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海の青と月の気持ち 〜 QUEEN
託された想い


あの小島で俺達は託された
ゆぅの母親の想いを





あなた方に託されたエメラルドは、力が暴走してしまった時にあの子を守ることができるものです。ゆぅ自身は知らない事ですが




最後の戦いの後、あの子は死ぬ以上の痛みと苦しみを背負って海へ入っていきました


それを治し、できる限り海の力を使えるようにと、それまで生きてきた時間と同じ16年をかけて、海はあの子を海に限りなく近い存在に一から作り変えたのです


初めに与えた永遠の時間と普通以上という程度の回復力だけでは、またあの子は誰かのためにボロボロになってしまうに違いないと





それでも、受け取れる力に限度はあり、与えられた以上の力まで使い始めると、制御も利かず力が暴走してしまいます


それをさせぬよう、半分程度の力で戒めをつけてはいるのですが、時折それも破っているようで....


もし暴走してしまっては、パートナーはもちろん、満月にも海にも止められません


あの子の体が海の力を支えきれなくなって、やがて細かい破片となり霧散してしまうでしょう。あたりのものをすべて巻き込んで





その後、あの子の魂を抱えた海は体のカケラをすべて集めて、またあの子を作り出すのでしょう....百年、千年、どれほどの年月がかかろうとも。どんなに世界が変わろうとも


あの子が本当に一人になってしまうとしても


私たちはもう、あの子を一人になど....ですから、万が一そんな事になったらそのエメラルドをあの子に撃ち込んでください


海の力を吸収して、暴走した力を何とか制御できるまでに落ち着かせます


そのために私たちはそのエメラルドに残ることを決めたのです....海のあの子から海の力を奪うために




私たちこそ、あの子の存在を脅かしかねませんが、力の落ち着いたところで海に戻っていけばなんとか....




今回、戻ってきたのはこれを持っていくためだったのかもしれません。あの子が巡りあうものには必ず意味があるのですから




でも、それを使わなければならないほどのつらい思いを、あの子は再びすることになるのかもしれないのですね


これまでも一人の悲しさを背負い続けているだろうに.....




あの子をどうかお願いします

ゆぅを....私たちの大切な娘を



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あきゅろす。
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