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マクロスF小説
休日のススメ
今日は、久しぶりにアルト君とデート!
シェリルさんが居なくてびっくりしたけど本当に嬉しくてはしゃいでたらアルト君に注意されてしまった。

「ランカ、少し落ち着けって。」

「う〜、ごめんなさい。だってアルト君と二人っきりで出掛けるの、久しぶりだから嬉しくて!」


アルト君はそうだな、って言って私の頭をポンポンッて叩いてどこ行きたい?って聞いてくる。

「んー、お買い物はこの前ナナちゃんとしたし、アイスはミシェル君と食べたし………」

私がミシェル君の名前を出すと何故かビクッ、と肩を震わせた後、眉間に皺が出来ていた。
私は怒らせたかな?と思って急いで行き先を告げる事にした。

「あ、アルト君!」
「ん?」
「あそこ!丘に行かない?」
「丘?あそこでいいのか?」
「うん!あそこがいいの!」
アルト君はよしっ、って言った後私の手をぎゅっ、と握って「これくらい付き合ってんだからいいだろ?」って言うもんだからどうすればいいのか分からなくて「恥ずかしいよ、」と呟いた。

しばらく他愛のない会話をしていたら丘に着いた。


「わー!ここに来るの久しぶりっ!」
「そうだな。」


そう言ったきり私とアルト君の間に沈黙が流れた。
でもその沈黙は気まずいものではなくてとても暖かい沈黙だった。


「なぁランカ。」
「何?アルト君?」
「歌、うたえよ。」
「え?」
「なんか俺、今すぐランカの歌が聴きたい。」
「わ、分かった!」

アルト君の歌が聴きたい、ってセリフが恥ずかしくて少し顔が赤くなってしまった。

「何がいい?」
「そうだな、―――――」



例えばこんな感じの休日

(お前が歌うんならなんでもいい)
(ア、アルト君っ!)
(冗談じゃ、ないからな。俺は本当にお前の歌、好きだから。)
(アルト君、今日意地悪じゃないから調子、狂う)
(意地悪じゃない俺も好き、なんだろ?)
(ア、アルト君の馬鹿っ!やっぱり意地悪だ!)






 

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あきゅろす。
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