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仮面の学校
16



 俺達はまだ一応授業中の食堂に居た

 やはり寮と同様で
 きらびやかな外観になっている

 さして驚きもせず席へと向かう


 授業中ということもあり
 この時間帯には俺と篠ノ井しか居ない…
 だから席もがら空き…はずだった


 「あっ 青じゃねぇか
 久しぶりだな

 っと、隣に居るのは三夜か」

 あの黒いまりも野郎
 いや王道転校生とその取り巻きが
 そこに居たのだ

 何故授業中にテメェ等いんだよ
 俺も人のこと言えないが

 にしても、取り巻きが一昨日より
 なんか増えていないか?

 そして篠ノ井よ
 お前も奴と接触していたのか

 そんな目で見ていると
 篠ノ井に気付かれた

 「しゃあねぇだろ
 奴は生徒会と
 どんどん関わっていくから
 親衛隊に気をつけるように
 委員長の代わりに言いに行ったら
 こうなったんだよ

 誰が好き好んで奴と関わるんだよ

 ったく めんどくささ窮まりねぇ」

 あっ…篠ノ井 乙
 ごめん 俺も人のこと言えねぇ

 コイツと一応友達らしいから

 「そうなのか」一言だけ返すと
 さっきから自分が話しかけているのに
 除外されていたのが
 気に入らなかったのか
 王道転校生が乱入してくる

 「おい お前等!
 俺が話しているのに
 無視すんなよ

 てかさ 今からお前等も
 飯食うんだよな?

 一緒に食おうぜ」

 なんだなんだ
 女子並の話しの代わりようだな おい




* マエツギ #

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あきゅろす。
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