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ワンピース
数年ぶり
クミとエースがアラバスタに着くと・・・

「・・・暑そうね・・」
クミが遠くに見える砂漠を見る

エース「ああ・・・」

「・・あなた火じゃない」

エース「火だが人間だ」

「・・そう」
クミは日差しから肌を守るための服を出すと着る

「・・・アラバスタの何処に行くの?」

エース「先にナノハナに行く」

「・・何処?」

エース「ここだ」

「・・今私達がいる所ね」

エース「ああ」
クミ達はナノハナで数日過ごす事にした

「・・それにしても・・ここの街は香水の匂いが強いわ」

エース「!!・・・つけてねェのか?」

「ええ・・・・私香水苦手なの」

エース「!!!・・・つけてるかと思った」

「??・・・私そんなに香水臭いかしら?」
クミは自分の服の匂いを嗅ぐ

エース「!!・・・はははっ!!・・・クミは香水じゃなくて花の香りがするぞ」

「!!・・・ふふっ・・・それは嬉しいわ」

エース「そうか」
エースとクミがナノハナで過ごすこと3日・・・

「・・来ないわね」

エース「・・伝言は残したから来ると思うんだが・・・」

「・・ふふっ・・・・・それより・・」
クミは見渡す

街の人「今日もクロコダイル様が海賊を倒してくれたらしい」

街の人2「また平和になるわ」
街の人達の話を聞く

「・・クロコダイルって・・・七武海よね」

エース「ああ・・・オヤジと戦った事あるらしいぜ」

「・・ふーん・・・」

エース「クミの元上司も七武海なんだろ?」

「ええ・・・そうよ」

エース「・・ふーん」

「・・ふふっ・・・」

エース「それより腹が減った」

「・・朝凄い量を食べてたじゃない」

エース「食いてェんだ!」

「・・そう・・・私は調べ事があるからお金を渡すからそれで食べて来て」

エース「おう!」
クミがお金を渡すとエースは走ってった

「・・・ふふっ・・・」
クミが調べたい事は周りの夥しい数の海兵だ

「・・・・変装しようかしら」
クミはカツラとサングラスを出してそれを付ける

「・・よし」
そして、話しかける

「・・あのー」

海兵「・・?」

「・・極悪人でもいるんですか?」

海兵「!!・・・いいや、麦わらの一味が来ているらしくてな・・」

「・・麦わらの一味・・」

海兵「見つけたら教えてくれ」

「あ・・はい」
クミが後ろを向いて歩き出すと

?「・・・久しぶりじゃねェか・・」

「・・!!」

?「・・・何年ぶりだ?」

「・・・この声は・・スモーカー」

ス「・・やっぱりてめェだったか」

「・・ふふっ・・誰の事かしら?」

ス「・・そのカツラとサングラスを取れ・・!」
スモーカーがクミのカツラを取ろうとする

「!!」
シュン!
クミは避ける

ス「!!」

「・・その十手の先に付いている海楼石をこっちに向けないで頂戴・・・吐き気がするわ」

ス「なら・・なおさらだ」

「・・ふふっ・・」

海兵「ス、スモーカー大佐・・!ど・・どなたですか!?」

ス「・・顔をみせろ」

「・・嫌よー・・」

ス「・・見せろ!」
スモーカーがモクモクの実の能力でクミを攻撃する

「ええ!?」
クミは急いで避けるがカツラが風で舞う

「ああ!!」

ス「!!」

海兵「「「ええ!?」」」

「・・・やだー・・これ・・絶対バレたわ」
クミはサングラスを取る
カチャ・・

ス「・・やっぱり・・クミてめェだったか」

「久しぶりね・・・」

ス「・・何故お前がここにいる」

「それはこっちのセリフよ・・スモーカーあなたこそ何しに来たの?」

ス「・・おれはある男を捕まえる為だ」

「・・・・ルフィの事かしら?」

ス「!!?・・・」

「私の能力は相手の心まで読むわ」

ス「・・・そうだったな・・・」

「・・ふふっ・・・ローグタウンで会ったのね?・・」

ス「・・読むな」

「・・ふふっ・・・」

ス「・・四皇赤髪のシャンクスの所にいたらしいじゃねェか」

「居候よ」

ス「居候で10年以上もいるか?普通」

「・・弟に会うためよ」

ス「・・お前に弟なんかいたか?」

「・・私はそう思っているわ」

ス「・・・」

「・・ふふっ・・・ルフィならもう上陸しているわ」

ス「!!」

「・・あなたとはまた会いそうな気がするわ」
シュン!!

ス「・・・!」
クミはそういうと消えた

ス「・・・麦わらのルフィを探すぞ!!」


その頃のクミ

「・・・ふふっ・・・スモーカー・・ヤクザみたいだったわ・・海兵じゃないみたい」
クミがクスクス笑いながら歩いていると

「・・・?」
クミは人が群がっている所を確認する

「・・何かしら」
そして覗きこむ

ナ「!?」

「「「!!!!」」」

「!!・・・チョ・・チョッパー・・?」

チョ「!!?・・クミか!!?」

「何故貴方がここに!?」
クミはチョッパーに話しかける

チョ「・・おれ海賊になったんだ!」

「・・ふふっ・・・そう、良かったわね。あなたは一人じゃないでしょう?」

チョ「うん!」

「やっぱり可愛い!」
クミはチョッパーに抱き付く

ナ「・・・何処かで・・」

ウ「・・おれも・・どっかで・・」

サ「・・ああ・・・超絶美人〜〜!!」
金髪のグルグル眉毛の人がクミに対してメロリーン状態になる

「!!・・・」
クミは驚いた

「・・あなた・・・」
クミはウソップを見て驚く

ウ「!?」

「・・父親の名前分かる?」

ウ「・・!?・・」

「・・ヤソップ・・でしょう?」

ウ「!!!・・・・な・・何で分かったんだ!?」

「・・ふふっ・・そっくりね」
すると
麦わら帽子の男が海軍に追われながら走って来る

ゾロ「!!?・・・アイツ海軍に追われてるぞ!!」

ナ「ええ!?」
チョッパー達は逃げ出す

「・・私も一緒に走ろうかしら」
クミも一緒に走っていると

エース「陽炎・・・!!」
ボオオォ!!!
スモーカーの攻撃をエースが止める

「・・エース!」

エース「お前ここにいたのか!」

「・・ちょっとねー・・・・」

?「・・エース!!」
麦わら帽子の男がエースを見て喋る

ナ「知り合い?」

エース「・・ルフィ!ここは俺が引き止める、先に行け!」
エースがそう言うとルフィ達は走り出す

「・・ふふっ・・私もルフィ達の船にいるわ」

エース「ああ」
クミは月歩でルフィ達の船に急いだ・・だが

「・・あ!私・・ルフィ達の船知らないわ・・!」
クミがルフィ達の船を探し出す時にはもう出航していた

「!!・・麦わら帽子の海賊旗!・・・あれだわ」
クミはルフィ達の船に急いだ
タンッタンッタンッタン!!・・・・

「・・!!・・・エースいるじゃん」
いつの間にかエースはいた
スタッ!!!

「・・エースもう来てたの?」

エース「・・何処に行ってたんだ」

「・・船が分からなくて」

エース「・・・そうかい・・」

「・・挨拶は終わった?」

エース「ああ」

「・・・ふふっ・・・」
クミは一瞬でルフィの前に移動する

ル「!!」

「・・大きくなったわね・・!ルフィ」

ル「・・・??・・・」

「・・あら?・・分からない?」

ル「・・誰だ?・・・」

「・・私そんなに・・老けたかしら・・」

エース「・・名乗ればいいだろ」

「そうね・・・」

ル「?」

「私を忘れるなんて酷過ぎよ・・ルフィ・・・クミよ」

ル「・・クミ・・!!?」

「・・そうよ」

ル「本当にクミか・・!!」

「・・ええ」
ガバッ!!
ルフィはクミに抱き付く

ル「クミだーー!!」

「!!」

エ「な!!」
エースはルフィがクミに抱き付いて驚く

「・・・!!」

サ「んな!!おい!ルフィー!!放せー!!」
サンジはルフィを必死に剥がそうとする

「・・ふふっ・・・」

ナ「・・・思い出した・・!!」

ウ「・・偶然だな・・・オレもだ」

チョ「?」

ゾ「・・そんなに恐ろしいのか?」

ナ「・・凄いわよ!!」
ナミは船室に入ると新聞を持ってくる

「?」

ル「・・何だ?」

ナ「ほら!!」
ナミがルフィ達に見せたのは

【羞月閉花な悪魔クミ!!海軍本部に忍び込む!!七武海と関係が・・!!!?】

「・・あら・・・ヤダ・・」

ル「!!クミじゃねェーか!!」

エ「・・!!」

ゾ「!!・・・5億・・9000万だと・・?」

「「「「えええええーーーー!!!???」」」」

「・・・バレちゃった」

ビビ「・・5、5億・・・!?」

エ「・・・(オレも5億なんですけど・・・)」

ゾ「・・七武海と関係ってのが気になるな」

「・・・ギクッ!!」

ル「?」

ビビ「・・七武海・・・!!」

「・・え?え??」
皆がクミを見る

ナ「・・・・」

ル「・・クミ・・七武海と仲間なのか?」

「!!!!違うわよ・・!!・・11年前に七武海の部下だったけど、今はフリーよ」

ル「・・そうか!」

ビビ「・・・」

「本部に乗り込んだのは忠告しに行ったのよ、その元上司に」

ゾ「・・元・・?」

「ええ・・・」

ゾ「・・・」

「・・?」
クミはゾロの心を読む

「・・・!!!・・・ふーん・・・ロロノア・ゾロ」

ゾロ「!!」

「・・あの鷹の目のミホークが名乗ったのね・・・珍しいわ・・・ふふっ・・あの時聞けばよかったわ」

ゾ「!!・・・鷹の目を知ってるのか・・!?」

「ええ・・・彼とはたまに飲むのよ」

ゾ「!!」

「・・ふふっ・・・そして貴方がサンジね」

サ「!!」

「・・海上レストランバラティエ・・・聞いた事はあるわ・・・一度行ってみたかったわ」

サ「!!」

「・・・貴方がナミね・・・」

ナ「・・・!!」

「ベルメールが・・・育ての親なのね」

ナ「!!・・知ってるの・・!?」

「ええ・・・・よく話したわ」

ナ「・・海兵・・だったの・・?」

「・・まあね・・」

「・・そして貴方がヤソップの息子さんね」

ウ「!!」

「・・・ふふっ・・・そっくりね」

ウ「そ、そうか!?」

「ええ・・・・・」

ウ「・・・似てるか・・!・・」
ウソップは嬉しそうに笑う

「・・ふふっ・・・・・ん?」
クミはビビをジッと見る

ビビ「!!」

ル「・・!!クミ!」

「どうしたの?ルフィ」

ル「クミの会いたい奴には会ったのか!?」

「・・!!・・ええ、元気だったわ。ルフィあなたよりも強いかも」

ル「!?・・・オレの方が強いぞ!!」

「ふふっ・・・そうね・・・・・あ、話が逸れたわ。」
クミはビビを見る

「・・アラバスタ王国王女、ネフェルタリ・ビビ・・・どうして貴方がここに?」

ビビ「!!?」

ナ「・・!」

ビビ「・・・クロコダイル・・が・・」

「・・!!あの砂人間が・・!?」

ビビ「・・・アイツが・・私の国を乗っ取ろうとしているの・・!」

「・・クロコダイルにはこの間会ったけどそんな奴だったとは・・・」

エ「・・・・」

「あ・・・エースの存在忘れてたわ・・ごめんなさい」

エ「酷いな・・!!おいルフィ!」
エースはルフィにある紙を渡す

ル「!!・・何だこれ」

エ「それは俺とお前を引き寄せる・・!・・・要らねェか」

ル「いや、貰う!」

エ「ルフィ、次会うときは海賊の高みだ!」

ル「おう!」

エ「来いよ、高みへ・・!」
エースは先に進むらしい

「・・!!私も一緒に行かせてもらおうかしら」

エ「!!」

ル「!!・・もう行くのか!?」
ルフィがクミに走り寄る

エ「!!・・ルフィお前俺との別れは軽いな・・!」

「・・ふふっ・・・ルフィまた会いましょう」

ル「・・・」
ルフィはクミの腕を離さない

「・・・うーん・・・」

ル「・・俺の船に乗れよ」

「!!!・・・」

ル「いいだろ!!」

「・・いいえ、私は誰の船にも乗らないわ」

ル「・・・!!」

「・・ごめんなさいね」

ル「・・・」

「じゃあね、ルフィ」

ル「・・・」
クミはルフィの手を離すとエースのストライカーに乗る

チョ「クミ!」

「!!」

チョ「じゃあな!」

「ええ」
そしてエースのストライカーが発進すると目の前にバロックワークスと書かれた船が

「・・!!・・あれが・・」

エ「・・俺がやろう」

「ふふっ・・・・あと1分頂戴」

エ「・・!!・・・分かった」
シュン!!・・・
クミはその船に移動する

ミリ「!!!」

「・・ボスに話をさせて」

ミリ「お前は・・!!」
ミリオンズがクミに襲い掛かるが
ドガガガガガ!!!
クミは蹴りが炸裂し、全員やられる

「!!・・しまった・・・」
クミは電伝虫を取り出すとミリオンズの記憶を探った

「・・・」
そして、掛ける
プルルルルル・・・・
ガチャ
「何だ・・」

「・・クロコダイルね」

クロ「!!!・・・その声は」

「・・ふふっ・・・アラバスタでは英雄らしいじゃない」

クロ「!!」

「・・私の友達がもの凄く貴方を倒したいそうよ・・?」

クロ「・・!?・・それは何処のどいつだ?」

「・・モンキー・D・ルフィ」

クロ「!!・・お前とどういう関係だ」

「友達って言ってるでしょう?・・・・ルフィに何かあったら私が貴方を地獄の果てまで追いかけるわ」

クロ「恐ろしい女だ」

「・・ふふっ・・・まあ今回の事に対して私が首を突っ込む事はないわ。・・・でもルフィは強いわよ?・・十分に注意することね」

クロ「・・!!」

「・・・・さよなら」
ガチャ・・
クミは電伝虫を落とすと羽根を生やして飛んだ

「エース!」

エ「!!・・・火拳!!」
ゴオオオオ!!!!!ドガァアアン!!!
船をいっきにエースが燃やす

「・・ふふっ・・」
スタッ!!
クミはエースのストライカーに乗る

エ「・・何してたんだ?」

「ふふっ・・内緒よ」

エ「・・何だよーそれ」

「ふふっ・・・早く行くわよ」

エ「おう」
エースのストライカーに乗ること3時間・・・

「・・・エース」

エ「・・何だよ・・」

「・・いいえ?・・・ちょっと思ったのよ・・・」

エ「・・何がだ」

「自分の存在価値」

エ「!!??・・・何言ってんだ」

「・・っていうのは嘘でー」

エ「何だよ!!」

「・・ティ―チよ」

エ「!!」

「彼が長年白ひげさんの所にいる程狙った悪魔の実というのが気になるのよ」

エ「・・・そうだな」

「・・かなりの物と考えた方がいいわ」

エ「・・・ああ」

「・・ふふっ・・」
プルルルルルル・・・!!
クミの電伝虫が鳴る

「!!」

エ「出ていいぞ」

「ええ」
ガチャ・・

「・・どなた?」

ロー「・・クミさん」

「!!・・どうしたの?」

ロー「・・クミさん・・新聞見たぞ」

「!!・・・あらー」

ロー「・・アイツに会ったんだろ?」

「・・そうよ・・・ローに手は出させないって言ったのよ」

ロー「・・また無茶を・・しやがって」

「!!・・無茶じゃないわ。余裕だったわ」

ロー「・・それよりいつ会いに来てくれるんだ?」

「!!・・・早いわよ」

ロー「・・いいじゃないか・・」

「・・ふふっ・・・しょうがないわね・・・場所は?」

エ「・・・・」
クミはローから場所を聞き出すと電伝虫を切った

「・・ふふっ・・・」

エ「・・クミの弟って死の外科医か・・?」

「ええ、そうよ。・・あっちはどう思っているか分からないけれど」

エ「・・・そうか・・・・行くのか?」

「ええ。」

エ「・・・」

「・・ふふっ・・・貴方もルフィと同じ症状かしら?」

エ「!!アイツと一緒にすんな!」

「・・ふふっ・・・ごめんなさいね」
クミは番号を書いたビブルカードをエースに渡す

エ「・・!」

「・・ふふっ・・・手を貸してほしい場合は言って頂戴。すぐに行くわ」

エ「・・ああ」
クミは目を瞑る

エ「?」

カッ!!
そして、金輪の目で遠い場所を見つめると

「!!・・・居たわ。・・じゃあねエース」

エ「!・・・ああ、気をつけろよ」

「貴方もね」
シュン!!
クミは消えた

エ「・・・また・・言えなかった・・な・・」

ローの船に飛んだクミ

「・・・」
能力で相手の気配が分かる場所なら一瞬で移動できるが気配が分からない場合は移動できない

「・・・」
シュン!!・・・
クミは黄色い潜水艇の甲板に降りる

ペン「ぬあ!?」

シャチ「うわああ!!」

べポ「ええ!?」
皆がいきなり現れたクミを見て驚く

「・・着いた・・」

ペン「あ!!」

「・・あら、驚かせちゃった?・・・ごめんなさいね」
クミはそういうと能力で扉を開けて中に入っていく
ガコン・・・

べポ「・・・」

シャチ「普通に入ってった・・・」

ペン「・・え!?・・今・・押さずに開けたよな?」

シャチ・べポ「「あ・・そういえば・・」」

3人「「「ええええーーーー!!!!???」」」
3人はその後もずっとその事を話していたそうな

カツン・・カツン・・カツン・・

「・・・・」
クミが指で扉を開けるようにすると
ガチャ・・・
扉が開く

「・・・ふふっ・・来たわよ」

ロー「!?!?!」
ローは凄く驚いている

「・・この11年間で私だって能力の活用ぐらいできてるのよ?」

ロー「・・・本当に来てくれるとは・・思わなかった」

「ふふっ・・・ローの元にはすぐに駆けつけるって言ったでしょう?」

ロー「!!・・・///・・・ああ」
ローは帽子で顔を見えないようにする

「ふふっ・・・照れてるの?ロシナンテと同じね」

ロー「!!!」
ローは顔を上げる

「!!・・どうしたの?」

ロー「・・・いや・・(クミさんの心はずっとコラさんって訳か・・・・)・・」

「おかしなローね」
クスクス笑うクミ

ロー「!!」

「ふふっ・・」

ロー「・・クミさん」

「?」

ロー「俺の船に乗ってくれ」
ローは真顔でクミに言う

「!!!・・・」

ロー「・・ダメなのか?・・」

「・・今はね、ダメよ」

ロー「!!・・今って・・!?」

「・・今私が完全に貴方の見方につけば、海軍がこの船を全力で襲いに来るわ」

ロー「斬ればいいだろ!?」

「無理よ。海軍の最高戦力は強いわよ・・・今まではシャンクスの船にいたから海軍は手を出せなかったけど今ローの船に乗れば海軍大将が来るわ」

ロー「・・っ・・!」

「・・ふふっ・・・この意味が分かれば考えるわ」

ロー「!!」

「・・分かった?」

ロー「・・・あ、ああ」

「ふふっ・・・賢いローならすぐに意味が分かるわ。・・・さてと・・私は調べたい事があるから行くわね」

ロー「!!・・何処に!?」

「・・ん?・・・裏切り者に刑罰を下さないと・・ね?」

ロー「!?・・・何の話だ」

「・・ふふっ・・こっちの話よ」

ロー「!!」

「・・さてと・・先に彼の所へ」
クミは相手の気配を探す

「・・居たっ・・じゃあ、行って来るわね」
シュン!!

ロー「クミさん!?」
ローがクミを掴もうとした時にはクミはいなかった

ロー「・・・・クソッ・・・・・また・・どっかに行っちまった・・・」



スタッ!!

「・・・」
クミは目的の場所に来る

「・・華麗に着地成功・・!!」

?「クミ!?」

「ん?」
クミは声のする方を見る

?「お前何しに来たんだよい」

「ふふっ・・・・お話をしに来たのよ、来ちゃ悪い?マルコ」

マルコ「いや・・」

「ふふっ・・・」

?「グララララ・・・クミ久しぶりだな」

「!!白ひげさん!」

白ひげ「何年ぶりだ?」

「・・んー・・・3、4年ぶり?」

白「そうか」

「今日はアイツの事について話に来たの」

白「・・・・ティーチの野郎か・・」

「ええ・・・情報が嘘だと信じたかった・・・エースに会ったわ」

「「「!!!」」」

「アラバスタ付近で会ったわ・・・・一段と強くなってたわ」

白「グララララ!!」

「ふふっ・・・」

マルコ「クミお前まさか・・」

「ええ・・・ティーチの事だけど今回私嫌な予感がするのよ・・・」

白「!!・・・」

「仲間殺しは絶対にやってはいけない事よ?・・・でも、アイツは・・・恐ろしい男よ・・」

ビスタ「どういう事だ」

「・・・」

白「隊長以外は船室に入ってろ」
他のクルー達は中に入ってった

「・・・私がこの船に来たのは3、4年前ね・・・その時ティーチの心の中を読んだのだけれど・・・かなりの闇がアイツの心を満たしていたわ・・・何も感じなかった・・・」

白「・・・」

「きっと白ひげさんの船に乗る事でその欲しい物が流れてくる率が高くなる・・・・それでこの船にずっといたのよ・・・」

マル「・・アイツがサッチを殺してから薄々気づいていたよい」

「・・そう・・・サッチは・・やっぱりもういないのね・・・・彼の料理結構好きだったのに・・」

ハルタ「全員そうさ」

「白ひげさん」

白「・・・何だ」

「ティーチの刑罰・・私が下しても?」

白「!!!」

「・・・・」

マルコ「!!お前・・何言ってんだよい・・!」

白「・・これはおれ達の問題だ」

「ティーチの能力・・・恐らく最凶な能力かもしれない・・」

白「・・・」

「・・もしかしたら、エースは・・・やられるかもしれない・・・!」

白「・・・エースには行けと言ったんだ、最後までやりきって帰ってくる」

「・・・・ふふっ・・・信頼・・素敵ね」

白「!?」

「分かったわ・・・・手を貸してほしい時は言ってね」

白「グララララ!!!お前の手なんか借りねェよ!」

「ふふっ・・・白ひげさんの仲間は強いものね」

白「グララララ!!」

マル「クミお前弟には会ったのかよい」

「・・・会ったわよ」
クミはローの手配書を見せる
ヒラッ・・

マル「!!・・ソイツか!?」

「ええ」

ビスタ「・・似てないな」

「ふふっ・・・・だって本物の兄弟でも義兄弟でもないわ」

「「「ええ!?」」」

ジョズ「・・弟って・・・」

「私がそう思ってるだけよ・・・・え!?皆ローと私が兄弟だと思ってたの?」
皆が頷く

「・・・・;」

マルコ「だが、クミの弟・・・結構残酷そうだよい」

「・・!!・・・そんな事ないよー?凄い優しくて良い子だよ?」

ジョズ「そんな風には見えねェ」

「ええ!?・・・可愛い顔してるよ!?」

「「「「何処がだよ!!!」」」」
扉の向こう側から聞いていたのは白ひげ海賊団の人達が突っ込む

「!!ふふっ・・・」

イゾウ「クミは弟の心を覗いた事はないのか?」

「んー?・・・昔はやったけど最近はやってないわ」

ビスタ「・・・読まないのか?」

「ええ・・・読んだら今の関係でいられない気がして」

白「グララララ!!クミお前赤髪の所を出てってから連絡してねェそうじゃねェか」

「!!!・・・あ・・・してないわ」

白「心配してるんじゃねェか?」

「・・・そうね・・・行って来るわ」
クミはシャンクスの気配を探す

「・・・あら?・・・他に誰かいる?・・・・まあいいわ・・・・じゃあ、皆また来るわ」

「「「じゃあな!」」」
シュン!!
クミはシャンクスの所に移動した

マルコ「・・おかしな女だよい」

ビスタ「うむ・・・あの女に興味のないエースが惚れるぐらいだぞ?・・」

ハルタ「さり気なくエースに失礼だぞ」





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