海の青と月の気持ち 〜 QUEEN
時代の波
「何でこんなところに七武海が!」
アタシを迎えに、よ。でも....
大通りの角から曲がっってきたドフラミンゴと並んで歩き出すゆぅ
「アタシより先に会いに行く子がいるなんて妬けるじゃない」
「そりゃぁ、想定外の獲物だ。フッフッフ、イイ子にしてたか、ゆぅ?」
「言い寄る人達をフるのに大忙し。海へ連れ出したいって言った子もいたし」
「沈めてやったんだろうなァ?」
「他に追いかけたい相手のいる人なんて放っておいたわ。そっちもフられたみたいだけど
」
フフッと思いだし笑いをするゆぅ
「ねぇ、あるかないかは関係ないのね?」
「勝ったヤツの言ってる事が正しい。それだけの事だ。だからこそねじ伏せるんじゃねェか。真実なんざ関係ねェさ」
「そうね、空島はあるもの。ウフフフフ」
「『国を解放されて虐殺に走った狂乱の女王』....その真実は?」
ゆぅの肩に腕を回し、覗き込むようにして尋ねるドフラミンゴ
「いじわるね。真実はお話よりコワイかもしれないわよ?」
「カワイイの間違いだろ、フッフッフ」
港に停めた彼らの船が見えてくる
「麦わらの小僧は覚えてるか?」
「ルフィの事?1億ついたみたいだけど、七武海サマの耳に入るなんて、順調ね。あ、ミホークとも知り合いだったみたいよ?」
「順調すぎじゃねェか?どんだけ一緒に居てやった?」
「ウフフフ、何のヤキモチ?面白い船だったんだけど、一晩よ。順調なのはしょうがないわ、ASLANがいるんだもの。TYMまでいたのはびっくりしたけど」
「ASLANはあの国の小僧だな。だが、TYM?....重要人物っぽいんだがなァ?」
「ウフフ、覚えてないならドフラミンゴにはどうでもいいってことよ。それにね、お姫さまなんか乗せたのよ?」
「お姫サマと女王サマを乗せるなんて、大層なこった」
「あら、女王さまだけじゃご不満かしら?」
「女王サマが俺のモンなんだ。ご不満なワケねェだろう?」
2人一緒に船に乗り込む
「おかえり、ドフラミンゴ」
「あぁ。時代の波に乗りに行くぞ。お前がいりゃあ、どんな波でも怖かねェなァ?」
「ドフラミンゴだけでも大丈夫なくせに。ウフフフッ」
「うねりゆく波浪」
End.
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