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ワンピース
手配書
東の海に来たクミ

「・・・傷が・・まだ・・」
クミはまだ傷が治っていない為左の横っ腹を抑える
船で辿り着いた場所は・・・・フーシャ村だった

「・・・ハァ・・ハァ・・・静かな・・村だわ・・・」
バタリ・・
クミは傷が開き倒れる

?「!!!・・・おい・・お嬢さん?」
近くを通った赤い髪の男性がクミに話しかける

?「おい!・・起きろ!」

「・・・・」

?「!!・・傷が開いちまってる!!・・・」
男の人はクミを抱えると自分の船に向かった


クミが起きたのは2日後だった

「・・・ん・・・」
ムクリ・・
クミが起きると傷は治療されていた

「!!・・・ここは」

?「起きたか」
男の人が入って来る
赤髪の左目には3本の傷が入っている

「・・・誰?」

シャンクス「俺は・・シャンクスだ!」

「・・私はクミよ・・・」

シャン「クミは何故港に倒れていたんだ?」

「私は北の海から来たの」

シャン「!!・・・あんな小舟で?」

「ええ」

シャン「・・すげェな」

「シャンクスも凄いわね・・・海賊王のクルーだったのね」

シャン「!!」

「・・私の能力よ・・・相手の記憶や思っている事・・いろんな事が分かるのよ」

シャン「・・・何者だ」

「・・元々は海兵よ・・・今は海賊」

シャン「・・仲間は」

「・・いないわ・・・作りたくなくて」

シャン「・・・何かあったのか?」

「・・こっから先は聞いちゃだめよ」

シャン「・・分かった」

「・・・ここは何処?」

シャン「・・フーシャ村だ」

「・・ふーん・・・外に出たいわ」

シャン「おう、いいぞ」
シャンクスは扉を開ける

「ありがとう」
クミは外に出る

「・・すぅ〜〜〜・・・・」
クミが外に出ると

?「お前誰だ?・・シャンクスの仲間かー?」

「!!」
目の前に小さな子供が現れる

シャン「ルフィ!!・・・違ェーよ!」

ルフィ「違うのかー?」

「ええ・・・ふふっ・・面白い子ね」

ル「!!」
クミが笑う

シャン「!!・・////・・・・可愛い・・」
シャンクスは呟く

「・・ルフィっていうのね・・?親は?」

ル「爺ちゃんだけだ!」

「・・爺ちゃん?家にいるの?」

ル「いねェぞ!仕事だからな!」

「・・ふーん・・・何の仕事してるの?」

ル「海兵だ!」

「・・!?!?!?・・か・・海兵・・?・・・ルフィ!名字を教えて!」

ル「・・モ・・モンキー・Dだ」

「!!!!!!・・・まさか・・ガープさん・・?」

ル「爺ちゃんを知ってんのか!!?」

「・・・ガープさんの・・孫・・?・・・確かにどこか似てるけど・・・話も聞いていたけど・・・」
クミは独り言をブツブツ言う

ル「??」

シャン「・・・おい、ルフィ」

ル「何だ、シャンクス」

シャン「明日からまた3日ぐらい空ける」

ル「!!オレも連れてってくれよー!」

シャン「だめだ」

ル「何でだよー!」

「!!・・ルフィ・・海賊になりたいの?」

ル「おう!」

「・・・ガープさんは立派な海兵にするとか言ってたけど・・」

ル「それは爺ちゃんが勝手に決めた事だ!俺は海賊になるんだ!!」

「・・ふふっ・・・ローに似てるわ・・その夢を語る所が・・」

ル「・・ロー?・・誰だ?」

「・・ふふっ・・・私の・・弟よ」

ル「・・弟?」

「ええ・・私はそう思っているわ」

ル「・・ふーん・・そうなのかー」

「・・ふふっ・・・」

シャン「クミ、あそこの酒場に俺の仲間がいるんだが来るか?」

「!!!・・・行くわ」
クミがシャンクスに付いて行く
ギィ〜〜〜
中に入ると
がやがや・・・

「!!」

クルー「おお!!頭がこの間助けた嬢ちゃんだ!」

クルー2「すげェ美人!!!」
シャンクスのクルー達がクミを見て驚く

「!!」

ベックマン「おい、頭ァ・・・手出したのか?」

シャン「出してねェよ!!」

ルー「頭は手が早いからな!」

「・・・・」
クミはシャンクスからそ〜っと離れる

シャン「違うって!!」

ル「あっはっはっはっは!!シャンクスクミに嫌われてるーー!!」

ヤソップ「嬢ちゃん名前なんていうんだ?」

「・・クミよ」

ベックマン「・・クミ?・・・何処かで・・」

ルー「・・ドンキホーテ海賊団の特別幹部だ」

「「「「えええーーーー!!?」」」」

ベックマン「ああ・・そうだ」

シャン「え!?・・・海兵じゃないのか!?」

「・・・海兵よ?・・スパイだったのよ」

シャン「・・スパイ・?」

「ええ・・・私の大事な人と一緒にスパイをやっていたんだけど・・・・バレて彼は殺され・・私も撃たれたわ・・・彼はローを守るために死んだのよ・・・私はローが海に出るのを待つことにしたの」

シャン「・・弟ってやつか?」

「ええ・・・そうよ・・・ローとは離れちゃったけど・・・きっと立派な海賊になって・・海に出るわ。ルフィ・・あなたよりも強いかも」

ル「!!敗けねェぞ!」

「ふふっ・・・ローも負けず嫌いだからあなたと息が合いそうだわ」

ベックマン「クミ・・お前海兵だった頃の地位は?」

「・・海軍本部中将よ・・・通称黒揚羽」

「「「!!!!!」」」

クルー「あの海軍の可憐な蝶!?・・・」

「・・ふふっ・・・」

シャン「中将か・・!」

「ええ・・・」

シャン「・・・クミ」

「?」

シャン「・・俺の船に乗るか?」

「!!!」

ベックマン「・・いきなりにもほどがあるぜ?・・」

「・・嫌よ」きっぱり

シャン「ガァ――ン!!!」

ルー「・・準備ってのがないのかー?お頭には」

「・・ふふっ・・勢いは好きよ」

シャン「!!////」

クルー「お頭まさかクミに惚れたのか〜?」

シャン「!!バカいえ!」

「ふふっ・・・」

ベックマン「クミはこれからどうするんだ?」

「え?・・・そうね・・ここで世界を見るわ」

シャン「そうか!」

「ええ」

そして・・1年が経ち・・・
ルフィが間違えてゴムゴムの実を食べて、そして山賊ヒグマがルフィを攫ってった
煙幕で逃げたのだ

「・・ルフィ!?」

シャン「しまった!!」
皆で手分けしてルフィを探す
そして、シャンクスがルフィを抱えて海から戻って来た

「!!!シャンクス!!・・・腕・・」

シャン「・・・大丈夫だ・・」

「・・無理をしたのね」
シャンクスは左腕を失くしたのだルフィを助ける際に近海の主に食べられたのだ

そして、数日が経ち・・
シャンクスはルフィに麦わら帽子を託す

シャン「いつか立派な海賊になって返しに来い」

ル「・・・!!」
ルフィは思いっきり頷く

「・・・ふふっ・・じゃあね、ルフィ」

ル「おう・・!!」

「・・また会いましょう」
クミはルフィの頭にポンッと手を乗せるとシャンクスの船に乗った
自分の降りたい島まで送ってってくれるらしい
シャンクス達が出航するといつまでも手を振っているルフィ

「・・・ふふっ・・・強くなるわよ・・ルフィは・・」

シャン「ああ」
その後、偉大なる航路に入り・・・数か月後・・

「・・・・・あれが・・シャボンディ諸島」

シャン「ああ・・・あそこに会いたい人がいるんだ」

「会いたい人?」

シャン「あぁ」

「ふーん・・・」
クミ達は船を着けると上陸した

「・・シャボン玉が地面から出てる・・!」

ベックマン「・・・・」

シャン「ここからは自由でいいぞー」
わあああああ!!うおおおお!!
皆は走ってどっかに行った

「・・ふふっ・・・」
クミも適当にブラブラ散歩を始める
そして、フーシャ村を出て数か月・・・

「・・シャンクスー」

シャン「・・なんだ・・」

「私少しだけここをあけるわ」

シャン「はあ!?」

「・・・お願い」
クミは上目遣いを使うと

シャン「!////・・・・い、いいぞ」

「ありがとう・・・じゃあ、行って来るわ」
ヒュン!!
クミが移動する
スタッ・・!!

?「うわあ!!」

?「何だ!?」

?「!!!」

「・・・・ちゃんと着い「クミ−−!!」!?」
バフ!!
クミに向かって何かが突っ込んで来た

ルフィ「クミだあああ〜〜〜!!」

「!!ルフィ・・!!」
麦わら帽子を被ったルフィだった
クミはルフィを抱えたまま立ち上がり見渡す

「・・ん〜・・ここは・・山かしら?」

ル「うん!コルボ山だ!」

「・・ああ・・・そういう事・・・・ガープさんがルフィを・・・・山賊っ・・!?」

ル「おう」

「・・あなた平気なの?」

ル「大丈夫だ!」

「・・そう・・・」

?「・・おい、ルフィ」

ル「何だ?」

?「その人は誰だ」
帽子を被った少年とそばかすの少年が言う

ル「クミだ!」

「「だから、誰だよ!!」」
二人が揃って叫ぶ

「・・ふふっ・・・ルフィ、この子達は?」

ル「エースにサボだ!」

「・・エースにサボ?・・・ふふっ・・・ルフィの友達?」

ル「兄ちゃんだ!」

「!!・・・ルフィの?・・」

ル「おれ達は兄弟の盃を交わしたんだ!」

「!!・・・ふふっ・・・兄弟が出来て良かったわね」

ル「おう!!」

「・・ふふっ・・・ルフィ少し強くなったんじゃない?」

ル「そうか!?」

「ええ」

エース「・・・で・・」

サボ「結局、誰なんだ」

ル「前からずっと話してただろ!!!シャンクスと同じで友達だ!!」

エース・サボ「「・・・ああ・・・思い出した!!」」

エース「・・!・・そうか・・」

サボ「・・こんな綺麗な人が・・・ルフィの友達?・・」

エース・サボ「「信じられねェ」」
二人が鼻をホジって言う

「・・!!ふふふっ・・」

ル「んだとー!!!クミはすっごく強いんだぞ!!」

エース「どれくらいだ?・・」

ル「そ、それは・・・!!俺が戦っても避けられて終わった!」

サボ「お前に負けたら海賊やってけねェよ」

「・・あら・・二人共強いの?」
クミが聞く

サボ・エース「「ああ!」」

「・・じゃあ、二人で掛かっておいで」
クミがそう言うと鉄パイプをもって二人が掛かって来た

ドガッ!!ボカ!!ドサッ!!ドサッ!!

「・・・そこそこね・・」
二人は瞬殺で倒される

エース「・・つ・・強い・・」

サボ「・・・・」

「・・ふふっ・・・」

ル「クミすげェ!!」
ルフィはクミを見て目を輝かす

「!!・・そう?///・・・」

ル「うん!!」

「////・・・・そう?そんなに?・・・ルフィは本当に可愛いわ!お礼に、これあげる」
ポン!!
クミは能力で骨付きの肉を渡す

ル「!!ありがとう!!」
ルフィはお肉を食べ始める

「・・ふふっ・・・よく噛んで食べてね」

エ・サ「「ああ!!ルフィ!!てめエ!!」」
二人が目を覚ますとルフィを羨ましがる

「!!・・二人も欲しい?」

エ「!!」

サ「うん!」

「・・ふふっ・・どうぞ」
クミはサボとエースにもお肉を渡す

サ「ガブッ!!・・・うめエ!」

「そうでしょう?ふふっ・・・シャンクスの船のコックさんのお肉を今こっちに移動させたのよ」

サ「?」

エ「!!・・い、いらねえ!」

「!!・・・要らないの?・・」

エ「・・・ふん!」
ぐぅ〜〜〜〜〜
エースのお腹が鳴る

エ「!!/////」

「ふふっ・・どうぞ」

エ「!!・・・」
エースはお肉を奪うと食べ始める
ガツガツ!!

「・・ふふっ・・・」

ル「なあ!クミはいつまで此処にいるんだ!?」

「!!」

サ「おれ達の修行してくれ!」

「!!・・・修行?」

エ「!!してくれよ!」

「!!・・・!?」

ル「いいじゃねェか!クミ!!」

「!!・・・うーん・・・・」

サ「まあ、とりあえず戻るか」

「・・何処に?」

エ「ダダンのとこだ」

「・・ダダン・・・ああ・・・山賊ね」

ル「そうだ!男の中の男の中のオバサンだ!」

「・・そう・・・ふふっ・・・お土産はお酒とかでも良い?」

「「「おう!!」」」

「・・ふふっ・・」
クミはルフィ達に付いて行く
ザッザッザッザ・・・・

エ「・・なあ・・・」

「?」

エ「・・あの・・・・いや、何でもねェ」

「??・・」
クミはエースの心を読む

「・・・!!・・・(海賊王の・・・息子!?・・どういう事・・!?)」
そして、ダダンの家に着く

ル「ここだ!」
ガチャ!!

サ「ダダンー!!今日は客が来てるぞー!」

ダダン「はあ!?」
中から赤い髪のオバサンと小さい男とデカい男が出てくる

ダダン「!!誰だ!お前!」

「クミです、こんにちわ」

ドグラ「どっかで見た気がする・・」

マグラ「・・あ・・・思い出した」

ダダン「はあ!?」
ダダンがドグラとマグラに問う

マグラ「賞金首ですよ!!頭!!」

ダダン「!?」

ドグラ「・・そうだ!・・今手配書を持ってくる」
ドグラが走って家の中に入って行った

エース・サボ・ルフィ「「「???」」」
3人は知らないようだ

「・・ふふっ・・」

ダダン「・・・手配書〜〜〜!?賞金首かい!?」

「ええ」

ル「!!?・・そ、そうなのか?」

「ええ・・・そうよ」

ドグラ「もって来たぞ〜〜!」
ドグラが走って紙を持ってくる
それをダダンに渡す

ダダン「見せてみろ!・・・!?・・・一十百千万・・・・1億・・2億・・・・・・えええええ!!!?・・・2、2億555・・・・5000万!!!?」

「!!」

サボ・エース「「何ィ〜〜〜!!?」」

「・・ふふっ・・」

マグラ「こ、こんな場所に2億5000万の首が何しに!?」

ダダン「わ、私達の首を取ろうってかい!?」

「・・;・・」

ル「すげェ〜〜〜!!クミってそんなに賞金高かったのか!!」

「!!・・・そうよ」

エース「・・・;」

サボ「・・通りで強いわけだ・・」

ダダン「!!・・おい!ルフィ!・・・知り合いか!?」

ル「おう!クミだ!!友達だ!!」

「・・ふふっ・・・よろしくね、ルフィ達の子守の山賊さん」

ダダン「!!!」

ドグラ「・・それは本当なのか?ルフィ」

ル「うん!!シャンクスと一緒だ!!」

「ふふっ・・・そういう事よ、二日ぐらい泊めさせて頂くわ」

ダダン「!!そんな勝手は許さんよ!!」
ダダンが怒ると

「・・やだ・・・私、沢山お酒と食料持って来ちゃった・・・」
クミがそういうと後ろに
ドサァッ!!!!
沢山の酒と食料が出て来た

ダダンたち「「「!!!!」」」

「「「「さ、酒だ〜〜〜〜!!!」」」」

ダダン「ど、どうぞ!」
ダダンはいきなりかしこまる

「ふふっ・・・」

ル「・・・・わあああ!!!肉だ〜〜!」

エース「・・また・・出した」

サボ「・・何もないところから・・出した」

「・・ふふっ・・」
クミは山賊達に囲まれて中に入っていく

山賊「どうぞ、どうぞ!」

「・・ふふっ・・・ルフィとエースとサボもおいで」

ル「うん!!」

サボ「・・・おう・・」
サボとルフィが走って行く

エース「・・・ふん!」

サボ「おい、エース行こうぜ!」

エース「んな!!」
エースの腕を掴んで中に入っていくサボ
その日の夜・・・

ル「・・すかー・・すかー・・・」

エース「・・・すー・・すー・・」

サボ「・・むにゃむにゃ・・・」
3人はクミの膝枕で寝てしまった

「・・ふふっ・・・」

ダダン「・・・あんた、こんなとこに居ていいのかい?」

「!!・・・何が?」

ダダン「・・ここには、ガープが来るんだぞ。すぐ捕まっちまう」

「ふふっ・・・捕まらないわ、彼も老兵私の速度に付いて行く事は出来ないわ」

ダダン「はあ・・・・・ガープの奴、エース一人だけで大変だってのに自分の孫までおいて行きやがって!」
愚痴をこぼし始めるダダン

「・・ふふっ・・・でも、それなりに楽しんでいるんじゃない?」

ダダン「!・・んな訳ねェよ・・!!・・エースは海賊王の息子、ルフィはガープの孫ってだけで・・心が居れそうだよ」

「・・ふふっ・・・・親の罪を子供が受ける必要なんてないわ・・・」

ダダン「!!」

「・・鬼の子だから何?・・・私はそう思うわ」

ダダン「・・・」

「世界から例え蔑まれようと憎まれようと私はこの子達の味方よ・・・だって、ほら・・・こんなに必死に生きてるじゃない?」

ダダン「・・・!!・・・変な奴だねェ・・」

「ふふっ、そう?」
クミは能力で3人を浮かすと布団と枕を出して寝かした

「・・・」

ダダン「・・・あんた・・・いや、クミ」

「?」

ダダン「・・・・誰か心配している奴がいるのか?」

「!!・・・・そう見える?」

ダダン「・・ああ、3人を見ている目が何処か愛しそうにしているよ」

「!!・・・ダダンにもそういう感情があるのね」

ダダン「!!し、失礼だね!!」

「ふふっ、ごめんごめん・・・・・私は夜風を浴びてくるわ」

ダダン「ああ・・・私はもう寝るよ」

「・・ええ・・・おやすみ」
クミは家の屋根に乗り空を見上げる
ドサッ・・・
横になる

「・・・ロー・・・きっと・・無事で生きているわよね・・・・ロシナンテがいなくなって2年程・・・やっとやる事が見つかった気がするわ・・」
クミがそうしていること3時間・・

「・・・そろそろ・・寝ようかしら」
ムクッ・・
起き上がると
カツ・・カツ・・

エース「・・・」
目の前にエースが現れる

「!!・・・どうしたの?」

エース「・・お前は・・・オレをどう思う?」

「!!?・・・何を言っているの?」

エース「俺の親を知っているんだろ・・!?・・・オレは海賊王の息子で・・!生まれてきちゃいけっ「ばふっ!!」・・!!」
クミがエースを抱きしめる

「・・そんな事ないわ、この世に生まれてきてはいけないなんて事はないわ・・・親が例え海賊王でもエースはエースでしょう?」

エース「!!・・・っ・・・」
エースは泣く
クミは頭を撫でる

「・・・辛かったでしょう・・大変だったでしょう?」

エース「・・ぐすっ・・・うわあああああ!!」
大声で泣くエース
エースが泣き疲れるまで一緒にいたクミ

エース「・・・すー・・すー・・」
エースが眠ったのは3時間後だった

「・・・眠ったかしら?・・・」
エースを抱き上げると中に入り一緒に布団に入った

「・・・・ふあ〜〜・・・すー・・すー・・」
すぐに眠りにつくクミ

翌朝・・・

エース「・・・う・・ふあ〜〜・・・」
エースは起きると横を見た

「・・・すー・・すー・・」

エース「!!!////・・・・な、何で横に寝てんだ!?」

「・・・すー・・すー・・」

ル「・・すかー・・すかー・・ん?」
ルフィも起きる

サボ「・・朝か・・?」
サボも起きると全員が起き始める

ル「いいなーエース、クミと寝れて」

エース「!!////・・な、何言ってんだ!!」

サボ「エース何照れてんだよ」
サボがエースを突っつく

エース「照れてねェよ!!///」

山賊「・・いいなあ・・・・」

山賊「おれ達も〜」
山賊達がクミに近づこうとすると

「・・・すー・・すー・・・」
ヒュン!!
クミがいつの間にか消える

山賊達「「「!!?」」」
キョロキョロする山賊達

ダダン「何やってんだ!?」
ダダンがマグラとドグラを連れてやって来る
すると
スタッ!!

山賊「!!」
ピトッ・・
クミが山賊の首に指を当てる

「・・・忠告するわ・・・私の寝ている時に近づくとこのまま指を刺すわよ」

山賊「!!」

ダダン「・・何言ってんだ・・・!?」

「・・そのままよ・・・・気をつけて頂戴」
クミが指を離す

山賊「・・ほっ・・」

山賊2「指が刺さるなんて事あるのか!?」

山賊3「聞いた事ねェよ!」
山賊達がザワザワすると
ドガガガガ!!!!
クミが壁に指で穴を沢山あける

ダダン「!!?・・何ーー!?!」

山賊「「「ヒィ〜〜〜〜!!本当に刺さった〜〜〜!!」」」

「・・ふふふっ・・・これで、分かった?」

山賊「「「はい!!!」」」
山賊が敬礼する

「ふふっ」

ダダン「・・・おい!クミ!!」

「・・?」

ダダン「壁に風穴開けてくれやがって、直すは誰だと思ってんだい!!」

「・・・あ・・・直すわ」
クミが指を鳴らすと壁が元に戻る

「「「えええ〜〜〜〜!!!!」」」

「・・ふふっ・・」

エース「・・おれは・・・死んでたのか?」

「ふふっ・・・・それは、ないわ」

サボ達「「・・??」」

「だって、私子供好きだもの〜〜!」
クミはエースを抱きしめる

エース「んな!!!/////は、離せ・・!!」

「ふふっ・・・」

サボ「いいなー」

「あら?」
クミはサボとルフィもギューっと抱きしめる

サボ・ル「「うわっ!!」」
その日の昼・・

「・・違うわ、そこをこうよ!」
クミはエース達に1日だけの修行をつけた
そして、日が暮れて・・・

「・・・あら・・もうこんな時間ね・・・私は、そろそろ帰るわ」

ル「!!・・もっと居ろよ!!」

サボ「そうだぞー!」

エース「・・おれも・・思う」

「・・ふふっ・・・無理よ、私にはやるべき事があるしそれに・・・3人にはまた大きくなってから会いたいわ」
ニコッと笑うクミ

「「「!!!」」」
そこにダダン達がやって来る

ダダン「・・気ィつけてけな」

「!・・・ええ、ダダンも頑張って頂戴・・・他の皆もさよなら」

「「「じゃあな〜〜!!」」」

「・・じゃあ、行くわ」
ガシッ!!
ルフィがクミの足を掴む

「!!」

ル「クミ!!」

「?・・どうしたの?」

ル「約束忘れんなよ・・!!」

「!!・・・・あれは、まだ承諾していないわ。・・・・でも、貴方がもっともっともっと強くなったら考えておくわ」

ル「・・うん・・!!」

「・・エースもサボもまた会いましょう」

サボ「おう!」

エース「ああ」

「・・・元気でね」
シュン!!
クミは消える

ル「・・!!・・」

サボ「・・あーあ・・・行っちゃったな・・」

エース「・・・でも、1日だけで結構強くなった気がする」

サボ・ル「「そうだな!!」」

スタッ!!

シャン「おお!?」

「・・ふふっ・・・また酒を飲んでるの?」

シャン「うるせェ!」

ヤソップ「頭はクミがいなくて寂しかったんだよ」

「!!・・・ふふっ」

シャン「!!////・・・んな訳ねェだろ!!」

「ふふっ・・・そうなの?残念」

シャン「!?」

「・・私は寝るわ」
クミは自室に入ってった

シャン「・・・・」

ベックマン「・・・くっくっく・・・・頭その間抜け面はやめてくれ」

シャン「!!お前もか!」

ベックマン「・・くっくっく」

「「「わっはっはっはっは!!!!」」」
全員が笑う

シャン「んな!!お前ら〜〜!!」
そんな旅を続けて・・・10年・・
船上にて

「・・・あー・・私も・・31かー・・・オバサンだ」

シャン「おれなんか37だぞ?・・・しかもお前・・・ほとんど容姿変わってねェじゃねェか・・・」

「ふふっ・・・よく言われるわ・・・20代みたいって」

シャン「ふんっ・・・おれなんか・・オッサンで通ってるからな」

「ふふっ・・・ご愁傷様ね」

シャン「!!」
そこに新聞がやって来た
バサッ・・

「新聞だわ」
クミが指でくいっとすると新聞が飛んで来た
ガシッ・・

「ふーん・・・別に気になる事はなさそうねー・・・」

シャン「おれにも見せろ」

「ん」
クミは新聞をシャンクスに渡す
ヒラッ・・・
紙が落ちた

「手配書?」
クミが手配書を見ると
そこには・・・

DEAD OR ALIVE
死の外科医 トラファルガー・ロー
懸賞金
4500万ベリー

「!!・・ロー!!」

シャン「なに!?・・コイツが・・お前が言ってた・・・」

「そうよ・・・ポロポロ・・・・ぐすっ・・ロー・・無事だったのね・・!!」
クミはしっかり大きくなったローを見て喜ぶ

シャン「・・じゃあ・・」

「ええ・・・今までありがとう・・・・」

シャン「・・お前が降ろしてほしい島まで乗せてって言ってから10年経ってるぞ?・・・」

「ふふっ・・・まあいいじゃない」

シャン「・・・はあ・・・」

「あら?シャンクスが溜め息なんて珍しい」

シャン「うるせェー・・・」

「ふふっ・・・じゃあ・・マリージョアの近くまで乗せてって頂戴」

シャン「!!・・・どうする気だ?」

「・・ふふっ・・・もうすぐで七武海の会議があるのよ・・・少し気になる事があって」

シャン「・・また危ねェ事をする気だな?」

「・・ふふっ・・・・・ちょっとねー・・・大丈夫!海兵になるから!」

シャン「・・・分かった」

「ありがとう」
そして、船をマリージョアの近くまで動かすと

「・・・皆・・・今までありがとう!」

「「「元気でなーー!!」」」

ルー「頑張れよ!」

ベックマン「早く弟に会えるといいな」

「うん」

シャン「・・・また遊びに来いよ!」

「うん!じゃあねーー!!」
クミはシャンクス達がいなくなるまでずっと見送った
そして、見えなくなると海兵になりすまし近くを通る軍艦に乗り込んだ

「・・ふふっ・・・楽勝ね」
見た目は普通の海兵だ

「・・・男みたいに喋らないとバレちゃう」
クミは名前をデビルと変えて海兵になりすます
そして、マリージョアで軍艦が止まると

「・・・」
シュン!!・・
一瞬で皆に見えない位の速さで3階まで上がった
スタッ・・・

「・・・・」
クミは普通に海兵と同じように歩いていると

海兵「七武海のバーソロミュー・くま殿が到着しました!」

「!!・・・やっぱり」
クミは今回の七武海の会議はマリージョアで行うと情報を得ていたのだ

「・・・どこだったかな・・」
クミは記憶を辿りに向かう

「・・・・」
覇気で誰がいるか確認する

「・・・・・!!!(・・マズいわ・・・今マリージョアには海軍大将がいるかも・・・この気配は絶対だわ・・・!!)」
クミは気配を殺しながら七武海の部屋まで向かった

「・・・・(・・アイツが来てるか分からないけど・・!!)」
そして、バーソロミュー・くまがやってきた

「!!!お疲れさまです!!」
クミは敬礼をすると扉を開ける

「どうぞ!!」
クミはくまが入るのを確認すると一緒にさり気なく入った

「!!」
中には・・くまの他にも・・クロコダイル・・ジンベエ・・モリア・・ミホークがいた

「・・・・(あんなに七武海が集まるなんて・・!!・・そんなに大事な会議なのかな・・・それより・・・来ないか・・・・)」
バアン!!
すると勢いよく扉が開いた

ドフ「フッフッフッフ!!!・・・・おお?女帝以外は全員いるじゃねェか!!」

鷹「ふん・・・いつもうるさい男だ」

クロコ「チッ・・」

モリア「キーッシッシッシ!!」

ジンベエ「・・・・」

くま「・・・・」

ドフ「フッフッフッフ!!」

クロコ「てめェこそ珍しいじゃねェか・・」

鷹「・・・噂程度だが興味のある情報を得た・・」

ドフ「全員同じ理由じゃねェーか?」

「・・・ギグッ・・・・(私の情報漏れてるかも!!・・・・・やっぱりあそこでシャンクスの船から降りるのはおかしかったか!!)」

モリア「羞月閉花な魔女 クミだろー?」

「!!!(バレてるーーー!!!)」

クロコ「・・賞金5億9000万ベリー・・・手配書で見たがあれはやべェな・・」

ドフ「フッフッフ!!・・・おい、ワニ野郎・・惚れたのかー?」

クロコ「・・ああいう女は尻が軽いんだよ」

「!!💢・・・」
クミはクロコダイルを吹っ飛ばしたくなる

ドフ「フッフッフッフ!!・・・クミに手は出させねェさ!」

「「「「!!!!」」」」

鷹「・・おい・・ドフラミンゴどういう事だ・・・」

ドフ「フッフッフ・・・それは本人に聞くのが一番だろう?・・・どうせこの建物のどっかにいるんだ」

ジンベエ「よく侵入しようと考えたものじゃ」
そこにセンゴクがやってきた

「!!」
クミは敬礼をずっとする
そして、会議が始まり・・・・そして、終わると

「・・・・」

セン「・・はあ・・今日も疲れた・・・おい・・お前ら」
センゴクは七武海の人達に問う

セン「来ることが珍しいお前らが何しにきた」

鷹「・・羞月閉花な魔女がマリージョアに忍び込んでいると聞いたが?・・」

セン「!!・・・クミがだと?・・・たかが噂だろ」

「・・・たかが噂でもそれが本当ってあるんですよ・・・センゴクさん」
クミは海兵の姿を解く

「「「!!!!」」」
そして、センゴクの前に立つ

「久しぶりですね・・・センゴクさん」

セン「クミ!!!・・・」
センゴクはクミの名前を呼んで固まる

ドフ「・・・」
ドフラミンゴは真顔だ

「・・・久しぶりね・・・ドフィ」

ドフ「・・お前・・・本当にクミなのか」

「ええ・・・」

ドフ「・・・手配書も・・・お前か」

「ええ」

ドフ「・・・・お前がここに居る理由は・・」

「あなたに話があったのよ」

ドフ「!!」

「・・・ふふっ・・・ローの手配書が出たわ・・・ローをまだ狙ってるの?・」

ドフ「!!フッフッフッフ・・・・!!だとしたらどうする?」

「・・ふふっ・・・そしたら?」
パチン・・・ポン・・
デカい鎌を出すと

「・・貴方の首を狩っちゃうわ」

ドフ「・・!!・・」

「・・・・」
二人が睨みあってると

鷹「・・・貴様等どういう関係だ」

ドフ「元部下だ」

「元上司」
二人が同時に言う

鷹「・・・!?」

ドフ「クミはおれの・・・元部下であり、妹のようなものだ」

「妹じゃないわ・・・・!!ロシナンテが生きてたら妹かもしれないけど」

ドフ「フッフッフッフ・・・・」

「・・しかも・・ちょっと生え際が気になるわよ」

ドフ「!?」

クロコ「クハハハハ!!!」
爆笑のクロコダイル

「・・とにかく・・・ローには手を出さないで頂戴・・・・もし手を出したらさっきも言ったけど貴方の首を狩りに行くわよ」
クミは鎌をしまうと

「・・じゃあ・・私が言いたかったのはこれだけよ」
クミは窓に向かうが

ドフ「・・待て」

「・・何か?」

ドフ「・・・・クミ・・戻って来る気はねェか?」

「・・・ないわ」
カツカツカツ・・・
クミは窓に足をかけると

「んじゃ!皆さん!!お騒がせしてすいませんでした!!さよなら!・・・・センゴクさん!」

セン「!!」

「ガープさんに孫さんに会ったって言っておいてくださいねー!」

セン「待てー!!」
タン!!・・・
クミは窓から出ると
バサッバサッバサッバサッ・・・・
背中からコウモリの羽根のようなものを生やして飛んだ

ドフ「・・・!!」

モリア「・・キーッシッシッシ!!」

鷹「・・ふん・・・赤髪が好いただけはあるな・・」

クロコ「あのフラミンゴ野郎が押されてたぜ!!クハハハハ!!!!」

ドフ「・・・・」



一気に降りたクミはそのまま飛んだ
バサッバサッバサッ・・・!!

「・・ふふっ・・・ドフィのあの顔・・・」
クミは笑いながら飛ぶ
そして、新聞を読んで気づいた

「・・!!・・・ローの手配書が発行されたのは偉大なる航路にはいってからじゃない!・・・」
クミは急いで双子岬に向かった

「・・・クロッカスさん!!」

クロッカス「!!・・・クミじゃないか・・!」

「あの・・ここをこの男の人が通りませんでしたか?」

クロッカス「・・・あーコイツか!知ってるぞ!一週間前に通ったぞ!・・黄色い潜水艇だったぞ!」

「そうですか・・・ありがとうございました」
バサッバサッ!!・・・
クミは黄色い潜水艇という情報を手掛かりにローを探した
ローを探す事3日・・・
クミはある島に着いた

「・・・あー・・・ここにもいないかー・・」
クミはとりあえず宿屋に向かった
スタスタスタ・・・・
すると前からオレンジ色のつなぎを着た白クマと白いつなぎを着た男2人組が歩いてきた

「・・・・(つなぎか・・・・それより、白クマ可愛い!!)」
クミとその3人がすれ違うと

?「あー・・良い匂いだ〜・・・」

?「・・あの顔どっかで・・・!!」

?「俺・・手配書で見た」

?「「早く言えよ!!」」

?「すいません・・・!!」
白クマが凹む

「・・・ふふっ・・・」
クミは宿屋に向かうと宿を取った
そして、風呂に入ると着替えてベッドに横になったが眠れない

「・・・・」
クミは屋根に上ると

「〜〜〜〜〜♪〜〜〜〜♪〜」
クミはよくローに歌った曲を歌う

「〜〜〜〜〜〜♪・・・・はあ・・・・」
クミは部屋に戻った
だが、その歌を聞き入っていた男が一人いた

?「・・・・」
ザッザ・・・
その男は歩いてった





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あきゅろす。
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