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ワンピース
再会
列車で揺られる事5時間・・

「・・・すー・・すー・・」
また寝てる

アナウンス「間もなくウォータ―セブンです」
アナウンスが入る

「・・・ふあ〜・・・むにゃむにゃ・・・」
スタッ・・
ウォータ―セブンに降りたはいいが、街が悲惨な事になっていた

「・・・あちゃー・・アクアラグナか・・」
カツカツ・・・
クミは1番ドッグに向かった

「・・ふーん・・・ここら辺はあんまり壊されてないね・・」
すると

パ「・・クミ・・か!?」

「え?・・パウリー!!」

パ「お前・・無事だったのか!」

「まあねー」

パ「・・麦わら達なら中にいるぞ・・ついて来い」

「うん」
クミはパウリーに付いてった
現在の時刻は21時・・・

「パウリーは何してたの?」

パ「ああ・・・麦わら達の船を造ってたんだ、また・・廃船島に行くさ」

「ふーん・・・」
そして、案内された場所に向かい

パ「・・ここだ」

「ありがとう」
パウリーは去ってった

「・・・」
ガチャ・・
カツカツ・・
中に入ってもう一つの扉を開けた
ガチャ・・

ナ「もう!ルフィー!!何やってんのよ!!」

ル「あっはっはっは!!」

ゾ「おい!」
また、騒いでいた

「・・・ふふ・・」
そして、クミが笑うと全員がシーンとなった
夕飯を食べていたのか全員が箸やらスプーンやら色んな物を落とした

ナ「・・・」

ル「・・・クミ・・か?・・」

「うん」

一味「「「クミだーーー!!」」」

「ははっ・・・皆元気そうで良かった」

ナ・ル「「クミーー!」」
タタタッ・・ガバァ!!
ナミとルフィがクミに突っ込んできた

「うわあ!」

ナ「心配したのよー!!」

ル「俺は・・でっぎり・・じんだのがど・・!」

「!」
ぼかっ!
クミはルフィを叩く

「勝手に殺さないでよ」

ナ「そうよ!」

「それより、新しい船が出来るらしいね」

ナ「そうなの!!」

ル「フランキーとかアイスのおっさん達が造ってくれてるんだ!!」

「ふふ・・・良かったね」
タタッ!
そこにチョッパーが来た

チョ「クミ!!」

「ん?」

チョ「怪我は・・?」

「してないよー」

チョ「そうか!」
笑顔になるチョッパー

ゾ「クミ、船長に言ったのか?」

ル「おれか?」

ゾ「てめェじゃねェよ!!」
ルフィはしょんぼりする

「ふふっ・・・・もうしたよ。今日いれてあと4日でウォータ―セブンに迎えに来てくれるって」

ナ・チョ「「ええ!?」」

「ん?」
皆の顔が曇る

「・・ああ!別に皆に手出しはさせないし、手出したら海のもくずにするし」

ゾ「恐ェな」

「ははっ・・!」

ロビ「・・クミ」

「ロビン!!ふふ・・・もう一人じゃないでしょ?」

ロビ「!!・・・ええ」

サ「クミちゅわ〜〜ん!」
サンジがクミの手を取る

「?」

サ「一緒に夕食でも?」

「・・・うん!」

ル「しっしっし!」
クミも席に着いて皆でわいわい夕食を食べた

チョ「クミはあの後・・どうなったんだ?」

「え?」

ナ「そういえば、聞いてないわ」

「あー・・・・この世では聞いてはいけない事もあるんだよ」

ナ「・・そ、そうなの?」

ル「教えろよー」

「無理」

チョ「何でだ?」

「内緒ー」

ナ「怪しいわね・・」

「ギクッ・・・」

ゾ「・・・本人が言いたくないならいいんじゃねェか?」

ナ「・・しょうがないわね・・」
皆諦めてくれた

「・・ふぅ・・・」
そして、食べ終わるとクミは屋根の上にのって夜空を見ていた

「・・・」
カツ・・カツ・・

サ「何してるんだい?」

「!・・サンジ」

サ「クミちゃんはお人好しだからね・・・大体分かったよ。・・・多分マリモも気づいてさっき止めたんだ」

「・・そうかー・・二人にバレちゃうなんてダメだね・・・」

サ「隣良い?」

「うん」
サンジもクミの横に座る

サ「例え君が何処の誰を助けようと・・俺はクミちゃんの味方だから」

「・・ふふ・・頼もしいね・・・」

サ「嬉しい限りだ」

「ルフィ達と居られる時間はあと・・3日か」

サ「・・でも最後の日は何時出発か分からないからなぁ・・・」

「そうだね・・」

サ「・・本当におれ達と来ないか?・・」

「!!!!」

サ「・・ごめん・・」

「・・ふふっ・・・ルフィ達と一緒に旅かー・・楽しそうだね・・」

サ「・・楽しいぜ?」

「・・見てれば分かるよ・・・」

サ「じゃあ!」

「でも、私はローに付いて行くって決めたし・・・ローの為なら命も惜しくない」

サ「!!・・・そこまで・・」

「船長に尽くす・・・これが・・海賊でしょ?・・」

サ「!!・・・ははっ!・・一本取られた」

「ふふっ・・・ルフィは諦めてくれるかなー?」

サ「どうかな、アイツは一度決めたらやり通すからな」

「・・ローそっくり」

サ「そうか!」

「うん」
二人で笑い合う
それを見ている麦わらの一味

ナ「これは・・いけるんじゃない?」

チョ「サンジ頑張れ―」

ゾ「・・・」

ロビ「・・フフッ・・無理よ」

ナ・チョ「「ええ!?」」

ゾ「・・そうだな、クミの意志は固いぞ」

ル「・・俺は無理矢理はイヤだ」

ナ「・・ルフィ・・」

ロビ「・・でも、サンジの恋は実るかしら?」

ナ「!?」
ロビンは中に入ってった

ル・チョ「「??」」

ナ「・・サンジ君が・・?」

ゾ「・・気づかなかったのか?」

ナ「アンタ、気づいてたの?」

ゾ「・・ああ・・」

ナ「流石は毎日喧嘩してるだけあるわね」

ゾ「・・うるせェ!」
ナミとゾロも入ってった

ル「・・・?どういう事だ?」

チョ「・・俺にもわかんないぞ?」
二人は頭にハテナマークを浮かべて中に入る


「・・ふふ・・」

サ「・・?」

「・・皆がこっち見てた」

サ「!?・・何処!?」
サンジはキョロキョロする

「・・もう中に入っちゃった」

サ「・・//・・」

「私達も中に入ろう」

サ「・・ああ」
二人は降りると中に入った
そして

チョ「クミ一緒に寝よう」

「ん?いいよ」

ナ「ダメよ!クミは私と寝るのよ!」

ル「俺とだー!!」

ゾ・サ「「お前はダメだ!!」」

ル「ぶー!ぶーー!!」

「ははっ・・」

ロビ「フフ・・」

「・・じゃあ、今日はチョッパーで明日はナミで明後日はルフィね」

ナ・チョ・ル「「やったーー!!」」

サ「ルフィはダメだー!」
クミを説得しようとするサンジ

「どうして?」

サ「あいつは男だ!!」

チョ「・・おれは・・男じゃねェのか?」
チョッパーが泣きそうだ

サ「いや・・・」

ゾ「・・天然だな」

サ「ああ!?クミちゃんが天然記念物だとォーー!?」

ゾ「言ってねェよ!!どうしたらそういう解釈になるんだ!!」

「あはははは!!」

ナ「バカね」

「・・じゃあ、チョッパー寝ようか」

チョ「うん!」
クミはチョッパーを抱くと女部屋に向かった

ナ「早く寝なさいよ」

ロビ「ふふ・・・おやすみなさい」
バタン・・
残された男達

サ「・・ぬおおーーー!!」
燃えるサンジ

ゾ「・・・;」

ル「アイツどうしたんだ?」

ゾ「ほっとけ」


次の日の朝・・

「・・・・・すー・・ふあ〜・・」
クミが起きる
隣ではチョッパーが爆睡

「・・ふふ・・・」
クミはベッドから降りるとシャワーを浴びに行った

「・・・」
ザアアアァ・・・・!!

「・・・」
浴び終わると髪の毛を乾かしてキッチンに向かった
ガチャ・・

「おはよう」

サ「!おはよう、クミちゃん」

ロビ「フフ・・おはようクミ」

「二人共朝早いね」

サ「俺は朝食の準備さ」

ロビ「私はこれぐらいよ」

「へェー・・」
現在の時刻は6時30分

「・・ちょっと出かけてくるね」

サ「ああ」

ロビ「いってらっしゃい」
クミは電伝虫を片手に外に出た

「・・いい天気だー・・」
クミが電話を掛けたのは
プルルルル・・・ガチャ・・

ロー「・・誰だ」

「ふふ・・・ローまた寝てないでしょう」

ロー「クミ!!」

「・・もーダメじゃんか、ちゃんと寝ないと」

ロー「うるせェ・・」

「ふふっ・・・・今夜からはちゃんと寝てよ?」

ロー「・・・ああ・・」

「何してたの?」

ロー「医学書を読んでた」

「・・ローらしいね」

ロー「それより、この間聞きそびれたが・・・お前・・エニエスロビーに行ったのか」

「うげっ!!・・・何で・・」

ロー「麦わら屋から連絡が来てな」

「・・マジかー・・」

ロー「捕まったらしいじゃねェか・・」

「そ、そんな事までルフィ喋ったの!?」

ロー「・・聞くが・・お前を捕まえた奴を・・助けた訳じゃねェだろうな・・?」

「そんな訳ないよ!!」

ロー「・・そうか・・なら、いい」

「うん!」

ロー「あと・・3日か・・」

「はは・・あ、そうだ・・・3日目の昼に迎えに来れる?・・・」

ロー「何かあんのか?」

「・・それがね・・・もしかしたら、海軍中将を一戦交えるかもー」

ロー「はあ!?」

「かもだって!・・・ガープ中将・・彼はルフィのおじいさんで・・結局ルフィに海のもくずとなれ!とか言って大砲を撃ちまくってくるんだよ・・・恐ろしいおじいさんだなーって思うよ、絶対に」

ロー「・・英雄ガープか・・」

「そうそう」

ロー「変な家系だな・・麦わら屋は」

「ふふっ・・・まあ、それが良いんだけど・・ね!」

ロー「・・フッ・・それで?軍艦は沈めるのか?」

「ううん、沈めないよ!ルフィの友達におじいさんが乗ってるんだもん」

ロー「・・そうか」

「・・・ああ!」

ロー「どうした!」

「・・青キジ・・が・・軍艦に乗ってる」

ロー「なに!?・・・おいおい」

「・・あっはっは」

ロー「笑い事じゃねェだろ・・・青キジに狙われたらどうする気だ」

「・・まあ・・海上だから攻撃は防ぐからいいよ」

ロー「・・はあ・・・」

「へへっ・・!」

ロー「しょうがねェ奴だ・・・・そこが好きなんだがな」

「え?今なんて?」

ロー「何でもねェよ」

「ふーん・・・」

ロー「お前、捕まって逃げたんだろ?」

「うん」

ロー「・・マズイな・・また賞金が上がるぞ」

「マジで!?」

ロー「当たり前だろう・・・」

「・・ヤダなぁ・・・」

ロー「そんな事言ってニヤついてんじゃねェだろうな」

「そんな事ないよぉ・・」
とか言ってニヤつくクミ

ロー「・・電伝虫越しで分かるぞ」

「!!!・・・ははっ!」

ロー「・・ったく・・」

「ふふっ・・・・・」

ロー「・・俺はそろそろ寝る・・じゃあな」

「うん」
ガチャ・・ツーツー・・
クミは電話を切ると廃船島に向かった
ザッザ・・・

「ふふっ・・・」

フラ「んあ?・・・クミ!!」

アイ「!!」

ココロ「んががが!!エニエスロビーで麦わらを落とした娘だな!」

フラ「お前・・生きてたのか!!」

「うん」

アイ「・・お前は・・」

「アイスバーグさん・・・」

アイ「・・・」

フラ「何だあ?お前ら・・知り合いか?」

「ふふっ・・・ちょっとね」

フラ「?」

パ「おい!クミ!」

「何?」

パ「麦わら達には会えたか!?」

「昨日の話じゃんか・・・会ったよ」

ジムニー「ねェねェ!」

「ん?」

ジムニ―「ルッチに引きずられて叫んでたお姉ちゃんだよね!?」

「は!!///・・・ちょっ!・・それは・・」

パ「・・お前・・」

「だって!嫌じゃん?本部に連れてかれるの!!・・・そりゃあ・・バルコニーから叫んでたけど・・・引きずられたけど・・・・」

フラ「まあ、そんな事より・・・見ろ!」

「?」
フランキーがクミに設計図を渡した

フラ「これが、麦わら達の船だ!」

「・・へェーー・・・可愛いね」

フラ「だろ!?」

パ「だがよー・・この船首花にみえるだろ?」

「うん・・・でもさーどちらかと言えば・・・太陽だよね」

アイ「それはオレも思った」

フラ「てめェら!!バカにしすぎだ!!」

「ところで、どれぐらいで出来るの?」

アイ「・・明日には出来る」

「えェ!?」

アイ「どうした・・」

「・・じゃあ・・間違えたー!!」

フラ「何がだ!?」

「・・ヤッバい!!・・今すぐ連絡って・・!寝てるじゃんかー!!」
一人パニックのクミ

パ「・・大丈夫か・・?」

「・・まいっか」

パ「いいのかよ!!」

ルル「まあ、オレ達の手にかかれば今夜には完成するさ」

タイルストン「ウオオオオ!!!あたりまえだーー!」

「・・ははっ・・」
うるさくて引くクミ

パ「タイルストンうるせェよ!」

「ふふっ・・・」
クミは立ち上がる

フラ「?」

「私はルフィ達のところに戻るね」

フラ「ああ」

「・・そうだ・・疲れたでしょう?」

アイ「・・?」

「・・良い風を送るよ」
クミがそう言うと優しい風が吹く

フラ「!!」

アイ「これは・・涼しいな」

パ「最高だぜ!」

「・・またね」
クミはルフィ達のいる特別海賊ルームに向かった

部屋に戻る

「ただいまー」

チョ「クミ−−!」
チョッパーがクミに抱き付く

「ど、どうしたの!?」

チョ「クミがまた・・いなくなったのかと!!」

「・・いなくならないよー・・廃船島に行ってただけだよ」

チョ「・・そうか!」

「ふふ・・」

サ「ご飯たべるかい?」

「うん・・・ルフィは?」

サ「まだだ」
起きてないのはルフィだけだった

「・・ふふっ・・起こしてくるね」
クミはルフィの寝ているベッドに近づくと

「ルフィ、起きて」
体を揺らす

ル「・・ん〜・・肉〜・・」
寝返りをうつルフィ

「・・ふふ・・可愛いっ」
クミは笑うが

「・・でも、起きないとねー・・」
クミはルフィから離れると

「・・突風」
ビュオオオ!!ドガアン!!
ルフィは突風で飛んで壁にめり込んだ

ル「うげっ!!」
そして、ルフィは頭を摩りながら起き上がる

「おはよう、ルフィ」

ル「んあ?・・クミか!お前ー!」

「ふふっ・・」
怒るルフィ

ル「お前!もっとマシな起こし方があるだろう!」

「だって、起きないんだもん」

ル「そうなのか」

「うん」

ル「なら、しょうがねェな!」

「ふふ・・」
そして、キッチンに戻ると

ナ「ルフィ、やっと起きたのね」

ロビ「素敵なタンコブね」

チョ「どうしたら・・頭にタンコブが出来るんだ?」

「・・突風で吹き飛ばしたら壁にめり込んだ」

ゾ「・・・;・・もっとマシな起こし方はなかったのか?・・」

「うん、なかった」

ゾ「はっきり言うなよ」

ル「メシだああーー!!」
ルフィはテーブルに並ぶ料理を見て椅子に座る

「・・!」

サ「ほら・・クミちゃんも座って」

「うん」
また、騒がしい麦わら一味との食事が始まる

「ふふ・・・美味しいね、サンジのごはん」

サ「!!クミちゃんに言われるなんて幸せだあ〜〜〜!!」

ゾ「うるせェ」

サ「何だとぉ!?」

ナ「朝から喧嘩をするな!!」

ロビ「・・フフ・・」
ロビンが手を咲かしてサンジとゾロを離す

ル「あっはっはっは!!」

「・・本当に面白い人達だね」

チョ「そういえば、船はいつ完成するんだ?」

「ん?・・確か・・明日の朝って言ってたよ」

「「「明日の朝ーー!?」」」
皆が身を乗り出す

「・・・うん」

ナ「マズいわね・・」

「?」

サ「・・買い出しに行かねェと・・」

チョ「お、おれも・・」

ロビ「ふふ・・」

ナ「ロビン一緒に服を買いに行きましょう」

ロビ「ええ・・」

サ「クミちゃんはどうする?」

「え・・」

ゾ「俺は刀を見に行く」

チョ「おれは医学書の本を買いに行くぞ」

ル「おれは冒険だ!」

サ「おれは、食料の買い出しに行く」

ナ「私とロビンは服を買いに行くわ」

「・・んー・・どうしよっかなー・・・私は、やりたい事があるから・・いいや」

「「「ええーーー!!」」」

「・・ふふっ・・」
朝食が終わるとそれぞれ別れた

「・・さてと・・」
クミが向かったのは街の人達だった

「すみません」

街の人「・・?」

「あの・・ルッチさんって・・何処に?」

街の人「ああ・・彼なら退職したよ」

「・・そうですか・・・・あの、家ってわかります?」

街の人「・・ああ・・分かるよ。」

「借りてた物があってそれを返そうと思って」

街の人「いいよ・・地図を書いてあげる」

「ありがとうございます」
地図を描いてもらい、それに沿って歩き出すクミ
そして、家に着くと

「・・開いてるかな・・」
ガチャ・・
開いた

「無防備だな!・・・おじゃましまーす」
中に入るクミ
スタスタ・・・

「・・んー・・やっぱり、黒だね」
そして、見つけた

「・・写真・・」
そこには、ガレーラの写真があった。パウリーに右腕を肩に乗せられ、鬱陶しそうにしているが・・・どこか嬉しそうだ

「・・ふふっ・・・やっぱり、楽しかったんじゃんか・・・・」

「・・・?」
テーブルの上に何かを見つける

「・・手紙?」
ピラッ・・・
それを読む

「・・・・・はあ!?」
中身はクミ宛てだった

「・・どどどどういう事!?」

よぉ、お前がこれを読んでいるという事は、オレの部屋に勝手に入ったな?・・・まあ、それはいい。無事に帰れたか?・・勝手におれ達を救いやがって、本当にお人好しだな。だが、礼を言う・・。政府にお前は異世界人という事と未来がわかる事は黙っておいてやる。じゃあな byルッチ

「上から目線か!」

わしらはおぬしに会う事は本当になかろう・・じゃが、わしはお主が好きじゃぞ!!お主のお陰で仲間の大切さが分かった気がするわい byカク
ふふっ・・・海賊の貴女に手紙なんて・・信じられないけれど・・実際やってるのね。政府に追われる身になった私達と貴方は同じ立場なのかしら。アイスバーグさんに・・ごめんなさいと言っておいて・・好きよクミ byカリファ
ぎゃはははは!!久しぶりだな!くたばってねェか!?オレらは今故郷に来てるんだぜ?・・しかも、海軍のやつらが襲って来やがって・・まあ、オレ様がぶちのめしてやったがな!ぎゃははは!! byジャブラ

その後もCP9の人達の手紙が続いていた

「・・ふふっ・・・ん?」
ピラッ・・・
紙が落ちた

「・・これは・・・」
CP9全員で映った写真だった

「・・ははは・・・本当に愉快な人達だなぁ・・・ん?・」
クミは気づいた、ルッチがさっきのガレーラの写真と同じ顔をしている事を・・・
そして、写真を裏返すと・・

「・・これじゃあ、さよならの意味がないじゃんか」
そこには、ルッチ達の番号が書いてあった

「・・・」
それを手帳に書くと写真を手帳に挟み、街を歩いた

カツン・・カツン・・・

「・・・」
クミが歩いていると

ル「クミ−−!」
ルフィが走って来た

「!!ルフィ!?」
ドン!!

ル「お前暇か!?」

「・・・まあ・・」

ル「冒険しようぜ!」

「・・ふふ・・いいよ」
ルフィがクミの手を取り引っ張る

「ありがとう」

ル「よし、行くぞ!」

「・・何処に?」

ル「どっかだ!」

「ふふ・・分かった」
だが、ルフィと一緒に行ったのは・・全て・・

「・・肉ばっか・・」

ル「ん?食うかー?」

「いらない」

ル「俺は足りねェぞ!」

「ルフィ・・もうお小遣いないでしょう・・・絶対」

ル「!!!ガーン!!・・・・そうだった」
いきなり沈むルフィ

「・・・;」

ル「こんなに肉があるからいいや!」

「そう」

ル「クミは何か買わないのか!?」

「え?・・・そうだね・・クルー達に水水肉でも買って行こうかな」

ル「おう!そうしとけ!」

「ふふ・・・ちょっと、待っててね」

ル「おう!」
クミは水水肉を買ってルフィに駆け寄る

「ごめんねー遅くなっちゃった」

ル「いいぞ!」

「じゃあ、帰ろっか」

ル「おう」
二人で戻った
戻ると・・・

サ「クミちゅわ〜〜ん!!どうして、こんなクソゴムと・・!?」
号泣のサンジ

「・・ははは・・偶々遭遇しただけだよ・・」

サ「だったら、俺と・「あ、そうだ。ローに電話しないと・・!」・・・・」泣

ナ「・・・・」

ロビ「・・哀れね」

「・・・・」
クミは外に出ると電話を掛けた
プルルルル・・・ガチャ・・

ペンギン「ペンギンっす!」

「ペンギン!?・・・」

ペン「・・!!!クミ!!!・・・」

「ふふっ・・久しぶりね」

ペン「早く帰って来いよーー!」

「どうしたの?・・」

ペン「船長が・・・恐ェんだよ!」

「???・・・どういう事?」

ペン「クミが行ってから、船長ずっとおれ達で遊ぶんだよ!!・・バラバラにされるんだ!」

「・・・全員?」

ペン「ああ!」

「・・明日戻るから」

ペン「本当か!?」

「うん、それまで・・頑張って」

ペン「おう!」

「・・ローは?」

ペン「船長なら今ご飯食べてる」

「代われる?」

ペン「ああ・・」
そして、
ガチャ・・・

ロー「何だ」

「ごめんね?何度も電話して」

ロー「いやいい・・気にするな」

「なんかさ、船が明日には完成するらしくて・・」

ロー「・・おいおい・・・まさか・」

「そう、そのまさかなんだなー・・・明日の正午にお願いできる?」

ロー「・・分かった」

「・・本当にごめん」

ロー「謝るな」

「・・うん・・・」

ロー「・・じゃあ、また明日」

「うん、じゃあね」
ガチャ・・ツーツー・・
クミは立ち上がると部屋内に入った

ナ「終わった?」

「うん、明日迎えに来るって」

ロビ「それは、良かったわね」

「うん」

サ「さあ!飯が出来たぞー!」

ル「メシだーー!」
夕飯は食べ終わり、全員が眠った

「・・・すー・・すー・・・」

翌日・・

「・・・ふあ〜・・・・」
クミは起きるとシャワーを浴びて荷物を固める

ガチャ・・・

「おはよー」

サ「おはよう」

ロビ「ふふ・・・おはよう」

ル「クミ!起きたか!」

「!!・・珍しいねルフィが早起きなんて」

ロビ「クミの突風を食らいたくないだそうよ」

ル「おい!ロビン!!」

「・・そう・・・そんなに気に入ったんなら・・」
ビュウ〜〜〜
風が吹き始める

ル「お、おい!・・落ち着けって!」

「・・私はいつも・・落ち着いているよ・・?ルフィ」

ル「・・・ぎゃああああ!!!」
ドガアン!!
ルフィがまた吹っ飛んだ

ロビ「ふふ・・・」

サ「・・・・・」
その衝撃で皆が起きて来た

ナ「うるさいわよ!!」

チョ「何の音だ!?」

ゾ「・・・!」

「・・あ、皆おはよう」

ナ「!!・・・ルフィが・・また・・」

チョ「・・突っ込んでる」

ロビ「昨日よりも強烈よ」

ゾ「・・・・・」

サ「・・おい・・ルフィー」
サンジがルフィを突っつく

ル「・・・あ?・・・」
ルフィは目を回してたが起きた
ガバッ!!

ル「クミ−−!!」
ルフィがクミに突っ込む

「うわ!」
サッ!!
避ける

ル「!!?」
クミが避けてルフィが突っ込んだのは・・

ゾ「ぬあ!!?」
ゾロだった
ドガァアン!!!!

「うわ!大丈夫!?」
皆が見ていると

ナ「!!」

ロビ「・・ふふ・・新鮮ね」

サ「チョッパー見るな!」
サンジがチョッパーの目を覆う

チョ「え!?」

「・・・あー・・」

ゾ「!!」

ル「!!」
二人が・・・キスをしていた
ドン!!
ゾロが離す

ゾ「ゲホッゲホ!!!」

ル「うげェーーーー」

ナ「・・朝から嫌な物を見たわ」

ロビ「新鮮でいいんじゃない?」

サ「・・・・」

チョ「何だ?何が起きたんだ!?」
チョッパーが慌てる

サ「・・チョッパー知らない方が・・お前の身の為だぜ?」

チョ「・・お・・おう」

ゾ・ル「「おえーーーー」」

「・・はっはっは!!」

ナ「さて・・ご飯を食べましょう」
サンジの用意したご飯を食べた

時刻10時・・・

「・・じゃあ、私はそろそろ行くね?」

ナ「!!」

ル「もう行っちまうのか!?」

チョ「・・・クミ−・・」

「・・もっと皆と居たいけど・・・あんまりウチの船長も気が長い方じゃないからさ!」

ル「何て船長だ!」

ナミ達「「「お前も人の事言えねェよ!!」」」

ル「あっれー?」

「ははは!!・・・本当に楽しかったよ」

サ「・・気をつけてな」

ゾ「今度は一戦交えようぜ」

「!!・・うん、もっと強くなってるから」

ロビ「・・クミとは、また会えそうな気がするわ」

「ふふっ・・・私もだよー!」

ル「クミ!!」

「?」

ル「ひとつなぎの大秘宝を見つけるのは俺だからな!」

「!!!・・・ふふっ・・・いいえ?私の船長だよ?」

ル「しっしっし!!」

「じゃあねー!!」

「「「じゃあなーー!!」」」
クミは荷物を背負って港に向かおうとしたが・・

「・・海兵・・多いな・・・・・・」
プルルルル・・・ガチャ

ロー「・・クミだな」

「ロー」

ロー「今、港に向かっている」

「あ!ダメ!!港には・・海兵がたくさんいるから!」

ロー「じゃあ・・何処に?」

「・・岬でいいよ」

ロー「・・分かった、あと30分で着く」

「おーけー!」
ガチャ・・ツーツー・・・
クミは先に廃船島に向かった
ザッザ・・・

アイ「!!・・・クミか」

「アイスバーグさん・・・フランキーは?」

アイ「あいつなら・・・帰った」

「・・そう・・・・あ、そうだ。アイスバーグさんあなたに伝言」

アイ「?」

「・・カリファが・・・ごめんなさいだって」

アイ「!!!!!」

「・・・カリファは・・貴方を尊敬してたと思うし・・・カクも船大工をやれて楽しかったと思う」

アイ「・・・・」

「・ただ・・それを伝えに来たの」

アイ「・・・お前は・・一体」

「何者かって?・・・私は・・未来を知る異世界人」

アイ「!!?」

「・・じゃあね、アイスバーグさん・・・」
クミは歩いてった

アイ「・・・そうか・・・アイツら・・無事だったのか・・」
ルッチ達が無事で少しホッとするアイスバーグ


岬に着くクミ

「・・・3・・2・・・1・・・30分経った」
ザバァアアン!!!!
目の前に黄色い潜水艇が現れた

「・・・・」
タン!!・・・スタッ・・
クミは甲板に降りた

ガコンッ!!・・・・
カツン・・カツン・・・
出てきたのはローだった
ドサッ・・
クミは荷物から手を離すとローに抱き付いた
タタッ!!・・・ガバあ!!

ロー「!!」

「うわーーん!!会いたかったよぉーー!!ローーー!!!」

ロー「!!・・・オレも・・会いたかった」
二人で抱き合っていると

ペン「・・おれ達もいるんですけど・・」

シャチ「ったく!・・」

「・・あ!皆!!・・・あれ?べポは?」

ロー「ログポースを持っているのはアイツだからな・・・おいてきた」

「!!・・・」

シャチ「他にも5人ほど残したから大丈夫だ!」

ペン「それよりも・・・」
ダダダダッ!!!
クミを囲むクルー達

「「「おかえりーーークミ〜〜〜〜!!」」」

「!!!////・・・ただいま!!」

ロー「・・くっくっく・・・」
ドサッ・・・
新聞が落ちて来た

ペン「新聞だ!」
バサッバサッバサッ!!!
手配書が沢山落ちた

「!!!・・・ルフィ達のだ」
それをローが拾う
そして、一枚一枚見ていく

ロー「・・これが・・麦わら屋一味か・・」

「うん」

ロー「・・これは?」
ローが見せたのはサンジの手配書だ。

「!!・・・て、手書き・・・!?」

シャチ「わっはっは!!面しれェ!!」

「笑っちゃだめだよ!」

ロー「・・そうだな・・・シャチ・・お前よりも賞金が上だぞ」

シャチ「ええ!?」

「7700万だもんね」

シャチ「高ッ!!」

ペン「・・・・」
ペンギンは新聞を見たまま固まる

「ペンギン?」

ペン「・・クミ・・・エニエスロビー・・で・・」

「!!!・・・」

ペン「・・麦わらの一味がエニエスロビーを全焼したって・・・」

「んな訳ないでしょう?・・・バスターコールだよ」

ロー「・・あの・?」

「そう・・無情な攻撃、島全体を焼き尽くす・・・」

ロー「・・・・まあ・・それも大変だが・・こっちもだな」
ぺラッ・・
ローが見せたのは

「!!!私の・・手配書!!」

ロー「・・2億5000万か・・・デカいな・・」

「うげげっ!!・・・・」

ペン「2億・・5000万ーーー!!?」

シャチ「やべェ!!」

ロー「・・これだと、クミの素性がバレるのも時間の問題だな」

「・・・うん・・・」

ロー「・・さてと・・クミ今からどうする?」

「・・そうだ・・・ルフィ達の船が出港して・・大砲の音が聞こえたら浮上してくれればいいよ」

ロー「・・・!!」

「私一人で平気」

ロー「・・・ダメだ、オレも出る」

「・・・大波食らうよ?」

ロー「・・・何とかする」

「そんな・・・」

ペン「まあ、いいじゃねェか」

シャチ「船長はクミと居たいんだよ」

クルー「そうだぜー」

「・・分かった・・・でも、ルフィ達に威嚇しないでよ?」

ロー「・・分かった」

ペン「・・おれ・・どっちが船長か分からなくなってきた」

「ふふっ・・・」

シャチ「クミは副船長でよくねェか?」

「!?」

クルー「賛成ーー!!」

「ちょちょ!!」

ロー「・・まあ、いいじゃねェか・・・」

「ローまで!!」

「「副船長ー!!」」

「その呼び方ヤダ!」

ペン「副船ちょ・・・・」

「・・やめろって・・言ってるでしょう?・・」
ゴロゴロ・・・ズドォ――ン!!

「「「ぎゃああああ!!!」」」
ローとクミ以外に雷が落ちる

ロー「・・中に入るぞ」

「うん」

「「「・は・・・は・・い・・・」」」
皆真っ黒だ



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