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X'masな会話@白ひげ海賊団
ミニスカサンタ
ゆぅとサッチと白ひげと2人

「せっかくだからアタシもやっぱり着ることにする」


「だろっ?せっかくカワイイ服なんだから、カワイイゆぅに着てもらわねぇとなっ!」


「大丈夫か?サッチが持ってる女物なんてロクなもんじゃないぞ、きっと?」


「ジョズは心配性ねぇ。おかしかったら直すからいいの」


「おい、ミニスカをロングにしたりすんじゃねぇぞっ!」


「超ミニでなければね」


「大丈夫だ!歩く分には見えねェっ!」


「大丈夫かどうかはオヤジに見てもらったらどうだ、ゆぅ」


「うん、そうする」


「余計な事言うんじゃねぇよ、ジョズ!」


「ニューゲートに怒られるようなモンじゃないわよね?」


「いや、ほら。オヤジはゆぅには過保護だからよぉ…」


「それじゃぁ一緒に行って、『それは過保護だ』ってオヤジに直接言えばいいんだよい」


「言えるわけねぇだろうがっ!」


「じゃぁ、みんなで行けばいいよ!」


「「「えっ?」」」


「どこをどのくらい直すか、みんなで多数決すればいいよ。アタシも入れて5人だし」


「それは…その…(殴る手が増えるだけじゃ)」


「手直し前の服を着たとこ見なくていいの?」


「え?直す前に着んのか?」


「着なきゃ、どう直すかわかんないでしょ?」


「そうだよなっ!どう直すかちゃんと見ねぇとなっ!」






「というわけで、直さなきゃ着られないモノらしいから、見てもらおうと思って」


「なぁ?言い方おかしかねぇか、ソレ?俺すっげー悪者じゃ…」


「そうか、そりゃあ楽しみだなァ、グララララ」


(オヤジ、今日はずっとサンタ服のつもりか…?)


「じゃあ早速、着替えてくるね」





「あれぇ?何かヘン!」


「着替えながらヘンとか言うなよっ!ヘンに見えるだろうが!」


「…ねぇ見て、コレ…」


「「「「……………」」」」


「ヘンでしょ?もっと布地が少ないとかかと思ったのに…」


「……おい、サッチ」


頭に置かれた大きな手にビクッとするサッチ


「なかなか、イイじゃねぇか」


「っっ!だろっ?いや、ありゃ着てるゆぅがカワイイからだぜ、きっと。オヤジも惚れ直しちまうだろ?」


「冷や汗全開だったくせによく言うよい」


「で?スカート丈はそれでいいのか?」


「まぁね…普通にカワイイからなんか拍子抜けしちゃった」


「今日は樽の上に乗るんじゃねぇぞ、ゆぅ」


「はーい」





ご褒美にトナカイ役としてゆぅの隣を陣取ったサッチは、リーゼントに「はい、角っ!」と棒を挿されてもヘラヘラとしたままで……


皆は呆れながらもゆぅのミニスカサンタ姿に、こっそりサッチへ感謝したのだった


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