三空小説 ワインレッド 赤 あか アカ 一面の赤 大好きで、大嫌いな赤 満天の星空の下、吹き抜ける冷たい風をもろともせず仏頂面で立っている男が一人。 後三人程男がいるが、三人とも既に夢の中だ。 「寒ぃ。」 呟いて空を見上げ、男は慣れた仕種でタバコを出し、火をつける。 今日は何匹の妖怪を殺しただろうか。 煙を出しながら頭の片隅で考える。 殺らなければ、殺られる。 分かっているのだ。そんなの基本中の基本だという事くらい。 ただ、こんな夜だと少し感傷的になってしまう。 馬鹿馬鹿しいと思いながらふ、と自分の手を見る。 何十、何百、何千もの命を躊躇いもなく奪いとってきたこの手。 血の臭いが、色が、染み付いているような錯覚に陥る。 実際、染み付いているのかもしれない。 赤は、昔、好きだった色だ。 燃えるような赤。 まるで何かを主張している、好きだよ。 だって、赤って綺麗じゃん。 それに、血って赤いじゃん?そんな綺麗な物が俺達の体ん中には流れてんだぜ?」 生きてるって気がする、っつーか、こう、あの、さ、なんか得した気になんねー?と寝惚けながらに聞いてくる悟空に馬鹿が、とまた呟き、悟空の手を握った。 「さんぞぉー?」 「俺は寒ぃんだよ。」 悟空は目をぱちくりさせたあと、破顔して、そっかぁ、と訳の分からない返事をしてジープに戻る三蔵の後を追いかけた。 ‐‐‐‐‐ お わ り やまなし おちなし いみなし! 何が書きたかったのか自分でも訳が分からない。ふはっwwwwwwww とりあえずアレです。マダムレッド死んだなぁ………と思って。 関係ないですよね。すいませんwww マダムレッド好きなんですwww [*前へ] |