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ワンピース
さよなら・・・・私の愛しき人
港に着くと

「・・あら?・・」

コラ「・・・;」
船からドフラミンゴが顔を出して

ドフ「コラソン!!クミ!!帰ったか、船を出すぞ!!本部のおつるだ!!」

コラ・クミ「「!!」」

ドフ「海軍に嗅ぎ付けられた!」

「・・・言ってない・・みたいね・・」

ロー「へへへ、言わねェ事にした」
ローがコラソンとクミの前に立っている

コラ「!」

ロー「よく考えたら・・2年前に刺したのを黙っててもらった“かり”がある・・!今回のでチャラだ」

「・・ふふっ・・・」

コラ「・・・」

「・・やっぱりそうだったのね?ロー」

ロー「!!」

「・・・さっき記憶を読ませてもらったわ」

ロー「・・!!?」

「・・ふふっ・・・アレくらいでコラソンは死なないわ、それにコラソンはそんな事怒ってもいないわ・・・ふふっ・・」
クミは中に入る、それに続くローとコラソン

クミは甲板に向かう

「ドフィ!」

ドフ「!」

「おつるが来たって・・」

ドフ「そうだ」
ドフラミンゴが指さす

「!!!・・・」

ドフ「今から応戦しながら逃げる」

「・・・」
パチン!・・ポン
クミはデカい鎌を出す

「・・向こうに直接行くわ」

ドフ「!!」

「大丈夫よ・・私空を走れるから」

ドフ「気をつけてけ」

「うん」
タン!!・・・タッタッタッタ!!!
クミは軍艦に向かった

「・・・・」
スタッ!!・・・
クミは軍艦の甲板に降りると

「・・・・」

海兵「!!」

「・・・・ニヤッ」
ズバッズバッズバッズバ!!!!!
クミは一瞬で20程斬る

海兵「ぐああ!!」
ドサッドサッドサ!!!

「・・・ふふっ・・」

海兵「気をつけろ!!強いぞ!!」

「・・本部も弱くなったものね」

海兵2「!?」
ドガァ!!
クミが海兵の一人を蹴ると他の海兵も巻き込んで吹っ飛ぶ

ドゴォン!!!

「・・・」
ドン!ドン!!
銃でクミを撃つが
カキン!キィン!!キィン!!!
鎌で防ぐ

「・・弱いわね・・・つまらないわ」
タン!!
クミは上に飛ぶと
ドガァン!!!ガラガラ・・・!!
メインマストをへし折った

海兵「!!マストを折られた!!」

「・・・ニヤッ」
クミが覇気を込めて回転をしながら軍艦の甲板に踵落としをすると
ドゴォオオン!!・・・バキバキバキ・・・!!
甲板に亀裂が入りそのまま船は真っ二つに割れる

海兵「!!船が沈むぞーー!!」

海兵2「逃げろーー!!」
海兵達は海へ逃げる
そこに

おつる「・・また派手にやってくれたね」

「おつるさん」

おつる「ったく・・軍艦は高いんだよ」

「ふふっ・・だったら皆殺しの方が良かった?」

おつる「!!・・本当の海賊みたいな事いうんじゃないよ」

「・・・」
クミは鎌をしまうと

「・・おつるさん!じゃあね!」

おつる「・・はあ・・」
クミは月歩で船に戻る
タンッタンッタン!!!・・・
プルルルル・・・

「!」
電話が鳴る
ガチャ

「はい」

ドフ「クミ!急いで戻れ!」

「!?」

ドフ「コラソンがローを連れて何処かいっちまった!」

「!!!!・・・すぐ戻るわ」

ドフ「ああ」
ガチャ・・ツーツー・・

「・・早すぎよ!コラソン!」
タンッタンッタン!!!・・・・スタッ!!
船に戻ると

ベビー「クミさんが戻って来た!」

「コラソンがローを連れてったってどういう事!?」

グラ「ローの病気を治すと紙に書いてどっか行った」

「!?・・・」

ドフ「・・・・勝手に・・!」

「・・・まあ落ち着いて・・連絡は?」

ドフ「・・ついてねェ」

「・・そう・・ひとまず追手が来る前に逃げましょう」

ドフ「ああ」



コラソンとローがいなくなって半年・・

「・・・・」
クミが部屋で読書を読んでいると
ガチャ!!

ベビー「クミさん!!」

「!!」

ベビー「ローとコラさんが戻って来るって!!」

「!?!?・・・ど・・」
ドサッ・・
クミはソファから立ち上がると本を落とす

ベビー「オペオペの実が見つかったからローの病気も治るんだって!!」

「!!!・・・行って来るわ」
タタッ!!
クミはドフラミンゴの所に向かった
ガチャ!!

「ドフィ!!」

ドフ「!!」
そこにはピーカとディアマンテとトレーボルもいた

「コ、コラソンとローが帰って来るって・・!!」

ドフ「!!・・・ああそうだ・・」

「い、いつ・・!?」

ドフ「2週間と4日後のスワロー島だ」

「・・・2週間後・・・」

ドフ「オペオペの実はコラソンに食わせる」

「!!!・・コラソンに?」

ドフ「ああ」

「・・そう」
クミは取引の事を詳しく聞き部屋を出ていくと自室に戻った
ガチャ・・・バタン・・
ピポ・・パポ・・・プルルルルル・・・

「・・・・」
ガチャ・・
出た

コラ「・・・・」

「・・ロシ・・ナンテ・・・?」

コラソン(ロシナンテ)「!!!クミ・・か!?」

「!!!やっぱり!・・今ドフィに聞いたわ」

コラ「・・・おれ達は戻らねェ」

「!?・・・どういう事」

コラ「お前も感づいているだろう?アイツは逆らえねェ俺に食わせて永遠の命を得ようってハラだ」

「!!・・・あなたは食べられないわ」

コラ「だからローに食わせるんだよ」

「!!・・・まさか・・・」

コラ「横取りするんだよ!」

「!!・・・危険よ!!・・・」

コラ「今はお前の立場も危うい」

「!!」

コラ「スワロー島には海軍船が2隻ほど来る」

「取引の・・場所・・」

コラ「ドフィ達を出し抜いたらローと一緒に隠れるつもりだ・・・クミも来るだろ?」

「・・当たり前よ」

コラ「そう言ってくれると思ったさ」

「ふふっ・・・私はどうすれば?

コラ「おれ達がうまく実を盗んだら連絡する」

「分かったわ」

コラ「・・また会おうな」

「うん」
ガチャ・・・ツーツー・・

「・・ふふっ・・・やっと・・会える」
あっという間に日にちが経ち

「・・寒い」
クミ達はコートを着て、今スワロー島に向かっていた

ドフ「・・・んあ?」

「どうしたの?・・あ」
スワロー島には軍艦が2隻きていた

「!!!」

ドフ「・・・・そういう事か・・・」

「・・・!!」
そして、進路をミニオン島に変更する

「・・・・;(ロシナンテ!!バレたわ!!)」
クミは冷や汗をかく

ドフ「・・クミ大丈夫か?顔色が悪ィぞ」

「!!・・そ・・・そんな・・訳ないわ」

ジョーラ「汗が酷いザマス・・!」

ドフ「・・クミは船にいろ」

「!!」

ドフ「あんな寒い所に居たら余計酷くなるだけだ」

「・・・・分かったわ」
クミは部屋に戻る

ディア「おいドフィ・・・縛る気か?」

ドフ「・・・いつ逃げるか分からねェからな」

ディア「もしコラソンが・・裏切者だったらクミもって事か?」

ドフ「・・・考えたくないがそうなるな」

ディア「・・・そうか」


部屋に戻るクミ

「・・ロシナンテ・・・!!・・」
クミがコラソン(ロシナンテ)に電話をかけるが出ないのだ

「・・出てよ・・!」
泣きかけるクミ

「・・私を・・一人に・・しないで・・・!!あんな奴と一緒なんて・・嫌よ・・!!」
プルルルルル・・・
出ないコラソン
そんな事を繰り返す事20分・・
船は島に着く
船が島に着くとドフィ達は上陸した

「・・・」
すると
プルルルル・・・ガチャ

「!!!」

コラ「・・・クミ・・か・・?」

「ロ・・ロシナンテ!!!・・今何処にいるの?!」

コラ「・・ハァ・・ハァ・・・クミ・・・よく聞け・・・」

「・・怪我してるの!?」

コラ「・・ローに・・オペオペの実を・・食わした」

「!!」

コラ「・・俺はもうもたない・・・もうすぐでドフィ達も来る・・・ローは隠した・・・クミもそこにいると危ねェから・・・・・逃げろ!」

「・・嫌よ・・!!何処にいるの!?すぐそこに向かうわ!!」

コラ「・・来るな!・・逃げるんだ!」

「!!何言ってるの・・・!!私とってあなたは大事な人なのよ!!!あなたがいなくなったら・・・私・・・」

コラ「!!・・・おれにとってお前もとても大事なんだ・・・!!だから・・逃げてくれ」

「・・・あなたはいつもそうよ!!一人で・・全部やろうとしてる!!半年前あなたがローを連れて行くときも!私は・・ツラかったの!!・・・恐かったの!!・・・・あなたを失う事が・・!!」

コラ「!!」

「・・・もういいわ・・私が・・・・ドフィ達を消す」

コラ「!!!・・ダメだ!!やめろ!!」

「・・・すぐそっちに向かうわ」
ガチャ・・・
クミは荷物をしまうと外に出た
島は焼け野原となっていた

「・・・ん?」
上に鳥カゴが発動する

「!!」
クミは急いで中に入る

「・・ドフィ・・・!!ロシナンテが危ない!!」
クミはドフラミンゴ達を探す

「・・ハァ・・ハァ・・」
探す事15分・・・

「・・!!」
ドフラミンゴとコラソンが向かいあって立っている
銃を構えて

「!!!!」
クミは急いで向かう

「ロシナンテーー!!!」

コラ「!!」

ドフ「クミ!!」
二人とファミリー達はクミを見て驚く

コラ「お前・・!!」

「ロシナンテ!!・・・ボロボロじゃない!!」

ドフ「・・・クミ・・どういう事だ・・!」

「・・・!!」

コラ「・・クミは関係ねェ!」

「ドフィ・・・いや・・ドフラミンゴ・・」

ドフ「!?」

「・・私は海軍本部中将クミ・・・別名黒揚羽・・・!!」

「「「「!!!!!」」」」」

ドフ「・・あの・・噂の・・・中将がお前だって言うのか・・!!」

「ええ」

ドフ「・・・・っ・・!!」
ギリッと歯を食いしばるドフラミンゴ

ディア「・・・クミ・・!!」

ジョーラ「・・まさか・・コラソンと同じで海軍のスパイだったって事ザマス・・!!」

ラオ「・・裏切り者が二人も・・・」

ドフ「・・・」

「・・そして・・今日限りをもって・・ドンキホーテ・ファミリーを抜けさせてもらうわ・・・!!・・今は、海兵よ」
クミはデカい鎌を出す

ドフ「・・・」
カチャ・・
ドフラミンゴは銃をクミに向ける

「・・・!!」
クミは鎌に覇気を込める

コラ「クミやめろ・・!」

「・・・私は海兵なのよ・・海賊を捕まえるのが・・仕事よ」

コラ「・・・・」
クミは鎌を構えなおす

ドフ「・・・!!」
ドフラミンゴは撃つ直前に標準をコラソンに向ける

「!!」
ドォン!!ドォン!!ドォン!!ドォン!!
コラソンが撃たれる

「!!ロシナンテ!!」
クミが余所見をしたのが運のつきだった
ドォン!ドォン!!
ドフラミンゴがクミに撃ったのだ

「うっ!!・・・」
ドサッ!!
クミも片膝をつく
右肩と左の横っ腹を撃たれた

「・・くっ・・」
コラソンはもう虫の息だ

ドフ「クミ・・・お前だけは裏切らねェと思っていたが・・・」

「裏切る?・・・ハァ・・ハァ・・私は元から・・海兵よ・・・!!」
ドォン!!ドォン!!
ドフラミンゴはクミに2発撃つとファミリー達と一緒に去ってった

「・・ハァ・・ハァ・・・」

コラ「・・・クミ・・・」

「・・何・・」

コラ「・・ローは・・宝箱の中に隠れている・・・」

「・・!!・・・」

コラ「・・俺の能力で聞こえないようにした」

「・・・ハァ・・ハァ・・・」

コラ「・・・だから安心しろ・・・」

「・・・」

コラ「・・もう・・残す事はねェ・・」

「!!・・・ダメよ・・!・・ロシナンテ!!・・・死んじゃ・・!・・貴方のいない世界で生きていけないわ・・!!」
クミは体を起こすとコラソンに近づく

コラ「・・・最後に・・お前の顔を・・見れて・・良かった・・・!!」

「最後って・・!!・・・悲しい事言わないで!!・・・・」
クミは今までにないくらい泣く

コラ「・・・海軍に戻るのも・・・海賊になるのも・・・お前の自由だ・・・!!・・・・クミ」

「!!」
クミは顔をあげると

コラ「・・愛してる」

「!!!・・・私もよ・・!!」
クミはコラソンにキスをする
コラソンとの最後のキスは・・・鉄の味がした

コラ「・・・・」
しーん・・・
コラソンは息を引き取った

「!!!!・・・うわああああああああああ!!!」
クミは大きな声で泣き叫ぶ
コラソンの顔は穏やかだった
クミはずっとコラソンの胸で泣く
コラソンには雪が積もる

「・・・うう・・・」
ザクッザクッザク・・・
おつる達が来た

おつる「・・・クミ・・・!」

「・・・!!・・・おつるさん・・・」

おつる「!!!・・・ロシナンテ・・」

「・・・・」

おつる「・・・クミ・・船に戻りなさい」

「・・・・」
クミは動かない

おつる「・・・」
おつるがクミに近づこうとすると

「・・来ないで!!」
ブン!!
クミが腕を振るとクミを黒い物が覆う
クミの目は金輪になっている

「!!」

おつる「!!」

「・・・」
クミの能力のようだ

おつる「・・クミ」

「・・・私は・・・ロシナンテがいない海軍には戻りません・・・!!・・・私は海兵をやめます・・・・今までありがとうございました」

おつる「何を・・・言っているんだい」

「私にとってロシナンテが全てです・・・・・ロシナンテがいない海軍なんてつまらないです・・・なので・・・・私は今から・・・・・海賊になります」

おつる「!!!本気かい!!そんな事したら!」

「・・・承知の上です。・・・例え賞金をかけられたとしても・・・・捕まりませんよ・・・・」

おつる「!!!」

「では・・・ロシナンテを・・・よろしくおねがいします。」
クミは立ち上がるとコラソンの顔を見てから

「・・・さよなら」

おつる「クミ待ちな!!」
シュン!!
クミは消えた・・・・心のなくなった目だった


その後、クミは拾った船で東の海に向かった




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