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ワンピース
出逢い

「・・・・すー・・すー・・」
クミはいつも通り起きる

「・・・朝か・・・」
クミは出勤すると電車に乗る
ガタン・・ゴトン・・・
今日も同じ1日が始まる・・・そう思っていた
だが
ガコン!!!

「え?!」
わあああ!!!!
ガラガラガラ!!!!
電車が脱線して崖を転がり落ちる

「きゃ!!」
電車は川に落ちる
そこからクミの意識はない



クミはベッドの感覚で起きる

「・・・・(病院かな・・・多分・・)」
クミは目を閉じたまま考える

「・・・・(私・・・あの後どうしたんだろ・・・)」
クミが目を開けると

「・・・・は・・・?」

?「起きたか・・・」

「・・・(ちょっと待てェーー!!!)」
クミは目の前の人物に驚く、だって漫画に出てくる世界一の剣豪と同じ顔だからだ!!服装も同じだ

「・・・(何かのコスプレ!?・・・でも、本物っぽいし!!・・・そうか・・・私・・・異世界に来ちゃったのかもー・・・・!!)」

鷹の目ミホーク「怪我をしているようだからな・・・俺の家に連れて来てやった」

「え・・?!・・・ありがとうございます(さり気なくの上から目線・・・・ん?・・今家って・・・言った!?)」

ミホーク「主は何処出身だ?」

「・・・え・・・」

ミホーク「どこだと聞いているんだ」

「・・・に・・・日本・・・です」

ミホーク「・・二ホン?・・・何処だ」

「・・・国です。私の故郷です」

ミホーク「・・・そうか・・・」

「あなたの名前を聞いても?」

ミホーク「オレを知らないのか・・・」

「・・はい」

ミホーク「・・ジュラキュール・ミホークだ」

「・・・ミホークさん・・・ですね・・・」

ミホーク「あぁ・・・・主の名前は」

「クミです・・・・」

ミホーク「クミ、一つ聞くがいいか?」

「・・・はい」

ミホーク「異世界人か・・・?」

「!!!・・・・はい、多分」

ミホーク「・・だからか・・俺の船に空から落ちて来たのだ」

「・・・そうだったのですか・・・・」

ミホーク「これからどうするのだ?」

「!!!・・・・どうすると言われましても・・・」

ミホーク「海軍にバレたら監視だぞ」

「!!・・・私嫌ですよ。」

ミホーク「・・・・」
ミホークは考える仕草をすると

ミホーク「ならば、俺の料理人はどうだ?俺も自分で作るのが面倒なのだ」

「!!・・・いや・・・でも・・・」

ミホーク「見るからに独り身のようだが?」

「・・・(失礼だな!!)・・・分かりました・・・」

ミホーク「決まりだな・・・」

「・・・」
ミホークは立ち上がると

ミホーク「主の傷が治ったら隣島に行くぞ」

「・・・!!・・」

ミホーク「服などを買わなくてはな」
カツカツカツ・・・
ミホークは去ってった

「・・・・あんな事言ってるけど・・・・どうせ、すぐに裏切るんだ・・・・」
クミは無表情に呟く


傷が治るとクミは棺桶のような船に乗りミホークと隣島に向かった

「・・・」

ミホーク「・・・」

「・・・(この時間要らん!!!早く島に着いてェ〜〜!)」
島に着くと

ミホーク「行くぞ」

「・・はい」
クミはミホークの傍を歩くがミホークに色んな視線が集まる
服屋に着くと

ミホーク「・・・俺はここで待っている」
ミホークは服屋には入らず外で待ってくれるらしい

「・・・ありがとうございます」
クミは金を貰うと服屋に入ってった
服を買うと

ミホーク「・・・終わったか」

「・・はい」
クミは下を向いて歩いていた。
すると、案の定・・・

「・・・しまった・・・逸れた・・!!・・迷子になってしまった・・・」
クミはミホークの姿を探すが見つからない

「・・どうしよう・・・!!」
クミがさまよっていると

ガッ!!!

「ん!!」
クミは誰かに路地に引っ張られると
ドガ!!

「う!!・・・・」
お腹を殴られて意識をなくす

男「・・本当に鷹の目は来るのか?」

男2「来るはずだ・・・きっとアイツの女だ」
男達は何処かの海賊らしい。彼らはクミを背負うと自分達の船に戻った


その頃・・・ミホークは・・・

ミホーク「・・・クミは何処に行った?」
ミホークはクミを探していた

ミホーク「・・・・・(まさかこの俺があの女をな・・・・・いつも通りなら海軍に引き渡しただろうな・・・)」
ミホークはそんな事を思いながらもクミを探す






「・・・ん・・・」

男「お!女が起きたぞ!」

「・・・此処は・・・」

男「おい、女」

「・・・は?」

男「お前、鷹の目と一緒に居た女だろ?」

「・・まあ・・・」

男「ならアイツを呼べよ、電伝虫持ってんだろ?」

「・・?・・デンデンムシ・・・?」

男「お前・・知らねェのか?」

「・・はい・・・」

男「・・マジかよ・・・」

男2「どうすんだよ」

男「とにかく船長呼ぼうぜ」
男達は部屋を出るとすぐに戻って来た
ブサイクな船長を連れて・・・

「・・・!(キモイ・・)」

船長「ほう・・お前が・・・」
船長はクミを見る

船長「なかなかの上玉じゃねェか・・・・」

男「鷹の目といましたから」

船長「あいつが来るまでに遊ぶか・・・・おい、お前ら。この女を俺の部屋に連れてけ」

「「「はい」」」

「・・え・・・・」
クミは嫌な予感しかしない
クミは男達に船長室に連れて行かれるとベッドに放りこまれる
ボフッ!!

「きゃ!!」

船長「・・・・」
ブサイクな船長はクミに近づくと覆いかぶさる

「イヤっ!!降りて!!」
クミが抵抗すると
バン!!
顔を殴られる

船長「じっとしてろよ!」

「・・!!・・・(恐い・・!!)」
クミは船長にされるがままで服を脱がされそうになると

バタバタ!!ガチャ!!

男「船長!!!大変です!!」

船長「あ?どうした?」

男「た、鷹の目が・・・!!」

船長「何だと!?」
ズバア!!
報告に来た男が斬られる

「・・!!」

カツン・・カツン・・・
そこに現れたのは

「・・・ミホー・・・クさん・・・」

ミホーク「すまんクミ、少々時間がかかった」

「・・・何故・・・・」

船長「てめェ!!」
船長がミホークに襲い掛かるが
スバア!!
ミホークの一撃で落ちる
そして、ミホークはクミに歩み寄る

「・・・」

ミホーク「大丈夫か・・・」

「・・・はい・・」
ミホークはクミの服を整えると

ミホーク「帰るぞ」

「・・・はい」
クミはミホークの後ろを歩く

帰り道・・・

「・・ミホークさん・・」

ミホーク「・・何だ」

「私を・・・助けた理由は・・・?・・・海賊でしょう・?」

ミホーク「・・!・・・助けた理由か、お主は俺の料理人だからな」

「・・!!・・・」

ミホーク「それ以外に理由があるか?」

「・・・いえ・・」

ミホーク「今日は帰ったら寝ると良い」

「・・・はい」
クミ達はシッケアール王国跡地に戻る
クミはミホークに言い渡された部屋で寝る





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あきゅろす。
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