いちごみるくの「童話集」
第二話 お姉様
上の姉:・・・
下の姉:・・・
星羅:・・・;
うぅ・・・どうしよう・・・
女性:ちょっとあんたたちっ!!さっさと仕事しなさいよっ!!
上の姉:ちっ・・・
下の姉:はいはい・・・
星羅:あっ、はい!
上の姉:ちょっといい?
星羅:な、なんですか?
上の姉:この「灰」の中に入った「豆」を一粒も残さず取ってよ
星羅:え・・・
上の姉:何?姉に逆らう気?
星羅:い、いえ・・・やります・・・
ザラザラザラザラ・・・
星羅:(なんでこんな仕事しなきゃいけないんだろう・・・)
お父様:さぁさぁ、もう寝るぞ〜
上の姉:・・・
下の姉:はぁい・・・
上の姉:あんたはこの灰の中で寝てなさいよ
下の姉:こっちきたら容赦しないからね
あぁ・・・なんて酷いのでしょう・・・
全てはお父様が連れてきたあの女性と2人のお姉様のせい・・・
きっとあの3人が居なかったらこんなことにはならなかったんだろうなぁ・・・
〜次の日〜
下の姉:今日も豆拾いよろしくね
星羅:あ、はい・・・
ザラザラザラザラ・・・
〜そのまた次の日〜
上の姉:あんたにいいあだ名考えてやったよ
星羅:・・・なんですか?
下の姉:お前はこれから「灰かぶり娘」さ
・・・灰かぶり・・・娘・・・
星羅:あ・・・ありがとう・・・ございま・・・す
上の姉:よかったな。「灰かぶり娘」
星羅:は、はい・・・
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