宮の入試受かりそうか?』

「俺がいますから!」

『はは、そうか。なら大丈夫だな』

俺が本気を出せば、翔の成績のひとつやふたつ・・・楽勝だぜ!

「頑張ります」

『何かあったら、適当に理由つけて入学できるからな』

「大丈夫ですよ」

『そうか、じゃ待ってるからな』

「はい。でわ」



んー?

電話しなくても、答え出てたな

さて、明日から翔の勉強猛特訓だぜ!

あ、佐藤先生にも連絡いれないと

プルルルル

『もしもし』

「佐藤先生、風宮の理事長に連絡しました」

『そうか、それでどうなった?』

「えーと、翔には実績がないからスポーツ推薦は無理じゃないかと」

『あーそうだな、立花は凄腕の助っ人だからな』

「それで、俺が翔を特訓して入試に合格できるまでにします」

『そうだな!白咲ならできそうだ』

全く、できそうじゃなくて

「できますよ」

『そうか、何かあったら気軽に相談してくれよな』

「はい、ありがとうございます」

『じゃあな、白咲』

「はい、さようなら」



さって、やらなきゃないことは終わったなー

兄貴は今日遅いから、先に食べて寝よう



こうして俺は

夕飯を食べて、兄貴のドラマ見て、風呂入って、寝た

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あきゅろす。
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