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海の青と月の気持ち 〜 QUEEN
晩餐会
1人1人に用意された小さめの円卓に並ぶ食事


談笑もないが静かなわけでもない。各々が勝手に食事をし、勝手に好きな事を言っている


「なんでワシがこんな所へ....」


「そりゃァ、アンタだけがさっきゆぅに怒られなかったからだろ?」


入り口に1番近いテーブルで溜め息ばかりのガープ。ドフラミンゴがやってきて向かいの椅子に座る


「似ていると思ったが、やはりゆぅだったか。止めに来たのか?」


「いいや、ゆぅは誰がどうなるかなんて知らねェ。フッフッフ、知ってたらさっき真っ先に怒られて、アンタは殺されてるに違いねェ」


「貴様、何を知っておる」


「ゆぅの事ならなんでも。生後半年からの記憶全てだ」


ドフラミンゴは高笑いしそうになるのを抑え、話を続ける


「ゆぅが必死に送り出した命を、託され見守ってきたお前が握りつぶす。悲劇だなァ?」


お目付け役、御苦労さんと言ってドフラミンゴは立ち上がり、ゆぅの元へ戻る


「なんの内緒話?ガープが殺しそうな勢いで怒ってるわよ?」


「フッフッフ、ちょっとからかってみた。だいぶ顔色が良くなったじゃねェか」


「ドフラミンゴが海賊を集めてくれたおかげよ。七武海なのに4人しかいないけどね」


「2人は牢獄。捕まったヤツと遊びに行ったヤツだ。もう1人はふられちまったか?イイ女なのに、残念だ」


「女の子もいたの?せっかくの華が残念ね」





「キシシシシ、派手色なテメェがこんな薄暗い演出するたァ、おかしいと思ったんだが、女を隠すためだったのか?」


ワインを片手にやってくる大きな男


「この後の余興のためよ。演出担当はアタシ。お気に召さなかったかしら?」


「あのドフラミンゴを尻に敷いてんのか、たいした女だ。俺は気に入ったぜ、演出もお前もなァ?」


「浮かれて口説いてんじゃねェぞ、モリア」


「そりゃ浮かれちまうさ。明日の戦争、どんだけの死体が出ると思う?海軍も海賊も強ぇ死体が取り放題だ。お前の死体も使ってやるから心配するなよ?」


「死体?」


「俺様の能力で死体がゾンビ兵になる。明日は何もしなくても俺の戦力が上がるってわけさ。楽しいだろ?」


「そう。でも、使うのは海軍だけにしてほしいわね」


「戦争が終わりゃ、海賊の死体なんて海に捨てられるだけだ。もったいねェ。俺様が有効活用してやるさ」


「いいのよ、海の子は海に還れば」


「おもしれェこと言う女だ、キシシシシ」





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あきゅろす。
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