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海の青と月の気持ち 〜 QUEEN
強制召集
「ドフラミンゴ様、ヒューマンショップのディスコから....天竜人が絡んでいるとか」


不安そうな顔を向けたゆぅに、ドフラミンゴはニヤリとする


「聞きてェのか?海で遊んでろ」





ゆぅの姿が海中に消えるのを確認したドフラミンゴは電伝虫に応答する


が、喚く電伝虫には目もくれず、海を見ながら楽しそうに嗤う


ベラミーの時と同様、ディスコに向けたそれらの言葉は、相手にではなくむしろ世の中すべてに対しての......時代の語り部のようであった





静かになった電伝虫




「ゆぅさんなら、その未来をどう読むのでしょうね」


「エースを奪って、はい、サヨナラだ。何も変わんねェ....それじゃ意味がねェだろ?」


「海賊を愛するゆぅさんとしては、政府側のドフラミンゴ様より、海賊である白ひげにつくと?」


「白ひげだけじゃねェ、ゆぅにとってはエースも特別な存在だからなァ?戦争があっさり終わりゃ、俺がくたばる心配もねェ」


「ゆぅさんにとっては最善ですね。同行されると譲らないのは、そのあたりを感じてらっしゃるのでしょうか」


「だからこそだ。ゆぅには言うんじゃねェぞ?処刑されるのは誰か、乗り込んでくるのは誰か」


「そして、船に残るように仕向けると」


「期待はしねェが、最善は尽くせよ?」





海から顔を出すゆぅ。様子を窺うようにこちらを見ながら首をかしげている


「変わんねェとなァ?時代もゆぅも」


ドフラミンゴが手招きをすると、嬉しそうにこちらへ向かってくる


「白ひげが開けた扉、ロジャーが示した道。あとは俺がゆぅと手をつないで歩いて行きゃぁいい。新しい時代って波を楽しむには最高じゃねェか」




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