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ワンピース
再会
翌日・・

「・・・すー・・すー・・・んん・・」
クミは起き上がると顔を洗う
準備をし終わると荷物を持って外に出た

「・・ふふっ・・・今日もいい天気ね」
スタ・・スタ・・スタ・・・
クミが港に向かうと
ドサッ・・・
荷物を落とした

「・・・!!・・・1!」
目の前に黄色い潜水艇があるのだ・・!!

「・・・昨日は・・なかったのに・・・潜水してたって事ね・・・!」
クミは荷物を持ち直して街に引きかえした

「・・・何処・・・?」
探したが見つからなかった・・

「・・・あの潜水艇じゃないって事かしら」
そして、また歩き出すと

「!!!・・・居た」
ずっと先に黄色いパーカーにモフモフ帽子に長い刀を持った長身の男がこっちに歩いて来る

「・・・・」
相手は気づいていないようだ
そして、すれ違い際に

「・・・・・」
ふわりと懐かしい香りがして男は振り向く

?「!!!!」
クミはそのまま歩く

「・・・っ・・・」
クミは涙を目に溜めながら歩き出す

?「・・・待て!」
男がクミに叫びクミは一度止まるがまた歩き出す

「・・・ぐすっ・・・・」
タタタッ!!
男がクミに向かって走り出すと
ガシッ!!
クミの腕を掴む

「!!」

?「・・・クミさん・・・なのか・・・?」

「・・・!!」
クミは顔を前に向けたままだ

?「・・クミさんだろ!?」

「・・・」

?「返事してくれよ・・!」

「・・・ロー・・」
クミはそう言うと後ろを振り向いた

ロー「!!!」

「・・・ぐすっ・・・・大きくなったね、ロー」

ロー「!!・・・クミ・・さ・・ん・・・!!」
ローも泣きそうな顔になる

「ふふっ・・・・ローの手配書を見てすっ飛んで来たわ」

ロー「!!」

「死の外科医なんて凄い異名じゃない」

ロー「・・そうか?」

「ええ・・・ふふっ・・・黄色い潜水艇ですって?」

ロー「!!・・そうだ」

「ふふっ・・・昔言ってたもんね・・・海の中を見られるように潜水艇にするって」

ロー「!!・・・覚えてくれたのか?」

「当たり前じゃない・・!」

ロー「・・・ありがとう」

「ふふっ・・・」

ロー「クミさん!」

「?」

ロー「俺の仲間と船を見てくれるか?」

「!!・・・もちろんよ」

ロー「!!こっちだ」
ローはクミの手を引く

「・・・・(あんなに小さかったローがこんなに・・大きくなって・・・私より大きいかも・・・でも・・刺青は許せないわ!!・・あ・・私も入れてた・・・)」

ロー「俺のクルーは優秀なんだぜ?」

「そうなの・・・楽しみだわ」

ロー「クックック・・・クミさんあれから11年経ったのに・・・相変わらず綺麗だな」

「!!!!/////・・・・ふふっ・・・ローったら口も達者になったわね」

ロー「本当の事さ」

「・・・ふふっ・・・」
そして、黄色い潜水艇が見えると
タン!!・・・スタッスタッ・・・
ローとクミが甲板に降りると

ローのクルー達「「「船長ー!!おかえりーー!!」」」

ロー「・・ああ」

「!!・・・」
そこには昨日クミが見た白クマとペンギンと書いた帽子を被った男とキャスケット帽子を被った男がいた

3人「「ああ!!」」
3人はクミを見て驚く

ロー「・・なんだ・・・ペンギン知ってるのか?」

ペン「はい!・・昨日すれ違って!」
ペンギンと書かれた帽子を被った男が答える

ロー「・・シャチにべポもか?」

シャチ「はい!」
キャスケット帽子の男が答える

べポ「アイアイ!」
白クマも答える

「え?・・・白クマが・・・喋った!?」

べポ「・・すいません」

「・・なんか・・打たれ弱いし・・」

ペン「船長・・・この方は?」

ロー「・・俺の・・恩人だ」

「ふふっ・・・恩人なんてそんな固くなくていいのに・・・」

ロー「おれはそう思ってんだ!」

「・・そう」

べポ「でも・・・この人・・」

ロー「・・何だ・・」

べポ「・・この人だよね」
べポはクミの手配書を取り出す

「!!」

ロー「!?・・・それ・・・クミさんなのか?」

「・・・ええ・・そうよ」

ロー「!!?・・・海兵じゃなかったか!?」

「もうあの後すぐに辞めたわ」

ロー「・・じゃ、じゃあ・・!!」

「そうよ・・私がその手配書の羞月閉花の悪魔クミよ・・・賞金も5億9000万で合ってるわ」

「「「「ご本人だったーー!!!???」」」」
皆が驚く

「!!?・・・え?え?」

ロー「それ・・クミさんだったのか」

「・・・分からなかった?」

ロー「・・だって・・海軍に戻ったのかと・・」

「戻らないわよ・・・彼がいない海軍なんて嫌よ・・」

ロー「じゃあ・・11年間・・何処で何を・・?」

「ずっと海賊船に居候してたわ」

ロー「・・?」

「・・四皇赤髪のシャンクスよ」

ロー「!!」

「「「えええええーーーー!!???」」」

「・・ふふっ・・・ここの海賊団は面白いわね」

ロー「いや・・・」

「ふふっ・・・・ロー」
クミはローを呼ぶ
ローはクミに歩み寄る
すると
すっ!!
クミがローの帽子を取る

ロー「な!!」

「・・・ロー・・帽子を取ると本当に昔そっくりね」

ロー「!!」

「・・・・11年間・・・心配だったの・・・病気・・治ったか・・・ドフィに捕まってないか・・・色々と考えたわ・・・・でも・・こうして会えた・・・」
こつん・・
クミはローのオデコに自分のオデコをくっつけて

「・・もう・・私は・・嬉しさで心がいっぱいよ・・・ロー・・」
クミは涙を流す

ロー「・・・オレもそうだった・・・11年間・・ずっとクミさんが無事だと・・・願ってた・・・」
ローはクミの背中に腕を回した

ロー「・・・クミさん・・・」

「・・ふふっ・・・ローは今甘えたい時期なのかしら?」
クミはローを抱きしめると頭を撫でる

ロー「・・・・」

「・・ふふっ・・・」

ハートのクルー((((船長が・・・甘えてるーー!!?・・・凄いギャップだあああ!!!!))))
そこに居たクルー達が思った事だ

「!」
それに気づくクミ

「・・・ロー?・・」

ロー「・・・何だ」
ローは顔を上げる

「ふふっ・・・貴方クルーの前ではクールなの?」

ロー「は!!・・・・////」
ローはクルー達の存在を忘れていたらしい

「・・・ふふっ・・・」

ロー「・・笑うなよ・・!」
ローは俯く

ペン「・・・あんな船長見た事ねェ・・!」

シャチ「・・カメラねェかな・・?」

べポ「俺・・初めて見たよ、キャプテンが誰かに抱き付くなんて・・・!!・・・だって女の人にモテモテだけど特定の人は作った事ないし・・・あんな穏やかな顔も見た事ないし」

ペン「・・そうだな・・」

シャチ「・・それにしても・・・船長の恩人・・・超絶美人だな・・!!」

「「「「うん」」」」

「・・////・・・・」

ロー「!!・・・お前ら・・・」
ローはクルー達の方を見ると

ロー「・・・ROOM」
ブゥ――――ン!!!
薄い膜が覆う

「・・・!!」

ロー「・・・」
シャキン・・
刀を抜くロー

「!!・・ロー何を・・!!」

ロー「・・これが俺の能力だ・・・クミさん」

「・・・」
ズバアン!!
ローが一太刀すると

「「うわあああ!!!」」
クルー達の体が真っ二つに割れた

「!!!」

ロー「・・・ニヤッ・・」
ローが手を動かすとクルー達の体のパーツがバラバラにくっつく

「!!!」
そして、刀をしまう

「・・・・これが・・オペオペの実・・・」

ロー「・・凄いだろ?・・・痛みはねェから」

「!!」

ペン「船長〜〜〜!!」

シャチ「すいませんでしたーー!!」

べポ「許してーー!!」
皆ローに助けを乞う

「・・・・・ふふっ・・ロー貴方結構のドSね」

ロー「!!」

「・・ふふっ・・・素敵よ」

ロー「!!・・本当か?」

「・・ええ」

ロー「そうか!」
ローは嬉しそうに笑う

「「「「船長がわ、笑ったあああーーー!!??」」」」

「・・!?・・・」

ロー「・・・・チッ・・」

「・・ローの仲間は本当に面白いわね」

ロー「・・・ああ」

「・・ふふっ・・・さてと」

ロー「!!」
クミが立ち上がる

「・・私はちょっと確かめたい事があるのよ・・・」

ロー「・・もう・・行くのか?」
寂しそうな顔をするロー

「!!!・・・大丈夫よ、また来るわ・・・はいコレ」
クミはローに電伝虫の番号を書いたビブルカードを渡した

ロー「!!・・これは?」

「あら?知らないの?・・ビブルカードよ、これはその持ち主の居場所とその命を示しているのよ・・・だからこれを持っていれば大丈夫よ」

ロー「・・分かった・・」

「ふふっ・・・大きくなったローに会えて良かったわ。素敵な仲間達もローをよろしくね」

「「「「はい!!」」」」

ロー「・・・チッ・・」

「ふふっ・・・じゃあね、ロー」
チュッ
クミはローの頬に別れのキスをした

ロー「!!////」
クミは背中に羽を生やすと飛んだ
バサッバサッバサッバサ・・・!!

ロー「!!」

「「「ええええ!?!」」」
クミは飛ぶと何処かに向かった

ロー「・・・11年も経てば・・能力も使いこなしてるよな・・・」

ペン「・・・と・・飛んだ・・・」

シャチ「・・しかも・・コウモリのような羽根だった・・・でも・・さり気なく悪魔のような尻尾も生えていた・・・!!」

べポ「・・キャプテン・・」

ロー「・・クミさんの能力か?」

「「「うんうん」」」

ロー「・・ヒトヒトの実モデル悪魔・・・幻獣種だ」

ペン「ああああ悪魔!?」

シャチ「・・だから!通り名に悪魔が・・!」
全員納得する



クミはというと・・・

「・・・情報は確かなのかしら・・・・・エースがティーチを追ってるって・・・」
クミはエースのビブルカードを頼りにエースを探す

「・・・ティーチの心を読んだ事はあったけど・・・恐ろしい男だったわ・・・・!でも、まさか仲間殺しをするなんて・・!!」
クミは近くに島を見つけてそこに向かった

「・・んー?あれは・・冬島かしら・・?」
ザッ・・!!
クミは島に降りるとコートを出して着た

「・・・ここは・・・ドラム王国かしら?・・でも・・おかしいわ・・・結構前に来た時よりも活気がない」
クミは村に向かった
ザクッザクッザクッザク・・・・

「・・雪ね・・・北の海を思い出すわ・・・・ん?」
クミは木に何かを見つける

「!!」

?「うわ!」
そのタヌキのようなトナカイのような物体が喋る

「・・喋った・・!?・・」

?「!!」
タタッ!!
逃げようとすると

「!!」
クミが物を掴むようにして指を手前にくいっと曲げると

?「うわあ!!」
そいつが飛んで来た
ボフッ!!・・・

「!!・・可愛い!!」

?「!!・・は、離せ!!」

「ふふっ・・・・何で喋ってるのかは知らないけど・・・可愛い!!」
するとそこに・・

Drくれは「・・クミか・・!?」

「・・!!ドクトリーヌ!!」

くれは「あんた、此処で何やってんだい」

「え?・・ああ・・人探しですよ」

くれは「弟かい?」

「ああ、弟ならさっき会って来ました」

くれは「会えたなら良かったなじゃないか・・・それよりソイツを離してくれないかい?」

「!?・・・」

くれは「ソイツは私の弟子さ」

「!!・・・こんな可愛いのに・・?」

くれは「・・ソイツの名前はトニートニー・チョッパーさ」

「・・・」

くれは「ヒトヒトの実を食べた、トナカイさ」

「!!・・・」

チョッパー「・・・っ・・」

「・・可愛いーー!!この青鼻が可愛い!!」

チョ「え・・・?」

くれは「・・はあ・・」

「ドクトリーヌ!」

くれは「?」

「チョッパーを頂戴」

くれは「駄目に決まってるだろ!!」

「ええー・・・」

くれは「えーじゃない!」

チョッパ「・・お前・・俺が怖くないのか?」

「?・・怖くないわ・・だってもっと凄いのに会った事あるし?・・・私も怪物だし」

チョッパー「?!」

「・・私はヒトヒトの実モデル悪魔を食べたのよ」

チョッパー「・・・!!」

「あなたと同じ怪物よ」

チョッパー「!!」

くれは「・・・・クミ誰を探しているんだい?」

「・・火拳のエースよ」

くれは「・・ああ・・・村で噂してたよ・・」

「?!」

くれは「食い逃げする常習犯がいるって」

「・・エースだわ・・・居場所は分かる?」

くれは「分からないね・・」

「・・そう・・・いいわ、自分で探すわ」

くれは「そうかい」
クミはチョッパーを下ろす

チョッパー「!・・」

「・・じゃあ、行くね。バイバイ」
クミは村に向かった

チョッパー「・・・クミ・・」

くれは「あの子は良い子だよ・・・・相手の心が分かるのさ」

チョッパー「・・・うん・・」




ザクッザクッザク・・・

「・・エースは何処かしら・・」
覇気で探しながら歩くと

「・・!!・・この気配は」
クミはエースらしき気配を感じてそこに急いで向かう
タッタッタッタ・・・
そして、場所は飯屋だった

「・・・はあ・・」
ガチャ・・カランカラン・・
クミが中に入ると

店員「いらっしゃい」

「・・・居たわ」
クミはエースの後ろ姿を見つける
ガツッガツッガツッガツ!!!!
そして、そのまま立ち上がると

エース「ご馳走様でした!」
エースは出口に向かって走り出す

「・・・ダメじゃない・・エース」
クミは足を引っかける
ズッデェ――ン!!!

エース「ぐふっ!!」
顔面から倒れるエース

「・・・」

エース「痛ェ・・・誰だ!?」

「・・・ふふっ・・・」
エースはクミを見ると驚く

エース「クミ!!」
ムクッ!!
エースは立ち上がる

「・・貴方今食い逃げしようとしたでしょう」

エース「!!・・・ち・・違ェよ・・!!」
必死に顔を振るエース

「・・お金は?」

エース「ねェ」
ドガッ!!
クミはエースをさっき座っていた椅子に吹っ飛ばした
ガッシャン!!・・・

エース「痛ェーー!!」

「・・・当たり前よ・・覇気込めたもの」

エース「くっそ――!!」

「・・オジサン・・ごめんなさいね・・・」

店員「・・・;」

「・ほら・・謝りなさい」
ガン!!
クミはエースをテーブルに叩きつける

エース「!!・・す・・すびばぜんでした」

「ふふっ・・・それでいいのよ・・・いくら?」
クミは指を鳴らすと500万ぐらい出すと

店員「!!!」

「・・コイツが今まで食い逃げしたお店に払っておいてください」

店員「・・・ああ・・」

「・・行くわよ」
ガシッ!!・・・ズルズルズル・・・
クミはエースを引きずりながら歩くと出てった
ガチャ・・・バタン・・
クミはエースを森に連れて行くと
ぱっ・・ドサッ!!

「・・どうしていつもお金を持っていないの!!?」

エース「・・・持ってたけど・・・燃えた」

「・・!!?・・・はあ・・・」

エース「クミは何しに来たんだ?」

「・・!!・・・そうそう・・・・ティーチの事を聞いたから確認しに来たのよ・・・事実なの?」

エース「・・・ああ・・そうだ・・・アイツは仲間殺しをしたんだ・・!」

「・・それで2番隊隊長としてアイツを?」

エース「そうだ!」

「・・・彼が欲しがっていた悪魔の実は何の能力?」

エース「それが分からねェんだ」

「・・そう・・・気をつけてね・・・アイツの心を読んだ時・・・もの凄く黒くて・・恐ろしかったわ」

エース「・・あいつは・・狙ってたんだ」

「・・そうね・・・きっとその悪魔の実が一番に流れてくる白ひげさんの船に乗っていたのね・・」

エース「・・ああ・・・」

「・・・」

エース「なあ!聞いてくれよ!」

「?」

エース「見てくれ!!」

「?」
エースが見せた手配書は

DEAD OR ALIVE
モンキー・D・ルフィ
賞金
3000万ベリー

「!!・・ルフィ・・!!」

エース「ああ!海に出たんだ!!」

「・・大きくなったわね」

エース「俺アラバスタでルフィの事を待とうと思ってな」

「!!・・・ルフィに?」

エース「クミもどうだ?」

「・・そうね・・・・・会いたいわ・・」

エース「じゃあ来るか?」

「・・ええ・・・お願いするわ」

エース「あぁ・・・」

「・・ふふっ・・・」

エース「・・そういえば、クミ弟に会えたのか?」

「ええ・・・会えたわ。まあ・・兄弟じゃないけどね・・・私がそう思っているだけよ」

エース「・・・ふーん・・」

「興味なさそうね・・・?」

エース「!!そ、そんな訳ねェよ!!」

「・・本当に?・・」

エース「当たり前だ!」

「・・11年ぶりに会ったけど・・・大人になってたわ・・・見た目は成長しても中身は同じだったわ」

エース「そうなのか・・・・何歳なんだ?」

「・・確か・・24よ」

エース「何ー!?・・・俺より・・年上・・」

「ふふっ・・・・あなたよりも頭もいいわよ?」

エース「んなー!!!」

「ふふっ・・・」

エース「・・さてと・・ルフィに伝言は渡した事だしな・・・行くか」

「ええ・・・楽しみだわ・・・!アラバスタ」

エース「・・だがいるのは1週間だぞ?」

「ええ!?・・・少ないわ」

エース「ティーチの情報を確かめたらすぐに出るんだ」

「・・・そう・・・・・まあいいわ」
エースのストライカーがある港に向かう二人

「・・かっこいいわね・・」

エース「だろー?特注だぜ?」

「ふふっ・・・」

エース「さあ乗れよ」

「ええ」
クミはエースのストライカーの前に乗る

エース「行くぞ」

「・・・どうぞ」
エースのストライカーはエースのメラメラの実の能力を動力としているためエースにしか使えない

ゴオオオ!!!・・・

「・・ふふっ・・・良い風ね」

エース「はははっ」




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あきゅろす。
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