海の青と月の気持ち 〜 QUEEN
戸惑い
ドフラミンゴの船はノースブルーにいた
アタシが帰ってきたついでに2人の思い出の島に寄って、さぁ、グランドラインに戻ろうってときに、またバカな事を言い出したドフラミンゴ
ノースブルーからグランドラインに入るのに、マリージョアを通る?
「冗談じゃないわよ!」
「冗談じゃねぇさ。通れるのさ、俺は。七武海でも特別だからなァ?」
「じゃあ、ドフラミンゴ達は行けば?アタシは1人で下から行くからっ!」
「で、また迷子になんのかァ?」
そ、そん....何よ、そんな声出して!
「カンベンしてくれ」
ちょっと!何、抱き着い....っていうか、縋り付くみたいなっ!
「ゆぅ....」
何なの、何なの、何なのっ!!!
「ドフラミンゴ様、グランドラインのあちらから上がって、下り先をノースブルーにすることはできても、逆は行けなかったかと」
「アァ?そうだったか?めんどくせぇ」
話し方はいつものドフラミンゴに戻ったけれど、体勢は相変わらずで
「シャボンディに行きてぇんだがなぁ?」
「わかっておりますが....あまり力を込めますと、さすがのゆぅさんも苦しそうですが?」
苦しいっていうか、戸惑ってるっていうか
「ドフラミンゴの甘え方がおかしくない?」
「多少は....いたしかたないでしょう。ゆぅさんが戻られる3か月ほど前からでしたか、声が聞こえないとかでそれはもう....」
「セバスチャン」
「声?」
低く威嚇するドフラミンゴに構わず、セバスチャンはアタシの疑問に答えてくれた
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