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「え…は、はいッ!?」


学校指定のカバンやら制服やらは桃矢のおさがりで、ローラースケート(…こ、転ばないだろうか)や教科書は藤隆がいつの間にか買ってきてくれたらしい。


だからもういつでも行けるぜ!!な感じだったのは分かる。分かるけどさ…



「ああああ明日はいきなり過ぎませんか!!?」


「え、昨日僕言いませんでしたっけ?」


「そ…そうでしたっけ?」


まだ心の準備が…ッ!!


わたわたと慌て出す俺に中の麟は意地悪く

《あっははどんまい》
と笑った。うるせー!!

嫌がる俺の抵抗も虚しく、明日から俺は友枝小学校の一生徒になることとなった。







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