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ワンピース


ドサッ・・・・!!!

「イテッッ・・・・」
私の名前はクミ
ごく普通にいる普通の人です
性別は女
そして、今かなりヤバい状況である

「・・・・;」
周りには鼻が四角くて長ーい人と金髪で髪が長ーい女の人とハトを肩に乗せてる人と顔が汚ーい男の人がいた

汚ーい男の人「オィィイイ!!!!てめェー俺だけ説明文おかしいだろ!!」

「・・・・そして・・・ハトを肩に乗せている人は・「聞いてる!?」・・・私の首に現在進行形で指を突き付けている・・・・」
クミは地面に座ったままハトの男の人に指を首に当てられている

ハトの人「・・・オイ・・・お前どこから入った?」

「・・・・いやいや・・・それ以前にここ何処ですか?」

ハトの人「俺の質問に答えろ」
首に指がめり込む

「ぐぉッ・・・・・いやいや、だから・・・・・ここ何処かって感じなんですよ」

ハトの人「お前の頭のネジの方が何処に行きやがった・・・・・」

「おぉー・・・ナイス突っ込み!」

ハトの人「あぁ?」

「ひィィイイーーー!!すみません!!」
両手を上げるクミ

金髪美女「・・・・ほらほら・・・ルッチ一旦その指を外したら?どうせ私達から逃げられないんだから」

ルッチ「・・・・・チッ・・・」
ルッチとかいう人が指を離す

「・・ん?・・今の舌打ちの意味は!?」

鼻が四角くて長ーい人「能力者か何かかのう・・・」

「・・え!?・・・(お、お爺さん!?)」

鼻が四角くて長ーい人「失礼じゃな。おぬし」

「・・・能力者ってナンデスカ?」
クミが聞くとその場に居た人達全員で冷めた目を向ける

「ツラい!!」

ルッチ「お前、悪魔の実知らねェのか?」

「・・・うげェ・・・何ですかその名前からしてヤバそうな果物は」

金髪美女「・・・本当に知らなさそうね・・・」

ルッチ「・・・長官」

顔が汚ーーい人「あ?何だ」
長官と呼ばれて顔が汚い人が返事をする

「・・え!?・・長官!?そんなに偉い人なの!?・・・・もっと・・・下っ端の・・・雑魚かと・・・・」

長官「今聞こえたぞ!!?」

ルッチ「・・・長官」

長官「あ、あ!何だ」

ルッチ「この不審者なんですが・・・・・異世界人なのでは?」

長官「・・は!?」

鼻が四角くて長い人「おいルッチ・・・とうとうおぬし歳か?」

ルッチ「おいカク、その鼻へし折られたいか」

「・・え・・・・そのままじゃん・・・カクて・・」

カク「・・・おぉおぉ・・・恐いのうルッチは」

ルッチ「うるせェ」

長官「・・まァ・・・政府の玄関口と呼ばれるこのエニエスロビーに来るバカなんてそうそう居ねェしな・・・・・・・その可能性は高いな・・・」

金髪美女「セクハラです」

長官「正論だから!!?」

カク「カリファおぬし長官の全てをいつも否定しておらんか?」
金髪美女の名前が発覚!!

カリファ「そんな事はないわよ」
メガネをクイッとあげる

「・・・・あのー・・・・」
クミが声をかけると全員がコッチを見る

「私多分異世界から来ました」

長官「あ!?」

カク「ルッチが恐いからってそんな嘘はしなくていいんじゃぞ?」

ルッチ「オイ、カクてめェ・・・」

カク「わー!」棒読み

「・・・だって・・・ここにはテレビも洗濯機も電子レンジも無いし・・・・ましてやスマホなんてなさそうですし・・・・・」

長官「あ?・・・何だ?そのスマホて・・・」

「そのままですよ・・・「さっさと答えろ(ルッチ)」・・持ち運びができる電話です・・・・名称はスマートフォンです」

カク「ほー・・・」

カリファ「・・子電伝虫・・・の事かしら」

「・・なんですか・・・その・・・かたつむりみたいな名前の物は・・・・「これじゃよ」・・・え?」
カクがクミの顔の目の前に背中が変なかたつむりを近づける

「・・・じ、人面かたつむりぃ〜〜〜〜!!!」
クミがいつも見ているかたつむりに顔がついているようだ
驚いて後ろにのけ反る

カク「・・おぉー・・・・お主柔らかいのう」

「これはかたつむりがキモイからです」

カク「・・ほれほれ」
カクがクミの顔に子電伝虫を近づけると

「うぇッ!!!」
ゴン!!!
そのまま石で出来た床に頭をゴンとぶつける

「「「あ・・・・」」」

「・・・・っ・・・」チーン
そのまま気を失ったクミ



*********



「・・・・・ん・・・」
ゆっくりと目を開けると知らない天井だ
そのまま起き上がる
ベッドでいつの間にか寝かされていた

ルッチ「・・・起きたようだな」

「・・ひっ!!?!」
声が聞こえてその方向を見るとさっきの男が立っていた

ルッチ「・・・お前が異世界人という事は分かった」

「・・・・」

ルッチ「・・本部に基本は連行だが、向こうは今忙しいらしい・・・・そこでお前にはここで給士として働いてもらう。ただし、自分の事は他の奴に知られるな」

「・・・・は・・・はあ・」
返事を一応する

ルッチ「・・・・」
ルッチはそのまま去っていく

「・・・ていうか・・・・給士って雑用って事じゃん・・・・」
クミはベッドから降りると部屋から廊下に顔を覗かせた

「・・・・居ない・・・」

カク「誰を探しているんじゃ?」

「・・・はひっ!!?」
いきなり声が聞こえて後ろを振り向くとさっきの四角い鼻の男が立っていた

カク「そんなに驚く事かのう・・・」

「・・い・・いえ・・・」

カク「ここで働くそうじゃな」

「・・・は・・・・はい・・そうです」

カク「・・・という事でわしが服を持ってきてやったぞ」

「・・・へ・・?」
カクはクミに服を渡す

カク「・・・・似合うとおもうぞ」

「・・あの・・・・」

カク「?」

「どうしてそこまで私に関わるんですか?」

カク「・・!!」

「こんないきなり現れて私は異世界人ですって言った人に対してどうしてそんな風に接することが出来るんですか?」

カク「・・・・」

「貴方達の服装を見てみると明らかに裏の仕事って感じがしますし・・・」
カクもそうだが、ここで会った人達の服装が全員黒の制服を着ているのだ

カク「・・・・」

「・・・監視ですよね」

カク「・・・そうだとしたらどうする?」
さっきまで笑顔だったカクの顔が真顔になる

「別に・・・・どうする事も私には出来ませんし・・・・・・されるがままです」

カク「・・・・」

「・・・・それと私は・・・・逃げませんよ・・・・・・・それ以前に・・・帰る所なんて・・・・・・ここにも・・・向こうにもないです。じゃあ、着替えてきますね」
クミは困ったように笑うと部屋に入った

カク「・・・・・っ・・」
少し顔を歪めるカク・・・・


数分後・・・・

ガチャッ

カク「お?」

「・・・・あの・・・・」
クミが着ているのはメイド服だった

カク「似合っておるではないか」

「・・・・///・・・早く案内してくださいよ」

カク「お?意見を言うようになったのう」

「・・・!!」

カク「さてと、行くかのー」

「・・・はい」
クミはカクに連れられて建物内を散策した

カツン・・カツン・・

カク「あそこが・・・・」

案内をされること一時間・・・・

カク「これで全部じゃなっ!」

「・・・け・・・結構広いんですね・・・」
クミの額には汗が出ていて、カクは汗一つ掻いてない

カク「これぐらいでくたばってたらわしらの給士など勤めれんぞ!」

「・・・・」
クミはカクから視線を外すと斜め下を虚ろな目をしてみている

カク「・・・今日はもう休むといいわい。明日給士が迎えに来ると思うしのー・・・」

「・・・はい、失礼します」
そのままさっきの部屋に戻ってった

カク「・・・・」

カリファ「・・・・カク」

カク「・・・!・・・何じゃ」

カリファ「・・・あなたらしくないじゃない」

カク「・・・何が言いたいんじゃ」

カリファ「いいえ?・・ただ、いつもの貴方なら・・・・「ただの気紛れじゃ」・・・そう」






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あきゅろす。
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