いちごみるくの「童話集」 第三話 ハシバミの小枝 星羅:お父様〜! 父:ん?なんだ? 星羅:あのね、私、「ハシバミの小枝」が欲しいの 父:そんぐらいならいいぞ。明日か明後日に買ってやろう 星羅:ありがとう、お父様!! 〜次の日〜 父:星羅〜、買ってきたぞ〜 星羅:やったぁ♪ タタタタタタ・・・ 〜母の墓〜 星羅:お母様・・・私からの些細な贈り物です・・・ ザクザク・・・ トスッ・・・ トントン・・・(小枝を植えてる音) 星羅:じゃあね、お母様 その後、星羅は毎日毎日、母の墓に植えた小枝に水をまいてやりました。 〜6ヵ月後〜 最初に植えた頃とは随分見違えるほど大きくなりました。 星羅:大きくなったね・・・ ピー、ピー 星羅:あ、鳥さんだ 星羅・・・星羅・・・ 星羅:ふぇ?誰? 星羅・・・こっちです・・・ 星羅:鳥・・・さん・・・? 鳥:そうです。星羅、これから何か欲しいものがあったら、12時まであげましょう 星羅:え・・・いいの? 鳥:いいのです。私達は、アナタを助ける為に来たのですから・・・ † †前へ† |