[携帯モード] [URL送信]

ワンピース
6年前の出来事
スタスタスタ・・・・
クミはガレーラの屋上で横になって寝ていた

「・・・そろそろアクア・ラグナが来るせいか風が強い・・・だが、これも良い」
クミは日頃の疲れを取る為に眠る事にした

「・・・すー・・・すー・・・」
クミが爆睡する事数時間、大きな音で目が覚める
近くのクレーンが壊されたのだ
ガッシャァアン!!!!!ドガァアン!!!!

「!!!」
ガバッ!!
クミが起き上がると1番ドッグでフランキーとルフィが喧嘩のような戦いをしていた

「!!・・・少し様子見をしてみよっと」
クミは座り直すと傍観する
ルフィとフランキーが喧嘩していると、職長5人が二人を吹っ飛ばす
アイスバーグが昨夜襲われ犯人は二コ・ロビンと仮面の男らしい・・・・ロビンが犯人という事は仲間のルフィ達が濡れ衣を被せられたのだ
職長達は昨日ルフィ達が船が直らない腹いせにアイスバーグを襲ったのと勘違いしているようだ

「・・???・・・・あやふやになってるな・・」
そして、ルフィに向かって職長達が襲う
ルフィは受けるだけで攻撃はしない、近くにナミもいるようで街の人達に拘束されているようだ
クミはいつでもルフィの所に行けるように準備をしておいた

「・・・・」
職長達がどんどんルフィに攻撃を仕掛けていき、とうとうフランキーが動き出した
腕と腕をくっ付けて・・・腕が膨らむ

「!?!?!・・・何だ・・・!?・・・とにかく、ルフィ達を・・!」
タンッ!!スタッ!!

「ルフィ!!」
クミはルフィの近くに降りる

ル「!!クミ!!」
ルフィはナミを抱えている

「掴まれ!!」

ル「おう!」
ルフィが手を伸ばすとクミはソレを掴むと
タタッ!!・・・ヒュウウウ〜〜〜
クミは能力で空を飛ぶ

パウリー「アイツは・・!!」

ルッチ「・・クルッポー・・」

ルル「!!?」
ドガァアアン!!!!!
パウリー達がクミ達に気が行ってる内にフランキーが空気の砲弾を撃った
職長達は吹っ飛び、1番ドッグはボロボロだ
職長達はルフィ達を徹底に追いつめる事を決める


ヒュウ〜・・・スタッ・・・
クミはルフィとナミを離す

ル「・・お!」

ナ「・・・ふぅー・・・助かった」

「・・大丈夫か?」

ナ「ええ」

ル「クミ!居たならすぐ来てくれたってよかっただろ!!」

「!!」

ル「・・・まあいいや・・・・それより、ロビンの事だ・・!!俺は絶対にロビンがやったって信じねェ・・・・!!今からアイスのおっさんに聞いて来る」

「!!・・・乗り込む気か?」

ル「ああ!」

「・・気をつけてけ」

ル「おう!」
ルフィはガレーラの本社に突っ込んで行った

ナ「・・・・」

「・・どうした?」

ナ「・・ロビンは・・・どうしちゃったの・・?!」

「!!!」
ナミがクミを見上げる

「・・・今はルフィが帰って来るのを待ってから全員で一度集まった方がいい」

ナ「!!・・・分かったわ・・・」

「・・・・ルフィの判断次第だからな・・・・手を貸して欲しかったら此処に電話しろ」
クミは自分の電伝虫の番号をナミに渡した

ナ「・・・!!・・・ありがとう」

「・・ルフィの仲間だからな!」
ニコッとクミは笑う

ナ「!!!・・・」

「他のルフィ達の仲間の様子を見てくる」

ナ「・・ええ」
タン!!
クミは屋根から屋根に飛んで移動する
タンッタンッタン!!!

「・・・・大変な事になって来た・・!!」
すると
プルルルル・・・・!!!

「!!」
ピタッ・・
クミは止まると電話に出る
ガチャ

「はいはい、こちらクミ」

ロー「クミか」

「!!・・・ローどうした?」

ロー「・・お前の手配書が出たぞ」

「!!・・もうか?」

ロー「ああ・・・海賊になった事が海軍に知られたらしい」

「・・マジかー」
クミは屋根に座る

ロー「そっちの新聞で手配書が出ているハズだ」

「・・分かった、後で見てみる」

ロー「あぁ」
クミがローと話していると

「!!」
サッ!!!
クミは気配を感じて、横に避ける
そこには、

「!!・・・またお前か」

ルッチ「・・・・」

「しつこい奴は嫌われやすい事を知っておくんだな」

ルッチ「・・・・」

「無言か?」

ルッチ「・・・お前の手配書が出たからな・・・連行する」

「フザけた事抜かしてんじゃねェよ」

ロー「・・・おい!クミ・・!どうした!?」

「・・大丈夫だ・・・また後で連絡する」

ロー「おい!」
ブチ・・・ツーツー・・・
クミは電伝虫を切ると

「・・・それで?俺の手配書とは?」

ルッチ「これだ」
ピラッ・・・
ルッチが手配書を出した

そこには
DEADORALIVE
気紛れな悪魔 クミ
1億ベリー

「!?・・・・」

ルッチ「お前、元居た村で海賊をよく倒しているらしいな・・・・高額の賞金首を・・・」

「・・まあな」

ルッチ「それでだ」

「・・はあ・・・・本部に送るんじゃなかった」

ルッチ「・・まあ、それよりお前がコッチの可能性が高い事だ」
ルッチが出したのは

「!!!!」

DEADONLY
地獄の魔女 クミ
10億ベリー

「!!・・それは・・・元だろ?」

ルッチ「コイツは行方不明になってたからな・・・生きていてもおかしくない」

「!!・・・まあ、それは俺じゃねェがな」

ルッチ「・・どうかな?」

「・・!・・何が言いたい?」

ルッチ「・・昨日のアレは女の証拠だろ」

「!!!・・・」

ルッチ「図星か?」

「俺は男だ・・!!」
クミは焦っていた。正体がバレたら政府と海軍が全力でクミを追いかけ、ロー達も危なくなるのだ

ルッチ「・・・なら、服を脱いでみろ」

「!!!・・・お断りだ」
クミがそう言うとルッチが動く

ルッチ「・・・剃」
ヒュン!!!
ルッチが消えると

「!!」
ドガァッ!!!
クミが後ろに回し蹴りをするとルッチが丁度蹴りを入れていた

「いきなり後ろを狙うとはな」

ルッチ「・・・・」
ルッチはそのままクミに向かって殴るがクミも止める
そして、クミがルッチに一発入れようとしたが

ハットリ「!!!」
ルッチの肩に乗っているハットリに当たる為途中で止めた

ルッチ「・・・指銃」
グサッ!!!
ルッチの人差し指がクミの右肩を刺す

「うっ!!」
クミは肩膝を着く

ルッチ「・・・ふん・・・海賊が情をかけるとはな」

「!!!・・・・分かっててやったのか・・!!」

ルッチ「・・・昨日もそうだったからな」

「・・・チッ・・・」
クミは右肩を掴みながらルッチを睨む

ルッチ「・・さあ、その帽子を取ってもらおうか」
ルッチがクミに手を伸ばすと同時に
プルルルルル・・・

ルッチ「!!」
ルッチに電話が入る
ガチャ・・・

カク「お、ルッチか?」

ルッチ「・・・何用だっぽー」
ルッチが腹話術を使う

カク「そっちは片付いたかのう?」

「!!」

ルッチ「・・今からだ」
ルッチは腹話術をやめる

カ「どっちか分かったのか?」

ルッチ「いいや、今からだ」

カ「今夜までにどうにかせんとな」

ルッチ「ふん・・・そんな事分かっている」

カ「なら、いいんじゃが」

ルッチ「切るぞ」

カ「おおっと、待つんじゃ」

ルッチ「・・?」

カ「さっき、麦わらのルフィが本社に乗り込んだらしいぞ」

ルッチ「・・!?・・・そうか、分かった」
ブチッ・・
ルッチが電話を切ると

「・・フッ・・・じゃあな」

ルッチ「!!!!」
クミはそういうと一瞬で移動した、ルッチが電話している間に回復したのだ

ルッチ「・・油断した」
一人呟くルッチ

スタッ!!!
クミはなるべく遠くに移動した

「・・危なかった・・・・正体がバレるとこだった・・・・!!!・・・ん?」
クミは風が異様に強くなっている事に気付く

「・・・こりゃあ、今夜に来るな・・・アクア・ラグナが・・」
クミは走って他の人達を探すことにした

サ「・・ロビンちゃん!!」

「!!」
クミはサンジとチョッパーを見つける

「二人共!」

サ「!!」

「・・どうした?」

サ「向こうにロビンちゃんが・!」
サンジは河に入ってロビンを追いかけようとしたらしい

「とにかく、上がれ」
クミはサンジの手を引く

サ「ああ」

チョ「・・・」

「ロビンは何て?」

サ「・・・もう戻らないとさ」

「・・そうか・・・」

サ「・・おい、チョッパー」

チョ「?」

サ「おれは今から行くところがある、お前ルフィ達にこの事を教えろ」

チョ「・・・うん」

「・・サンジ、お前別行動を取る気か?」

サ「ああ」

「サンジ、お前の顔はバレていねェから大丈夫だと思うが油断するな。後でオレも向かう」

サ「・・・ああ」
サンジは去ってった

チョ「・・俺・・・」

「・・ロビンの行った事を忠実にルフィに伝えなきゃならねェ、急ぐぞ」

チョ「うん」
クミとチョッパーはルフィ達を探しに向かった

「・・きっと隠れているハズだ」

チョ「・・・こっちだ!」
チョッパーの鼻でゾロとルフィとナミの場所が分かった
橋の下だった
チョッパーが覗くと同時にドッボーン!!!と水に落ち音が聞こえる

「!!おい!」
クミは急いでルフィ達を引き上げると、5人は建物の上に向かった
そして、チョッパーがロビンの言った事をそのまま告げる

「!!」

ル「本当に・・・・本当にロビンがそう言ったのか!!!」

ナ「・・・まさか・・本当に」

ゾ「・・そろそろはっきりさせ時じゃねェのか?・・・ロビンは仲間なのか敵なのか」

ル・ナ・チョ「「「・・・・」」」

「ルフィ、ロビンの下船を認めるのか?」

ル「認めねェ!!今すぐロビンに会いに行くぞ!」

ナ「・・ロビンの言葉から考えると・・・・今夜、今度こそ市長暗殺・・・!!アイスバーグさんの所にロビンが現れる・・・!!」

「・・・」

ゾ「・・行くか」
4人が立ち上がる

「・・今、ガレーラの本社は船大工達が総出で厳重警備だ。アイスバーグの部屋の前には5人の職長が固めている・・・・どうやって入る気だ?」

ナ「・・!!・・・」

ル「行ってみなきゃ分からねェ」

「・・・そうか・・・」
そして、ガレーラの本社が見える所まで来ると


ゾ「お前はどうするんだ」

「・・ルフィの為に動きたいとこだが、これはお前達の問題だ・・・・命が危なくなったら手助けしてやる・・・・」

ル「・・・分かった」

「・・気をつけろよ・・・・俺はサンジの方に行って来る」

ル「ああ」
クミはそういうと立ち上がる

「・・番号は持ってんな?」

ナ「ええ」

「助けて欲しい時はそれで連絡しろ・・・・じゃあな」
タン!!・・・・ヒュウウ〜〜〜
クミは飛んで移動する

「・・・・ウソップは大丈夫か・・・?まあ、大丈夫か・・・」
クミはサンジがいると思われるブルーステーションに向かった

「・・・」
スタスタ・・・
そして、サンジを見つけると

サ「!!」

「・・一人じゃ淋しいかと思ってな」

サ「・・・!!・・訳アリで男装しているんだろ」

「・・・ああ、そうだ。・・・だが、そろそろバレそうだ」

サ「・・・・バレたらマズいのか?」

「ああ、俺の前の手配書はDEADONLYなんだ」

サ「な!!・・・・そんなの聞いた事ねェぞ・!?」

「・・だって、海軍本部を崩壊させたもんな」

サ「!?」

「・・・・6年経ってもう直ってるがな」

サ「・・・聞いた事ねェ・・・何故本部を・・・?」

「・・!・・知りたいか?」

サ「教えてくれるなら・・・・」

「・・・・俺が海に出たのは7年前だ。丁度ルフィが10歳か・・・・ルフィ達と盃を交わしてすぐに海に出た。17歳だった・・・・・すぐに仲間が出来た。俺は船長でな・・・・・グランドラインに入って1年が経った頃か・・・・」

6年前・・・

クルー「クミ船長ー!!」

「!!どうしたの?」

クルー「手配書が出たぞ!!」

「!!」
クルーの一人がクミに手配書を見せた

DEADORALIVE
地獄の魔女 クミ
賞金 
4億ベリー

クルー「今夜は船長の祝いだーー!!」

「!!・・・そんな・・いいのに」

クルー「何言ってんだよー、そう滅多に4億なんて額にならねェよー」

「・・そうね」
ワアアアアア!!!!
毎日が楽しくて楽しくてクミは幸せの海賊生活を送っていた
そして、事件が起きる

クルー「!!船長!見ろよ!」

「?」
クルーが海軍からの手紙を見せる

クルー「七武海に入らないかだってよ!!」

「・・嫌よ、私海軍の犬にはなりたくないもの」

クルー「・・あははは!!船長なら言うと思ったぜ!」

「ふふっ・・・」
そして、前方に海軍船が見える

「!!」

クルー「海軍船だ!!」

「・・!!ちょっと・・待って・・・」

クルー「?・・どうしたんだ?」

「・・あれは・・・・・あら・・ヤダ。ガープがいるじゃない!!」

クルー「ええ!?え、英雄ガープ?!逃げるか!?」

「いいえ、彼は大丈夫よ」

クルー「どういう事!?」

「・・会えば分かるわ」
それが、運のつきだった
油断しすぎたのだ。目の前の船がガープの船でクミはガープが攻撃してこないと思っていたのだ・・・・
ある程度船が近づくとクミはガープの船に行った
スタッ・・・

「おじいちゃん!!」
クミがガープの名前を呼ぶが、返事がない

「・・・!!・・誰・・!?」
目の前にはガープではなく、他の海兵達だったのだ

海軍中将「・・・掛かったな?地獄の魔女クミ」

「・・・どういう事!?」
クミが周りを見渡すと他にも軍艦が数隻来ていた

クルー「・・船長ーー!!!」

「・・しまった!!罠か!!」
クミが気づいた時には海軍がクミ達の船を囲っていた

中将「貴様が七武海勧誘に乗る訳がないからな・・・・政府直々からクミ・・貴様の公開処刑をしろとの事だ」

「!!!・・・・ふん、そんな事させないわ」

中将「それはどうかな?」

「え?!」
中将がクミのクルー達を見ると
ガコンッガコンッガコン!!!
クミの船を囲っていた軍艦が一斉にクミの船に銃口を向ける

「!!何を!・・・やめろ!!」
クミが中将に言うと

中将「貴様が素直に連行されれば、アイツらを助けてやろう」

「・・本当だな・・・?」

中将「ああ」

「・・・・っ・・」

クルー達「「「船長!!!何いってんだ!!!おれ達は船長の為なら命も「全員!!・・・」・・!?」」」

「・・全員・・・私の大事な仲間だから・・・無くしたくないから・・・・!!!今日まで楽しい生活をありがとう」

クルー「船長!!」

「・・・今日をもって・・・クミ海賊団を解散する!!!」

クルー達「「「船長〜〜〜!!!」」」
クルー達が嘆いているが

「・・・さよなら」
クミはクルー達に涙が見えない様に背中を向ける

中将「・・・持って来い」
中将は海兵にそういうと海楼石の錠を持って来させるとクミに付ける
ガッシャン・・!!

「・・!・・・」
力が抜けるようだ
クミが船内に入ると牢屋らしき所にいれられる
そして、軍艦が海軍本部に向かって出航する

「・・・・ごめんね・・・皆・・・・これ以上何も失いたくないんだ・・・・・・」


海軍本部に着くと

中将「来い」
中将がクミの錠を引っ張る

「・・・・・」
クミは海軍本部の全貌を見る
海兵達はすれ違う度にクミを二度見する

「・・・・・」

中将「・・処刑は二日後だ」

「・・・・」
クミは本部の牢屋に入れられる
そして、次の日・・・

「・・・・」
カツン・・カツン・・
誰かが来る
クミは静かに頭を上げる

ガープ「仲間の為に体を張ったそうじゃな!」

「!!・・おじいちゃん」

ガープ「すまんのう、昨日はたまたま船を貸してくれと言われ貸したら・・・・任務のためじゃった」

「・・・絶対に許さないわ」
クミはガープを睨む

ガープ「・・・・;・・」

「・・ルフィとエースは海兵にはならないわ」

ガープ「!!・・・アイツらは立派な海兵にするんじゃ・・!!」

「・・・・」

ガープ「クミお前が明日公開処刑される意味を知っておるか?・・・」

「・・・知らないわ、知りたくもない」

ガープ「・・・知ってるんじゃろ」

「・・・かもしれないって言ってるのよ」

ガープ「・・・ルフィには言っておらんが・・・・お前の本名は・・・」

「言わないで頂戴・・・・・知っていたから・・・・!!ダダンに教えてもらったわ。ダダンを殺しちゃだめよ」

ガープ「!!」

「・・・・私は・・・私は・・・・・・・ドラゴンの・・姉の・・・・娘なんでしょ?」

ガープ「・・・そうじゃ・・・もう死んだが、お前の本名は、モンキー・D・クミじゃ」

「それを公開する気なのね」

ガープ「あたりまえじゃ」

「・・・・」

ガープ「・・・じゃが・・・クミ・・・・何故・・・海兵にならなんだ・・・!!」
ガープは涙を流す

「!!・・・私の人生よ・・・私が決めた事に口出し無用よ」

ガープ「・・・母親そっくりじゃな・・・」

「褒め言葉として受け取っておくわ・・・・・もう、帰って頂戴」
クミがそういうとガープは歩いてった

「・・・・・ルフィ・・・エース・・・最後に見たかったな・・・!!」

次の日
クミは処刑台に移動する

「・・・・」
周りには海兵達が沢山いる

「・・・・センゴク」

センゴク「・・なんだ」

「こんなに海兵は要らない筈よ」

センゴク「ドラゴンが来た時の為だ」

「・・来ないわよ・・・来たとしても追い返すわ」
そして、クミの処刑が始まろうとする
だが

海兵「元帥殿!!!沖から船が・・!!」

「!」

センゴク「誰だ!」

海兵「おそらく、クミ海賊団かと・・・」

「!!・・無謀よ!!」
そして、船が港に来ると

クルー「クミ船長〜〜!!!助けに来たぞ!!!」

「!!・・帰れ!!来るな!!」
クミが叫ぶ

クルー「そんな訳にはいかねェ!!」

センゴク「・・・撃て!!」

「!!!やめっ「撃てーー!!!」!!」
ドガァン!!ドォオン!!!

クルー「うわあああ!!」

クルー2「ぎゃああああ!!!」
クルー達がどんどん死んでいく

「・・!・・イヤ・・・・・だめ・・!!」
そして、船が完全に沈没する

センゴク「さっさと処刑を・・ん?・・おい」
クミが蹲る

ガープ「・・・!!・・・センゴク!離れるんじゃ!」

センゴク「!?」

「・・ら・・・・・さねェ・・・・・」
クミは顔を思いっきり上げるとセンゴクを見る

「・・よくも・・!!!私のクルーを!!!」
クミの目が紅くなっている

センゴク「!・・どうなってる・・!」

ガープ「・・マズいぞ・・!!」

「・・・てめェら!!全員ぶっ殺してやる!!!」
クミが叫ぶと
パキィーン!!!・・ガラガラガッシャン!!・・・・
海楼石の錠が壊れる

センゴク「何・・!?」

「・・・ここにいる奴全員ぶっ殺してやる!!!」
クミはそういうと周りの軍艦を見つめる
すると
ボオオオオオ!!!!!!
軍艦が黒い炎に包まれる

海兵「!!軍艦が燃えてるぞ!!」

海兵2「黒い!?」

センゴク「!!」

ガープ「クミ!!やめるんじゃ!!」

「・・うるせェよ・・・クソジジイ」

ガープ「何ォ〜〜〜!!?わしの半分以下しか生きてないくせに〜!」

「・・・黒弓矢」
クミが弓矢を出す、矢の先は黒い炎が燃えている

センゴク「させん!」
センゴクがクミに攻撃しようとしたが

「・・・退いてろ・・!」
ゴオオ!!!
クミが睨みつけると風が吹きセンゴクが吹っ飛ぶ

センゴク「ぬう!!」

ガープ「!!」

「・・・」
クミは弓を引く
ヒュンヒュンヒュン!!!!!・・・・ボオオオオオオオ!!!!!!!
クミが放った矢にある黒い炎が色んな所に燃え移り海兵達は大騒ぎだ
ワァアアアアアア!!!!!!

海兵「消えねェ!!」
海兵達が火を消そうとするが消えない

「・・消えるわけねェだろ・・・!!」

ガープ「・・!!クミがマジギレしておる!!海軍本部を完全に壊されるぞ!!!」
ガープはクミに攻撃しようとするが

「・・・・!!」
クミがガープに手を向けると
ドォン!!!
衝撃波のような物でガープが吹っ飛ぶ

ガープ「!!」
ドガァアン!!!

海兵「ガープ中将!!!・・・」
海兵達がクミに襲い掛かるがクミの蹴りとパンチで全てやられる
ドガァン!!ボコォン!!!ゴゴゴゴゴゴ!!!!
クミvs海軍だ

「・・・」
クミは後ろを向いて海軍本部の方を見ると

「・・・地獄への導き・・・・!!」
クミがそういうと空が暗くなる

ガープ「いかん!!全員伏せるんじゃ!!!」

センゴク「!!」

中将達「どういう・・・!!」
すると、立っていた海兵が

海兵「ぐあああああ!!!」
立っていた海兵達がいきなりもがき苦しみ始めた

中将「!!」

海兵「ぐあああああ!!熱い熱い!!!」
海兵達の体には黒い炎が纏わり付いて燃えている
他には、体の皮膚が剥がれたり、血を体から噴いたりしている海兵もいた

ガープ「・・・あの技がおさまるまで誰も立っちゃいかん!!」

「・・・・」
クミは誰も立っていない事を確認すると
カッ!!!
ボオオオオオオオ!!!!!!!・・・・・・
海軍本部を黒い炎で燃やす

「「「!!本部が・・・!!!」」」

「・・・・」
クミが海軍本部を燃やしていると

ボルサリーノ「・・これ以上勝手はさせないよ〜」
ボルサリーノが上空でクミを狙う

「!!・・・・」
クミが左腕を振りはらうと
スパァン!!!

ボルサリーノ「・・おォ〜〜・・・覇気入りだねェ〜・・・」
ボルサリーノが真っ二つに切れる

クザン「・・・アイスタイム」
パキパキパキ・・・・・
足元が凍っていく

「!!・・・・」
ダン!!
クミが足踏みをするとヒビが入り海兵達が落ちた

クザン「!!」

「・・・てめェらが俺に敵うわけねェんだよ!!!」
ゴオオオオオオ!!!!!
一瞬で海軍本部が黒い炎の海になる
クミは空を飛ぶと

「・・・次俺の大事な物を消してみろ!!!次はねェ!!!」
ヒュウウウーーーー
クミは飛んでった

ガープ「待てェ!!!」

センゴク「・・くそッ!!・・・・今すぐにクミの手配書を発行しろ!!DEADONLYだ!!賞金は10億だ!!!!」


回想は終わり・・・

「・・これが、6年前の事件だ・・・知ってる奴は知ってるハズだ」

サ「・・聞いた事がある・・・・」

「・・だろうな・・・・秘密を完全に隠す事などできねェ・・・」

サ「・・・だが・・・まさか・・ルフィのいとことはな・・・」

「ルフィにはまだ言ってねェから内緒な」

サ「・・ああ」

「さてと」
クミは立ち上がると

「・・そろそろだな」

サ「・・!」
駅には海軍と政府の役人が増えて来た

「・・・今夜、決まるな」

サ「・・・やっぱり・・・なのか・・?」

「・・さァな・・・・彼女の判断次第だろ」

サ「・・・そうか・・・」

「仲間なら信じる事だ」

サ「・・!!・・・当たり前だ」

「・・今回の事はきっと世界を揺るがす事になるだろう・・・・」

サ「・・!!」

「全員手配書が発行される、これは確実だ」

サ「!!・・・やっと、オレも賞金首だァアーー!!」
サンジが叫ぶと

「!!」
ドサッ!!
クミはサンジを壁に押し付けると口を手で押さえる

「黙ってろ・・!!・・・バレるだろ!」

サ「・・・・・すまねェ」

「・・・はあ・・・」
クミはサンジから手を離す

「・・とにかく、今おれ達が此処にい・・・・って!聞いてんのか・・!?」
サンジはプルプル震えてる

「・・おい」

サ「・・・クミの手柔らけェ」

「!!!///・・・何言ってんだよ!!アホか!」

サ「クミの手は暖かけェ・・!」
サンジが笑う

「・・!!・・・・//・・・」
クミは帽子を深く被る

サ「お?照れてるのか?」

「・・・うるせェ・・!!久しぶりなんだよ・・・!!そ・・その・男装のまま褒められるのが・・!!」
クミは動揺しまくりだ

サ「!!!・・・・意外だな・・・」

「!・・」

サ「だって、ずっと余裕そうにしてるからな・・・・」

「俺だって人間だ、取り乱す事もある」

サ「たとえば?」

「・・た、たとえば?・・・」
クミが悩んでると

サ「・・・こういうのは・・・どうだ?」
ガシッ・・・・
サンジはクミの腕を掴むと自分の方に引っ張り顎を持つ

「!!!」

サ「・・・」
サンジはクミをガン見する

「・・・///・・」
クミはサンジから視線を逸らす

サ「・・!!・・やっぱり慣れてねェんだな」

「・・・は・・離せ!・・///」

サ「・・でもなー・・・・こんな美女が目の前にいるのにキスも出来ねェのもな・・・」

「・・・!・・」

サ「・・一回だけいいか?」
サンジがクミに問う

「!!!・・・ダメに決まってるだろーー!!」
ドガア!!!

サ「やっぱり〜〜〜!?」
サンジは吹っ飛び壁にめり込む

「・・ゼェ・・・・・ゼェ・・・・・危なかった」
サンジは壁にめり込んだまま気絶する

「・・・あ・・・・やり過ぎたか・・・・だが、いっか・・!・・・正当防衛だしな・・・・・・うん」
一人納得するクミ
時間は刻々と過ぎて行き

「・・・・・もうそろそろだな」

サ「・・・う・・・・あ?」
サンジが起きる

「お、起きたか」

サ「・・俺一体・・・」

「俺に発情したじゃねェか・・・・・そろそろ時間だ。もしナミ達から電話が来たら俺は行く・・・・その時は頼んだぞ」

サ「ああ」




[*前へ][次へ#]

6/15ページ

[戻る]


あきゅろす。
[小説ナビ|小説大賞]
無料HPエムペ!