【AA】double ace 第4章までのあらすじ ディクセンを取り返すべく、ファーヌに賭博勝負を挑んだケイ。 景品としてユーシィを差し出し、激しい死闘を繰り広げた。 マラゲーニャは運で支配されている都市。 アレイとの特訓の成果と、自らの運を信じる強い心を用いて、ケイは見事賭博勝負に勝利した。 ケイの圧倒的な力の背景に、誰かを感じたファーヌ。 彼を問い詰めると、ファーヌの本当のフィロワであるアレイの事を知った。 アレイは夜道を何者かに襲われ、火で顔を焼かれた。 痕に残った火傷にショックを受け、仮面を被り、ファーヌの前から消えたと言う。 ファーヌが変わったのは、アレイの失踪が原因だった。 今はまだ戻れぬが、待っていて欲しい。 ケイがアレイの伝言をファーヌに伝えると、彼女は初めて涙を見せた。 その後、ファーヌは改めてケイを玉座に呼び出し、ユーシィをどう思っているのかと問い詰めた。 恋情はない、と疑わしいながらも否定するケイに、ファーヌは驚愕の真実を告げる。 [夢神子]の掟として定められた、三つの禁忌。 都市を離れてはいけない。 予知夢を悪用してはいけない。 生涯伴侶を持ってはいけない。 そして予知夢を見る度に[夢神子]は体力や精神力を消耗し、長くは生きられないと告げられた。 助ける方法を教えろ、とせがむケイに、ファーヌは残酷な真実を告げた。 「都市を選定しな…【カイザー】」 [夢神子]を呪縛から解き放つには、ケイが世界を選定する以外、方法はないという。 それは即ち、その他の都市の破壊も意味していた。 自らの使命の重さに悩まされたケイは、煩わしさを募らせたまま最後の都市へ向かう。 [次へ] [戻る] |