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ワンピース
「麦わらのルフィ」
ある日・・・

「・・・・ドフィ!」
クミがドフラミンゴの元に走り寄る

ドフ「・・どうした」

「私!悪魔の実食べる!!」

ドフ「!?」

「5年ぐらい前に聞かれたけどー私も能力者になりたい!」
クミはドフラミンゴに言う

ドフ「・・・本当に食う気か?」

「うん!面白そう!」

ドフ「・・・分かった。トレーボルに持って来させよう」

「ありがとうー」

ドフ「・あァ・・・・」

「ふふっ・・・楽しみー」

ドフ「・・一生カナヅ「私泳げないもん」!!・・フッフッフッフ!それ以前の問題だったか」

「失礼だよ!私に!!」
クミが両頬を膨らませてプクーっと怒る

ドフ「フッフッフッフ・・・すまねェな」
ポンポンとクミの頭をドフラミンゴは手を置いた

「・・!・・ふふっ・・」
クミは嬉しそうに笑う

ドフ「そういや、クミは26になったなァ?」

「うん!ドフィは39だね!」

ドフ「そうだなァ」

「ドフィはもう40になるのにスタイルいいねー」

ドフ「フッフッフッフ!それは、クミもだろう?・・・」

「!!///・・・っもう・・・ドフィったら///」

ドフ「フッフッフッフ・・・・あとで全員集まる、その時に持ってくる」
ドフラミンゴは歩いてった

「うん!」
クミはそのままコロシアムに向かった

「今日のコロシアムの優勝賞品はーっと・・・・ええ!?2億ベリー!?・・・ドフィもやるねェ〜」
クミはそのまま歩いて行くと

「あのー」

受付「・・!!クミ様・・・!」
受付の人がクミを見て驚く

国民「え!?・・クミ様!!」
周りの人がクミの周りに群がる

国民「ああ・・・今日も美しい!」

国民2「私もあれくらいのスタイルになりたいわ」

「・・・・中に入りたいんだけど」

受付「ど、どうぞ!」
受付の人にクミが付いて行く
カツカツカツ・・・・

中に入ると選手達が呟く

選手「・・・何だ!?・・あの美人は・・」

選手2「・・ファミリーの幹部だぜ?・・多分」

選手3「俺・・知ってる。・・ドフラミンゴといつもと一緒にいる女だ・・・・」

選手2「マジかよ・・!・・アイツって一定の女は持たねェって話だぜ?」

選手3「知るかよ・・・」

選手「とにかく、上玉って事は確かだ」

「「うんうん」」
クミはその中を歩いて行く

「・・・(・・それにしてもいつも活気に溢れてるなーコロシアムは)」
クミが周りを見渡して歩いて行く、受付の女性とはさっき別れた

「・・「おい」・・・?」
クミが声のする方を見ると

選手「こんな所にお前みてェな可愛い子ちゃんが来てるなんてなァ?俺と遊ぼうぜ?」

「・・・」無視
クミは無視して歩き出す

選手「!!・・おい!シカトしてんじゃねェ!!」
選手がクミを捕まえようとすると

「・・・ニヤ」
シャキン!!・・・・ドサ!!
クミは刀を抜くと選手を蹴り地面に叩きつける

選手「!!・・・は、速い・・・」

「私は貴方と遊ぶ気はない」
首元に刀の刃を当てる

選手「・・・!!」

「・・このまま貴方の体をバラバラにして遊んであげてもいいけど?・・・」

選手「ヒィ〜〜!」

「・・・ニヤ」
クミがそのまま刃を動かそうとすると

ディア「・・クミそこまでだ」

「!・・・今良い所よ」

ディア「・・・用事があって来たんだろ?」

「あ!そうだった」
クミは刀をしまって立ち上がるとディアマンテに走り寄る
タタッ・・・

ディア「ドフィから聞いたがアレを食べるらしいな」

「うん!そうなのー」

ディア「いきなりだな」

「だって面白そうじゃん?・・・」

ディア「・・そうだな・・・」

「それよりコロシアムを見たい」

ディア「こっちだ」

「うん」

ディア「・・そうだ、これ食うか?」

「ん?・・美味しそうー!」

ディア「ヴェルゴから贈られてきた」

「え!?・・今ヴェルゴさんがいるの!?この国に」

ディア「あァ・・」

「今何処に・・?!」

ディア「王宮だろう。クミにプレゼントがあるって言ってたぜ?」

「やったー!すぐに行って来る!」
タタタッ!!

ディア「!・・・速ェ・・」

タタタタッ!!!!

ディア「・・・ククク・・・」


タタタタタッ!!!
クミは最短距離で向かった

「・・・ヴェ――ル――ゴ―――さああん!!!」
クミが大きい声で叫ぶと中庭に居たドフィとヴェルゴが振り向く

ドフ「!!」

ヴェ「!!・・クミか!?」

「そうだよーー!」
ドン!!!
クミがヴェルゴにダイブする

ヴェ「!」

「久しぶり!!」

ヴェ「・・綺麗になったなァ・・・2年ぶりか?」

「うん!」

ヴェ「今日はお前にプレゼントを持ってきた・・・魚人島のお菓子と・・・・ん?・・・おかしいな・・魚人島のお菓子がないぞ・・・」

ドフ「お前さっきディアマンテの所に置いてきたと言っていただろ」

ヴェ「そうだった。・・・だがこれはあるぞ」
ヴェルゴから小さな包みをもらった

「??」
包みを開けるとそこには

「・・!!ローブ!!」
黒いローブだった

ヴェ「・・悪魔の実の能力がヒトヒトの実の魔術師となれば、お前に似合うぞ」

「ありがとう!!」

ヴェ「お前は俺の妹のようなもんだ」

「ふふっ」

ドフ「フッフッフッフ・・・」
プルルルルル・・・

ドフ「!・・・俺だ」

ディア「ドフィ〜こっちは終わったぜェ〜?」

ドフ「なら全員を集めろ」

ディア「そう言うと思って全員そっちに向かってるとこだ」

ドフ「フッフッフッフ・・・行動が早えな」

ディア「当たり前だろう?」
ガチャ・・・ツー・・ツー・・

ヴェ「久しぶりに全員が揃うな」

ドフ「あァ」

「・・・そうだー!ヴェルゴさん!いつ帰っちゃうの?」

ヴェ「そうだな・・・・明日ぐらいには帰らないといかんな・・」

「えェー・・・」

ドフ「フッフッフ・・クミはヴェルゴを好きだな」

「うん!ヴェルゴは私のお兄さんだもん!!」

ドフ「フッフッフッフ・・・」

ヴェ「・・・そうだ、ドフィ」

ドフ「?」

ヴェ「七武海の召集が来たと思ったんだが・・」

ドフ「あァ・・・アレか」

ヴェ「・・・どうするんだ?」

ドフ「そうだなァ・・・島の興業がうまくいってるからな・・・・・暇だし行くか・・」

「え!?私も行く!」

ドフ「!?」

「・・ダメー?」

ドフ「・・・いいが、どっかの島で待っててもらうぞ?」

「えええーー!何でよー」

ドフ「お前一人を待合室に置いて行くわけにはいかねェ」

「・・・ぅー・・ん・・・分かった・・・」

ドフ「・・フッフッフ・・」

その日の夜・・・

「・・・・」

ファミリー達「「「・・・・」」」
クミの周りにファミリー達が集まってみている

「・・・これ・・・グルグルしてるね・・」
目の前の皿にはグルグルと渦を巻いている実がある

ドフ「・・食っていいぞ・・」

「・・うん・・」
クミは実を切ると口に運ぶ

パク・・・

「・・・!?!??!?!・・・マッズーーイ!!!!!」
クミは口を押さえる

ベビー「これを飲んで」
ベビー5はクミに水を渡す

「ゴクゴクゴクッ!!!・・・ぷはー!・・・ゼェ・・・ゼェ・・・・」

ディア「何か変化はあるか?」

「・・??・・何もないよー?」

ドフ「フッフッフッフ・・・・その内分かるさ」

「うん!」

ジョーラ「これでクミも能力者ザマス!」

グラ「能力の特訓も必要だな」

ラオ「ふむ・・・」

トレ「べへへへへ!!」

「あーそうだ」

ドフ「?」

「いつここを出るのー?」

ドフ「・・・気が向いたらな」

「ええーー」

ヴェ「クミは能力を早く試したいんだろう」

「そうそう!!流石はヴェルゴさん!!」

ドフ「・・フッフッフッフ・・・そうか、なら明日ぐらいには出るか」

「うん!!」

次の日・・・

「行ってきまーす!!」

ディア「死ぬなよー」

ドフ「フッフッフッフ!!」

ジョーラ「若様!クミにケガがないように!」

ドフ「当たり前だァ」

ファミリーの幹部達に見送られてクミ達は出航した

ジャヤに着いたのはその1週間後だった

「・・着いた―!!」

ドフ「フッフッフッフ・・・じゃあ俺が迎えに来る時は連絡する」

「うん!」
ドフラミンゴを乗せた船はマリージョアに向かった

「・・・とりあえずお腹空いたなー」
クミは近くの飯屋に行くとご飯を済ませた

「・・ふあー・・・」
刀には布が巻いてある


そして、数日が経ち港に着くと

「んんーー?可愛い船があるー!」
船首が羊の船が港に置いてあった

「・・あの海賊旗は・・・確か・・・・・そうだ・・!!!麦わらの一味だ・・!」
クミはその船に近づくと甲板に降りた

スタ!!

?「!?」

?「うわ!!」
長鼻の男とタヌキのような動物がいた

「!!!可愛い!!」
クミはそのタヌキのような動物に抱き付く

?「なな何をするんだ!!放せー!」

?「お前何者だ!?」

「・・海賊」

?「ええー?!」
長鼻の男がびっくりする

「失礼だな・・・君達」

?「・・わ・・わりい」

「まあ良いけど」

?「いいんかい!!」

ガチャ・・

?「何を騒いでやがる・・・」
中から金髪のグルグル眉毛の男が出てくる

「・・・(この男・・強い・・)」
クミは目つきを変えて覇気で男の強さを測るが

「・・・(まだまだだね・・・)」

?「ぬおお!!これは!!超おお美人!!!」

「!?!?」
男はクミの手を取ると膝を着く

?「てめェは誰でもそんな態度取んのかー!!」
長鼻の男が突っ込む

「!!・・あははははーー!!面白いね!君達!!!私の名前はクミ!よろしく!」

?「あァいやいや・・・俺の名前はウソップ」
長鼻の男が言う

?「俺はサンジだ」
金髪の男

?「トニートニー・チョッパーだ」
タヌキのような動物

サ「クミちゃんは何者なんだい?」

「ん?海賊」二コッ

サ「!?・・君が?」

「ちょっとちょっとー私の事見くびっちゃー困るよ?」

サ「・・いや・・だって・・」

「この船には賞金首がいないみたいだねー・・・いや、今はただ出掛けてるだけ?」

「「!!!」」

ウ「・・てめェ・・ルフィとロビンとゾロの首を狙って・・・」

「だとしたら?」

ウ「よォーし!お前を倒してやる!やれ!サンジ」

サ「やらねェよ!!」

「あははははは!!!」

ウ「むむむ・・・」

サ「それよりお茶でも?」

「えー・・・どうしよっかなー・・・・それよりこの船ボロボロだね」

ウ「ああ・・・・今から直そうと思ってな」

「・・出来るかな・・」

「「「???」」」
クミは船の壊れた所を触れると

「・・・直れ・・」
ポワワン・・・
壊れた所が白く光る
光が収まると

ウ「!!!」

サ「直ってる!!!」
船の壊れた所が直っていた

「やったー!!出来たー!!」

ウ「まさか能力者か?」

「うん!」

サ「・・しかも、試したのか?」

「うん!」

ウ「おいおいおい・・・」

「まあ、直ったし良かったじゃん?」

ウ「まあ・・・そうだけど・・」

「・・それより、私は能力が成功して良かった!」
クミは数日遊んで能力の練習をしていなかった為試したのだ

「・・ねェーサンジさん」

サ「サンジでいいよ」

「うん!サンジはさーコックなの?」

サ「!・・そうだ、俺はこの船のコックだ」

「ふーん・・・・」

すると

ウ「お!アイツ等が帰って来た!!」

「?・・アイツら?」

サ「んナミすわ〜〜ん!!!」

「?」
クミが見るとそこには緑髪の剣士と赤いベストの男とオレンジ色の髪の女性がいた

ナミ「誰ー!?」

サ「ああ・・・船を直してくれたんだ!」

チョ「それより酷い怪我だ!どうしたんだ!?」
チョッパーは船医らしく大怪我をした二人の治療をする

「・・・」
その光景を見ているクミ

ルフィ「へェーお前能力者かー」
赤いベストの男

ゾ「・・・」
緑髪の剣士

「・・まァね・・」

ル「すげェーな!!」

「・・ありがとう」

ウ「何の能力だ?」

「・・ヒトヒトの実、モデル魔術師」

ウ「魔法使いか何かか!?」

「・・そんな感じ・・かな」
クミはルフィをガン見している

ル「・・何だ・・?」

「・・貴方があのクロコダイルさんを・・・倒したの?」

ル「おう!そうだ!!」

「・・・なら彼はインペルダウン行きね・・」

サ「知っているのかい?」

「うん。彼とは会った事があるからー」

ゾ「・・お前・・剣士か?」

「お!?流石は海賊狩りさん。まあ、剣士に近いかなー・・・・」

ナ「それより!!何なのよ!!アイツ等!!」

「?」

ナ「空島って言った途端に笑ったのよ!!!?」

「・・空島・・?」

ル「そうだ!俺達空島に行きてェんだ!!」

「・・空島か・・・・私も興味ある・・」

ル「なら!おれ達と来るか!?」

「!?」

ウ「おィい!!ルフィ!!まだ何者か分かんねェのに何言ってんだ!!」

ナ「そうよ!?」

ゾ「・・・」

「・・あはははは!!私は彼にしか付いて行かないから行かないよー」

ゾ「・・彼って誰だ・・?」

「・・知ったら驚くからやめた方がいいよ」

ウ「そんなにヤバいのか!?」

「うーん・・・多分・・?・・・私達はドフィって呼んでるよー」

サ「ドフィ・・?何かの名前か?」

「そう!あだ名だよー!」

ロビ「フフ・・・・」
黒髪の女性が降り立つ

「!?」

ナ「ロビン!」

ロビ「・・凄い大物さんがいるわね」

「・・あれー?二コ・ロビンさんがいるー・・あ、さっき言ってたな・・そういえば・・」

ナ「何よ、大物って」

ロビ「ふふっ・・」
ロビンが腕を回すとクミの肩に腕が生えて

バサッ!!
ローブが剥がされる

「!!!!」

「「「「!!!!」」」」

ナ「あああーーー!!!そのマーク!!」

「・・いきなりだねェー」

ロビ「フフッ・・・」

サ「どうしたんだい?ナミさん」

ナ「そのマーク!!昼間私達の事を笑ったやつらのと一緒!!!」

「ええ?!」

ル「お前・・」

「ちょちょちょ・・・・待って!!ドフィがいるなんて聞いてないし!!・・・じゃあ・・誰!?」

ゾ「・・おい、ルフィ」

ル「あ?」

ゾ「同じマークだが、アイツ等とは違う気がするんだがお前はどう思う?」

ル「・・それは俺も思った」

ナ「でも、同じよ?」

「・・んー・・・ドフィに聞いてみなきゃそれは分かんないけど、ドフィの顔を汚す奴は私が殺す」

ウ「恐!!!」

ロビ「ふふっ・・・ドンキホーテ・ドフラミンゴね?貴方の船長」

「おおお!!凄い!!分かったんだ!」

ウ・ナ「「え?・・・・今なんと・・?」」

ロビ「ドンキホーテ・ドフラミンゴよ」

サ「七武海じゃねェーーか!!!」

ル「・・誰だ?」

ゾ「さア・・?」

「そう!私の船長はドンキホーテ・ドフラミンゴ!!よろしくねー」
ぎゃああーーーー!!!

ナミ達が騒ぐ

ロビ「ふふ・・・噂で聞いたわ。彼が大事にしている女がいるって、その女は布に包んだ刀と黒髪、肩に刺青があるという噂をね?」

「おおおおー・・・ええ?!・・」

ウ「そそそそんな大物が何故この島に!?」

「・・・ドフィが会議だからー私はこの島でバカンスー!」

ナ「待って!!ソイツが来たらどうするの!?」

「大丈夫!貴方達を襲わないように言うけどー止められなかったらそこまでー」

「「おいおいおいおい!!!」」

ロビ「・・そうだわ、航海士さん」
ピッ!!
ロビンがナミに紙を渡した

ナ「?」

ロビ「この島の地図よ。そこの印の所にモンブラン・クリケットという男がいて・・・」

「・・」
クミはロビンの話を途中まで聞いて途中からボーっとし始める

ナ「・・そうね・・・」

ル「行ってみよう!!」
島の裏側に行くらしい

ル「クミも来るか?」

「え!?・・何処って?」

ロビ「島の裏側よ」

「あー・・行く!!」

島の裏側に着くとそこには頭に栗が乗った男とゴリラが二人居た

「・・・ははは!」
クミ達は飲みまくっていた
そして、真夜中にサウスバードという鳥を捕まえるハメになった
クミも賛同する事にした

「・・・」
森ではクミは一人遭難した

「・・・しまった・・・」
そして、後ろに気配を感じて後ろを見ると

「・・・え・・・」
そこには巨大なムカデが居た

「・・嘘・・・・・」
ムカデの後ろには色んな虫がいた

「・・きゃあああーーー!!!!」
クミは走り出す
ダダダダッ!!!・・・・

すると

ル「おい!大丈夫か!!」

「!!麦わら!!」

ル「・・ぬあ!!」
ルフィはクミの後ろの虫に驚く

「走って!」
ルフィも走り出すとチョッパーも居た

チョ「ぎゃああーー!!」

ル「うわあああーーー!!」
ズバズバズバ!!!
ルフィの虫網が切り刻まれる。カマキリに

「・・何でここの虫はデカいの!?

ル「さっきよりも増えてねェか!?」

「・・!・・もう嫌!!」
クミが腕を振り回すと
パキィン!!
虫たちが凍った

「ええ!?」

ル「あああ!!凍った!?」

チョ「えー!?」

「・・・?」
3人はとりあえず止まった

「・・とりあえず、皆で集まろう」

ル「ああ」
一味で集まる事にした

ウ「サウスバードがこの森の指示者のようだ」

ナ「みたいね・・・」

サ「どうする・・?」

ぎゃーぎゃー!

上から鳴き声が聞こえる

「?」

ル「ああー!!」

ウ「アイツだ!」

「・・・ニヤ・・」
ヒュン!!
クミは一瞬でサウスバードの後ろに回る

サウス「!?」

「捕まえた!」
ガシ!!
クミはサウスバードを捕まえた

「「「え〜〜〜!!!」」」

ル「すげェー!!」

ロビ「ふふっ・・」

ゾ「・・見えなかった・・」

「・・さて、帰りましょうか」

ル「おう!」


船のある所に戻ると

「!!」
ひし形のオッサンとゴリラ達がやられて倒れていた

ル「おい!オッサン!!」
ルフィが起こす

ナ「ルフィ!!」

ル「ん?」

ナ「金塊が盗まれてる!!!」

ル「ん・・・」

クリケット「いいんだ、そんなのはよ、忘れろ・・・それよりお前ら・・」

ウ「そんなのって何だよ!おっさん10年も体イカれるまで海に潜り続けてやっと見つけた黄金じゃねえか!それをそんな・・」

クリ「黙れコラ!いいんだ・・・これはおれ達の問題だ・・聞け!猿山連合軍総出で掛かりゃあんな船の修繕強化なんざわきゃねぇ!朝までには間に合わせる!お前らの出航に支障は出さねえ!いいか、お前たちは必ずおれ達が空へ送ってやる」

マシラ「・・おやっさん・・」

ゾ「おい!ルフィ!」

ル「ん?」

「・・!!」
ゾロが指さす所にはマークがあった

ナ「ベラミーのマーク!!」

「・・!」

ゾ「手伝おうか?」

ル「いいよ、一人で」

ナ「ダメよ、ルフィ、バカなこと考えちゃ!出航予定までもう3時間ないんだから!」

ル「海岸に沿ってったら対岸の町に着くかな」

ロビ「ええ、着くわよ」

クリ「おい小僧、どこへ行く!てめえ、余計な真似すんじゃねえぞ!相手が誰だかわかってんの・・・」
ゾロがクリケットの前に刀を出す

ゾ「止めたきゃコレ使えよ」

クリ「・・・小僧」

パキッパキ・・
ルフィは指を鳴らすと

ル「朝までには戻る」

「・・・」
ルフィは走って行った

「・・・最悪」

ナ「・・え?」

「・・貴方達を昼間バカにしたのは・・・ベラミーって言う奴?」

ナ「・・そうよ」

「・・・麦わらが勝てばアイツはドフィの顔を汚した事になり、ベラミーが勝てば・・・私がベラミーを殺す・・・まあ、アイツの立場は最悪って訳ね」

ゾ「・・どういう事だ・・!」

「・・・ドフィに連絡取る・・・」
クミはそう言うと刀を置いて何処かに消えた

ナ「・・・・」

ウ「・・ルフィ!!勝てー!」

ナ「・・クミはベラミーの仲間?なのに・・何故・・・」

ロビ「・・そうね・・」

サ「不思議な子だ」

チョ「クミは敵なのか?」

「「・・・・」」

ナ「きっと違うわ!あんなに優しいんですもの!空島も笑わなかったし!」

ザッザッザッザ・・・・

「・・・・」
プルルルルル!!

ガチャ

ドフ「クミ、どうした」

「・・一つ聞きたい事があって」

ドフ「どうした?」

「ベラミーって知ってる?」

ドフ「!・・・あァ、アイツか」

「・・アイツが私の友達の友達の大切な物を取ったんだけどー・・・」

ドフ「・・?」

「今その友達が大事な物をベラミー倒しに行ったんだ。」

ドフ「その友達の名は?」

「・・・内緒ー」

ドフ「・・・はぁ・・・・今かなり怒ってんな」

「・・うん」

ドフ「少し待ってろ。2,3日後ぐらいには着く」

「うん」

ドフ「・・ベラミーって奴には俺の海賊旗を貸している」

「・・分かった」
ブチ・・・ツー・・ツー・・
クミが船のあるところに戻ると羊の可愛らしい船がニワトリ・・・・のような感じになっていた

ゾ「・・終わったか・・」

「・・うん・・・ベラミーはドフィの・・・手下だった・・・」

「「「!!!!」」」

「・・ごめんなさい・・・!」
クミが頭を下げると

ナ「何言ってんのよ!」

ロビ「・・そうよ」

ナ「私達が嫌いなのはベラミーよ。貴方が謝る事でもないわ」

「!!」

サ「そういう事さ!」

「・・・ありがとう・・・ドフィは2,3日後ぐらいに来るって言ってたからあなた達はとりあえず無事だよ」

ウ・ナ「「良かった〜〜〜!!」」

「ははは!」

ゾ「・・ったく・・・」

ルフィが戻って来たのは次の日の朝だった

「・・・・」

ナ「遅い!!」

すると

ル「おおおーーーーい!!!」

「?」

ル「見てくれよー!!ヘラクレスーー!!」
ルフィの手にはヘラクレスが握られていた

ナ・ゾ・ウ「「「何しとったんじゃーー!!」」」

「・・・あははは・・」

そして、ルフィ達は出航する

ル「じゃあな!」

「・・うん!また会えるといいね!」

ゾ「次に会った時は剣を交えようぜ」

サ「今度は美味しいケーキを沢山作るぜ」

ナ「またね!」

ロビ「ふふっ・・・」

チョ「怪我するなよ!?」

ウ「今度はこの俺様の空島での武勇伝を聞かせてやる!」
ノックアップストリームに乗って空に飛んでいった

「・・・」

クリ「・・お前は今からどうするんだ?」

「そうだねー・・・・街をもう少しブラブラするよ」

クリ「そうか」

「じゃあねー」
クミは刀を持つと街に向かった
街はルフィとベラミー戦いの跡だ残っていた

「・・へェー・・・」
クミはある程度見渡すと酒場に入って昼食を食べる

「・・・もぐもぐ・・・・」
食べ終わるとクミは宿屋に向かった
2日が経った酒場でのことだった
クミが一人で酒を飲んでいると

サーキース「・・よう、一人か?一緒に飲もうぜ?」

「・・私一人で飲みたいんで」

サー「・・俺の誘いを断る気か?」

「・・・あら・・・私を誘惑する程の男じゃないし?・・・・麦わらに負けたんじゃ・・・ダメだよ」

サー「!・・・んだと・・!」

「・・あのさ、ドフィの配下に貴方達みたいなのは要らないんだよ」
クミはローブを脱いでカウンターに置く

サー「!!・・・まさか・・」

「・・ドフィのシンボルに泥をぬった罪・・・重いよ?」
サーキースはクミの肩にある刺青を見ると

サー「・・あの噂の・・・ドフラミンゴの・・・」

「クミよ・・お見知りおきを・・・・まあ、貴方達は・・・ドフィに・・・始末されるけど?」

サー「どういう・・・」

「・・ベラミー・・・聞こえてるんでしょう?」
クミがそういうとベラミーが入って来る

ベラミー「・・・;」

「・・・あはははは!!・・・ドフィは貴方達みたいな奴らが本当に嫌いなの・・・・さっさと消えないと・・・・貴方達・・・消されるよ」

ベラミー「そんな訳ねェ!!」

サー「!!」

ベラミー「・・そんな・・・筈はねェ・・・」

「そう?・・・ここに残るのも消え去るのも貴方達の自由だけど・・・あとの事は知らないよ?」
クミはローブを被ると刀を持ってそのまま外に出る

「・・・」
そして、港に向かう

その日の夕方・・・

「・・・」
クミが港で待っていると

プルルルルル!

「!」
ガチャ・・・

ドフ「おれだァ」

「ドフィ!!今何処?」

ドフ「もう見える」

「本当!?」

ドフ「・・あぁ・・・」
バサッバサ!!
クミの視界にピンク色のモフモフが見える

「あ!!見えた!!一旦切るね!」
ガチャ・・ツーツー・・

スタン!!

ドフ「・・フッフッフッフ・・」

「ドフィー!!船はー?」

ドフ「早くお前に会いたくてな、置いてきた」

「またまたそんな冗談をー」

ドフ「冗談じゃねェよ・・・それより、ベラミーは何処だ」

「あそこの酒場ー」

ドフ「フッフッフッフ・・・」
ドフラミンゴが酒場の方に向かいクミは宿に戻って身支度をした
荷物を船に運び終わるとドフラミンゴの方にむかった
丁度前からドフラミンゴが歩いて来る

「ドフィ!」

ドフ「あ?・・・アイツ等はもういらねェ・・」

「分かった」

ドフ「帰るぞ」

「はーい」
クミとドフラミンゴが船に乗ると出航した

「・・・ふあ〜・・・」

ドフ「何だクミ眠いのか?」

「・・・うーん、そうかもー!」

ドフ「フッフッフッフ・・・そんなに練習したのか?」

「んー?・・・そうだ!凄い能力なんだー!」

ドフ「そうか」

「うん!ほら!」
クミがドフラミンゴに手を向けると
ゴオオーーー!!
風が吹く

ドフ「・・・!!!」

「凄いでしょ!?」

ドフ「・・ああ・・・」

「へへっ!これでドフィの役に立てる!!」

ドフ「・・・お前は居るだけでも俺の役に立っている」

「え?・・何て・?」

ドフ「フッフッフ・・・・何でもねェよ」

「????」

2日経ちある島に泊まる事にした

「ドフィ〜!一緒に島に降りようよー」

ドフ「ちょっと待て・・・やる事がある」
クミがドフラミンゴの部屋を覗くとドフラミンゴが紙を見ていた

「・・うーーん・・・・・・じゃあさ!先に行ってるから後で連絡頂戴ね!」

ドフ「ああ」
ドフラミンゴは片手をあげて返事をする

クミは刀は置いてお金と電伝虫だけ持って島に降りた

ザッザッザ・・・・

「おおー、可愛い服がいっぱい!」
クミは服屋に入ると服を買った

「新しい服も買ったし、あとはパフェを食べるだけ〜」
クミはカフェに入るとチョコレートパフェを食べる

「・・ん〜美味しい・・!」
クミがパフェを頬張っていると

男「よォ嬢ちゃん。一人かい?」

「ん?・・今は一人だけど後で来るよー」

男「俺と遊ばね?」

「・・遊ぶ?」

男「良い事しようぜ?」

「・・・あ!鬼ごっことか?」

男「!?・・・・」

「ち、違うの!?」

男「もっと他の事さ」

「・・えーヤダー」
クミはパフェをまた食べ始める

男「・・・いいじゃねェ〜か」

「鬱陶しい」
ヒュ!!
クミが近くにあったフォークを男の首元に一気に当てる

男「!!」

「・・・これでも新世界の海賊・・・・あんまり怒らせないで」

男「!!・・す、すいません〜〜!」
男は怯えるようにして走って行った

「・・ふん・・!」
クミはパフェを食べ終わると外に出る

「・・ドフィったら遅いな」
プルルル!

「お!」
ガチャ

ドフ「俺だ」

「ドフィ〜!」

ドフ「今何処だ?」

「今ねパフェを食べていたの!チョコの!」

ドフ「フッフッフ・・・美味かったか?」

「うん!それでねそれでね!」

ドフ「ああ・・・」

「・・話は後でするね!えーっと・・・此処は・・・」
クミはドフラミンゴに場所を教える

ドフ「・・すぐに向かう」

「うん」
プツッ・・・・ツーツー・・・

「・・ふふっ・・・」
すると
とんとんっ・・
肩をつつかれる

「はい?」
クミが後ろを見ると
ドガッ!!!

「うっ・・・」
誰かに殴られて気を失う
ドサッ・・・




「・・う・・・」

男「起きたか」

「・・!・・・さっきの・・!」

男「・・お前を捕まえてお前のさっき話していた船長から身代金をもらおうと思ってな・・・新世界の海賊なら金ぐらい沢山あんだろ」

「んー・・・まああるね」
クミはそう答えると自分にまかれた海楼石の錠に気付く

「・・・」

男「・・新世界となると大概能力者が多いからな。海楼石の錠で縛らせてもらった」

「・・ふーん・・・」

男「・・お前怯えたりしねェのか?」

「・・するわけないじゃんかー・・・・それより貴方達は逃げなくて大丈夫?」

男「・・??」

「・・ほら・・・5・・4・・3・・「何を・・!?」2・・・1・・・」
クミがカウントをすると
ドガァアンンン!!!!!

男「!?何だ!!」

「・・来たよ〜私の船長が」

男「・・!!覇気使いか!」

「・・そうそう」
すぐだった

ドガン!!!
扉が蹴り飛ばされる

男「!!」

「・・早かったねー!」

ドフ「フッフッフッフ・・・怪我はねェか?クミ」

男「お前は・・!!!・・まさか!・・お前の船長って・・」

「そう!ドンキホーテ・ドフラミンゴ〜!ドフィだよ〜!」

男「・・しまった・・!!・・・七武海に・・・」
男が後ずさりをする

ドフ「・・・俺の家族に手を出すとどうなるか・・・・思い知らせてやるよ・・・・フフフフ・・」
ドフラミンゴはクミの横を通り過ぎようとするが

「・・ドフィ〜!」

ドフ「!」

「錠を解いてー」

ドフ「・・・待ってろ」
ドフラミンゴが指を動かすと鍵が飛んで来た

男「何だと!?」
カチャカチャ・・・ガッシャン!!

「あー・・楽になった」

ドフ「・・大丈夫か?」

「うん!」

ドフ「・・この船沈めるか」

「それいいね〜」

ドフ「お前は先に出てろ」

「はーい」
クミがその部屋を出ると気配が一つ消えた
クミは敵船にいたらしい
船から降りると船を見つめる
ズバアン!!!
船がバラバラになった
スタッ!!

ドフ「・・フッフッフッフ・・」

「さ!早く街に行こう!」

ドフ「そうだな」
二人は街に行く

「そういえば服が・・・」
クミが沈んでいると

ドフ「フッフッフッフ・・・」
ガサッ・・
ドフラミンゴが紙袋を出した

「ああ!!」
それはクミが買った服だった

「ありがとうー!!」
ボフッ!!
クミはドフラミンゴに抱き付く

ドフ「・・フッフッフッフ・・・」
その日はずっとドフラミンゴと島で遊びまくった



「今日は楽しかったー」

ドフ「それは良かったな」

「うん!」
クミの両手には袋が沢山だ
船に戻るとドレスローザに戻った





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