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海の青と月の気持ち 〜 QUEEN
海軍本部
「敵陣に乗り込んだ気分はどうだ、ゆぅ?」


「たいしたことないわよ、海軍ぐらい」


「そんなに頼もしいんじゃ、ツマンネェじゃ....」


「ねぇ、ちょっとそこの庭で休ませて」


「フッフッフ、そのくらいの方が可愛げがあってイイ。なァ、お前もそう思うだろう?」


庭のベンチに腰掛けた2人の後ろに黒い気配


「何をしにきたのだ。呆れて物も言えん」


「文句、言ってるじゃないの、ミホーク」


「この戦争、誰を相手に....」


「戦争が始まる前に、くま公を使ってここから飛ばす。ゆぅは知らなくてイイ」


「そういうことか」


ドフラミンゴといる限り無理ね。でも、ドフラミンゴといないのも無理....


ゆぅはこれ以上戦争の情報を手に入れる事を諦めた。必要なら必ずわかる時がくるハズ....


「なんか、飲み物、ない?」


「おい、お前ら。冷えた飲みモン持ってこい」


ドフラミンゴは庭の別の入口にいた2人の海兵に、そちらを見ることなく言い放った


「ひぇぇっ、見つかってるじゃねェか!」


「は、はいっ、ただいま!」





「す、すみません。冷たい物がお酒しかなくて。お水も汲んで来たんですけど。でも、お酒ならテキーラなんじゃないかなって....」


気の弱そうな海兵が水のコップと酒瓶を差し出す。もう一人は、また庭の入口で様子を見ている


「んなもん出して、殺されるぞ、コビー」


ゆぅは迷うことなく酒瓶を手にとる


「あの、もしかしてストロー要りますか?」


「フフッ、今度会う時は敵だって言わなかったかしら?」


「す、すみませんでした!失礼します!!」


「何だァ?知り合いか?」


走り去るコビーとヘルメッポを見ながらドフラミンゴが尋ねた


「漂流中に見つけた海賊船に乗ってたから、うっかり夢を聞いちゃったのよ。あの時はストローも貰ったの」


はぁと溜め息を吐くゆぅ


「こんなトコにいて....一方的な正義なんて実行できそうにないけど。後ろで剣をかざされて追い立てられんのね」


「心配してやるなんざ、お前も海軍側だなァ、フッフッフ」


「バカな事言わないでよ。でも、世話係はあの子達にしてくれる?」


「敵意の突き刺さるおもてなしはギブアップか?フッフッフ」



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あきゅろす。
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