【AA】double ace 第2章までのあらすじ 要塞都市と呼ばれる南聖都ガノッサを訪れたケイとユーシィは、マオという青年に出会う。 フィロワであり軍の特務師団長を務めるマオは、【カイザー】であるケイに勝負を挑んだ。 決闘の話を聞き、都市を治める皇帝であり[夢神子]であるインガは、二人にハンデとして素手での勝負を言い渡した。 見事、マオの圧勝。 その結果に納得のいかないケイは、力を暴走させてしまう。 ユーシィは渾身の説教をし、何とか大惨事を食い止めた。 謁見の間で今後の話を進めるケイとユーシィ。 だがそこに現れたのは、反乱軍と名乗る刺客だった。 下剋上制度が行使されているガノッサでは、より強い者が皇帝として君臨できると言う。 だがインガの首を狙う刺客達との乱闘中に、マオを庇ってユーシィが怪我をした。 関係のない者を巻き込む愚行に怒りを覚え、ケイは破壊の力を解放する。 その結果玉座は全壊し、刺客達は灰となった。 ユーシィはその凄まじい光景に恐怖し、初めて【カイザー】という存在を恐れた。 その後ケイは、マオが真の皇帝であり、インガが影武者を演じていた事を知る。 けれどユーシィはそれよりも、何事も無かったかのように接するケイの顔を見れずにいた。 そんな彼女を見兼ねたマオは、ユーシィに問い掛ける。 「ケイが…怖いか?」 その質問に彼女が頷く事を承知の上で、マオはこのままケイと共に旅をしてくれと頼み込む。 ケイの不安定な力を制御する為に、ユーシィに傍にいてやって欲しい、と。 ケイの初めて出来た友の頼みに、ユーシィは快く承諾した。 そしてガノッサを発ち、次なるゲートへ向かうケイとユーシィ。 そんな二人の前に現れたのは、クレミアにいる筈のフィロワ、ディクセンだった。 [次へ] [戻る] |