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三空小説
悪夢
三空ですが金空も入ってます!
嫌な方は回れ右!
あと、こんぜんの字が違いますが、これは携帯が変換出来なかったので一番近いやつを使いました。




『じゃあな、悟空。』

そう言って俺に背を向けて歩き出す太陽にしがみついて泣き叫んだ。

『やだっ、嫌だ嫌だ!俺は金禪と一緒じゃなきゃ!
金禪と一緒がいい!』

『悟空。テメーも分かってんだろ。
さっさとどけ。』

『っ、やだ!』

太陽は非道にも自分にしがみつく俺を引き離すと本当に歩き出してしまった。

その太陽の背中を見つめ、大声で泣き叫ぶ。

『俺はどうすればいいんだよ!
天ちゃんも居ない!ケン兄ちゃんも居ない!
金禪まで居なくなったら……………俺には、何も残らない。』
最後の方は掠れながら呟くと、聞こえていたのか金禪はくるっと振り返るとあの紫暗の瞳で俺を見つめて言った。

『何も、残らないわきゃねーだろ。
お前には今の仲間がいる。』

『今の仲間って何だよ!
俺は金禪とケン兄ちゃんと天ちゃんと娜托さえ居れば何もっ、いらないのにっ!』

『知るか。後は自分で考えろ。
ただ、本当に欲しいものは死んだって放すんじゃねーぞ。
何がなんでも死守しろ。
分かったか?この馬鹿な阿呆猿が。』

そう言って後は俺が何を言っても振り返る事なく、ただ真っ直ぐに歩いていった。


『俺にどーしろって言うんだよ!
天国でも地獄でもいいから俺も皆と一緒のとこに連れてってよ!
本当に欲しいものは金禪達なのに!
もう掴めないし届かない!金禪が何を言いたいのか訳わかんねーよ!』

俺はその場で立ち尽くして空を見上げていたら誰かが俺の事を呼ぶ声がした。




「……………………う、」
『………………』

「………………空、」
『………………』



「ご…………空、……悟空、」
「っせーんだよ!誰が……………って、三蔵ー?」

「三蔵ー?…………じゃねぇよ!こんの阿呆猿が!
お前が魘されて煩くて眠れやしねぇ!
一体どんな夢を見たらそんだけ魘されんだ!
この馬鹿猿!」

三蔵は怒り狂って………とゆーか目が血走っててちょー怖い。
(あ、ちょーは古いのか。)

「えーと、確か真っ暗で……………………アレ?
真っ暗な事しか思い出せねぇ!?」

「ほー。死ぬ覚悟は出来たか?」

三蔵は銃を構えて今にも引き金を引きそうだ。

「わわっ、たんま!ちょっとたんま!
思い出した!確か本当に欲しいものは死んだって手放しすな、って夢だった!」

よな?と心の中で付け加えて三蔵を見やると、何故か、ホッとしたような顔をしていたのも一瞬で直ぐに怒り顔に変わった。
「そんな下らん内容で魘されて俺の催眠を邪魔していたのか?
よし、死ね。」
「ちょ、三蔵っ!銃ぶっ放すなよ!」

「うるせぇ。こちとらどっかの阿呆猿のせいで眠れなかったんだよ。」
「悪かったって!だから撃つの止めろよ!」


(この大切な日々と大切な人たちをもう二度と、手放すもんか。)

ん?もう二度と?
まるで、前にも失った事があるみたいな……………


………気のせいか。

ナイトメア
(おい猿!テメー朝食抜きの刑だ!)
(ひどっ、さっき謝ったじゃんか!)






 

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あきゅろす。
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