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ワンピース
ずっと一緒
朝・・

「・・すー・・すー・・・・・ん・・んん・・・・・朝か・・」
ムクッ・・
クミは起き上がるとベッドから降りてシャワーを浴びに行く
浴び終わると髪の毛を乾かしてソファに座り、荷物を整理する
ガサゴソガサゴソ・・・・・・パサッ・・

「ん?・・・これは・・」
それは、麦わら一味の電伝虫の番号だった

「!!・・・ふふっ・・・ありがとう」
クミは整理を終えると荷物を持って港に向かった
すると
ガシャガシャッ!!

「!!!」
目の前には海兵がたくさんいる

「・・・・」

海兵「死へと誘う魔女 クミ!!賞金1億ベリー!!お前を海軍本部に連行する!!」

「・・・ふふ」
ドサッ・・
クミは荷物を下ろす
すると海兵達がクミに向かって襲い掛かる

「!!・・・」
ドン!!
クミが地面を踏みつけると
ゴゴゴゴ!!!!グラグラグラ!!!
地震が発生する

海兵「うわああ!!!」

「本当にすごいな・・この能力・・・・ん?」
クミは軍艦を見つけると

「・・良い事考えた」
荷物を持って軍艦に乗り込む

海兵「!!!!」

「・・全員降りて・・」
ビュオオオーーー!!!
突風が吹き海兵達が吹き飛ばされた

「「「うわあああーーー!!!」」」
全員が落ちると

「・・・・」
クミが海流を発生させて軍艦を動かす

「この能力便利だー・・・・それより・・」
カツカツ・・
部屋の中に入ると資料室に入る
ガチャ・・

「・・こんなに手配書が」
手配書の山を取ると甲板に出る
カツカツカツ・・・

「・・ふーん・・・ユースタス・キャプテン・キッド・・・・・色んな人が・・あ!ルフィだ・・ふーん・・1億なんだー・・ゾロが・・6000万かー・・・ふーん・・・」
ペラペラと見ていると

「・・・!!・・ローだ」
バサッ・・
ローの手配書を見つけた

「・・・1億か・・・」
そして、自分の手配書も見つける

「・・死へと誘う魔女って・・・変な通り名だな・・・でも・・1億ってすごくね?」
一人で絶賛していると

「・・・ん?」
目の前に軍艦がまた現れる

「あれれー?情報が速いね・・・ならば」
ゴロゴロ・・・
空に雷雲が発生する

「・・・ふふっ・・・ズドーン!!」
軍艦に大きな雷が落ちる
一隻潰す

「よっしゃー!・・・次は」
クミが手を右から左へと振ると軍艦が左に傾く

「おおおー?」
それを何階か繰り返すと軍艦がそのまま海に沈んだ

「いえーい!」
その間を軍艦で通る

「・・・思ったけど・・私って・・海賊に向いてる?」
軍艦を乗っ取って2日・・・

「・・適当に進んだけれど・・・全然島に辿り着かないっておかしい?・・・・ま、いっか」
クミはベンチをもってくると日光浴を始める

「・・ふあ〜・・・・・・」
ザザァ――ン!!!
何かが出て来た

「!?」
ガバッ!!
思いっきり起き上がるクミ

「・・!?!?」
急いで手摺から覗くとそこには黄色い潜水艇が

「・・・・何か面白い事思いついた」ニヤッ・・
クミは部屋に隠れた、海流は止めてある
そして、すぐに甲板に人が乗って来た

「・・ふふっ・・・」
ブゥ―ン・・

「え?」
何か薄い膜に包まれクミは一瞬で甲板に移動した
ドサッ!!

「痛ッ!!・・・」

?「本当に居た!?」

?「手配書と同じ顔だー!」

?「かわいい!!」
ドガッ!!

?「可愛いんじゃなくて!美しいんだよ!」

?「そうか!」

「・・・?」
クミがお尻を摩っていると

?「おい・・」

「は?」
顔を上げる

「・・・!!!トトトラファルガー・ロー!!」
ズザザザザーー!!
後ろに下がるクミ

ロー「お前が・・・死へと誘う魔女クミだな?・・」

「・・・そうよ」
平然を装うクミだが、心では

「・・・(やばいやばい!!・・・ローだよ!?本物だー!)」

ロー「そうか・・・新聞で軍艦を乗っ取りここの近くの海域をウロウロしていると書いてあったから来た」

「!!///ズッキューン!・・・(イケメン発言!!)・・そ、それで?何しに来たの?」

ロー「・・ニヤッ・・」

「ニヤ?」

ロー「・・シャチ」

シャチ「はい」
キャスケット帽子を被った男がクミに襲い掛かる

「!!」
タンッ!!
クミが避けると
ドガァン!!
シャチが踵落としをしていた

「!!!チッ・・」
クミが手を捻ると
グラッ!!
軍艦が横になりかける

シャチ「うわあ!」

ロー「!」

「・・・」
クミは海流で船を立て直すと

「・・・」
タンッ!!
手摺に乗る

「・・出来るかな?」
すると
ゴゴゴゴゴ・・・・
水の竜巻が発生

シャチ「!!!」

ロー「・・おいおい・・」

べポ「うわーー!」

シャチ「・・やべっ!!・・・船長ダメっす!!!」

「・・・・」
クミが竜巻をシャチにぶつけようとしたが
ブウ――ン!!・・ズバズバズバッ!!
竜巻をローが斬った

「!!!」

シャチ「船長ォー!」

ロー「・・ご苦労、シャチ」
シャチは白クマとペンギンと書かれた帽子の人達の方に行く

「・・・?」
状況が把握できないクミ

ロー「・・・確かに・・・・1億なだけある」

「・・・何がしたいの?・・」

ロー「・・・オレの仲間になれ」

「!!!・・・ポロポロ・・」
クミは泣き始める

ロー「!!!」

べポ「あー!キャプテン泣かしたー!」

ロー「!!・・お、おれじゃねェ!」

シャチ「泣いていても可愛いなー」

「・・・ぐすっ・・(夢にまでみた・・言葉・・)・・嬉しい・・」

ロー「は?」

「・・私も貴方の仲間になりたかったから・・いいよ!」

ロー「!!!」

べポ「良かったね!!キャプテン!!」

シャチ「これで、初k、ズバァン!!・・・」
ローはシャチの口を斬る

「!?」

ロー「・・//・・・黙ってろ」
ローはシャチの口を持つとつねる

シャチ「イテテーー!!」
口だけが喋る

「!!・・・すごい・・新鮮」
すると
ガバッ!!

「!?」

べポ「新しい仲間だー!よろしくねー!!俺べポ!」

シャチ「おれは、シャチだ」

ペン「オレがペンギンだ・・」
他の人達も挨拶をしてきた

「・・よろしく!」二コッ!!

「「「!!!!(かわいい〜〜〜!!)」」」
ガシッ!!
誰かに腕を掴まれる

「!」
ぐいっ!!
引っ張られる
バフッ!!
何か温かい物に抱き付かれる

ロー「・・コイツは俺のだ」

「!?////・・・・・えっ!?」

ロー「・・・お前はオレの女だ」

「!!///////・・・な、何言って・・・」

ペン「船長はクミの手配書見て一目惚れしたんだ」

「!!」

ロー「!!・・ペンギンてめェ・・」

べポ「まあまあ、キャプテンいいじゃん!」

ロー「・・チッ・・」

「・・ふふっ・・・」

ペン「・・ところで・・・何歳なんだ?」

「・・何歳だと思う?」

シャチ「・・20!」

「・・死ね」

シャチ「ガビーン!!」

ペン「じゃあ・・何歳だ?」

「17」

べポ「17だって!・・・・え?」

ペン「・・・嘘だろ?」

「・・失礼だな・・・何歳だと思ってたの?」

「「「20ぐらい」」」

「失敬だな!!3歳も年取ってんじゃん!!」

ロー「・・・そ、それぐらい・・お前が大人に見えるって事だ」

「・・・そっか!・・・・でも・・・」

ロー「・・・?」
ゴロゴロゴロ・・・
カツカツカツ・・・・
クミはローから離れて荷物を持つ

「・・ズドーン!」

「「「ズドーン?」」」
ゴロゴロ・・ピカ!!バリバリバリ!!!ドゴォ――ン!!

「「「うわあああーー!!!」」」
雷がロー達に落ちた

「・・ふふっ・・・落とし前をね?」
プスプスッ・・・

べポ「・・・俺・・白クマじゃなくてクマになっちゃったよ・・・」

ペン「・・・恐ろしい・・女だ」

シャチ「雷に打たれたの初めてだが・・・死ぬ!」

ロー「・・まさか・・オレもやられるとは・・」
4人共丸焦げだ
そして、ローの潜水艇の甲板に乗る
スタッ・・・

「・・ふーん・・・」
4人も甲板に降りると

「・・ロー」

ロー「・・なんだ」

「潜水艇を軍艦から離して」

ロー「・・・?・・分かった」
潜水艇を軍艦から離すと

「・・・・証拠消しをしないとね」
クミが両手をひっくり返すようにすると
大きな波が軍艦を飲み込み軍艦が沈んだ
ザッブゥウ――ン!!!
すると、波が潜水艇を飲み込もうとする

シャチ・ペン「「ぎゃあーー!!」」

ロー「・・・!!」

「・・ヤダなあ・・・」
クミは迫って来る波を波で消した
バッシャーン!!

「・・・」

ペン「・・助かった・・」

シャチ「・・死ぬかと思った・・」

ロー「・・・・・;」

「これで、海軍に場所は悟られないね!!」

ロー「・・そうだな・・」

シャチ「そういえば、クミって・・何隻沈めたんだ?」

「・・え?・・・えーっと・・・この2日間で4、5隻ぐらい?」

シャチ「何!?」

ロー「・・・」

ペン「すげェな!」

「ふふっ・・・」

ロー「流石はオレの女だ」
スッ・・・
ローがクミの顎を持つ

「!!・・・」
ぺシッ!!
ローの手を払いのける

ロー「!!」

「・・まだ・・返事してないし?」

ロー「・・・ククク・・そうだな」

「ふふっ・・・私を頑張って落としてね?」

ロー「・・ふん・・・すぐに落としてやる」

「楽しみにしてる・・(・・ローの事大好きだけど!ここで言えないしー!!)」

べポ「ねえ!キャプテン!!」

ロー「・・どうした?」

べポ「島が見えるよ!」

「!!」

ロー「・・よし・・上陸だ」

「「「おおーー!!」」」

「ねえ、私の部屋は?」

ロー「オレの部「他の部屋」・・即答か・・しかも最後まで言ってねえ」

「他の部屋で鍵付き」

ロー「注文が多いな・・」

「そう・・じゃあ、ペンギン達t「分かったよ!・・俺の隣が空いてるから、そこ使え」・・やったー」

べポ「俺が案内するね」

「うん」
べポに付いて行く
カツカツ・・・

ロー「・・チッ・・」

シャチ「やられましたね!船長!」

ペン「シャチのアホ!!」

ロー「・・・ROOM」
ブウ――ン!

シャチ「え?」
ズバズバズバ!!!
シャチとその周りに居た人達はバラバラにされた

ガチャ・・

べポ「ここだよ!」

「ありがとう」
その部屋にはいろいろ揃っていた

「凄い・・・何でこんなに揃ってんの?」

べポ「ん?・・それはねー・・クミの手配書を見てから急いで準備したからなんだ!」

「何それ・・・仲間にする前提?」

べポ「でも、仲間になったでしょ!?」

「・・まあ・・そうだけど・・」

べポ「とにかく!明日か今日の夜はクミの歓迎会だからね!」

「うん」
べポは去ってった

「・・・荷物片付けよっと」
荷物を片付け始める
そして、片付け終わるのと同時に
ダダダダッ!!ガチャ!!!

「!!」

ペン「クミ!!島に着い・・・・」

「・・・・・ふふっ・・・いい?ペンギン・・これからはノックしてね?」

ペン「お・・おう・・」

「島にはどれぐらい停泊するの?」

ペン「ん?・・たしか、3日じゃなかったか?」

「ふーん・・・分かった」
ペンギンは歩いてった

「・・・島か・・・ローが誘って来るだろうな・・・やだあ・・もうっ・・・勝手な期待しちゃってー、バッカみたいっ・・・よし・・甲板に出た途端に走って島に入っちゃおっと!!」
クミは急いで準備をする
そして、港に着くと思いっきり扉を開けて甲板に出た
ガコンッ!!!
タタッ!!

べポ「あ!クミ!」
ビュ――ン!!

「「「うわああーーー!!!」」」
クミは足の速度がとにかく速いため皆クルクル回る

ロー「!!チッ・・・オレから逃げる気だな!・・ROOM」
ブウ――ン!!

「!!逃げきってやる!」
タンッ!!
クミは陸に降りると後ろを向いて、腕を左右に振った

ロー「!!・・シャンッ」
ローがクミと近くにいたクルーを交換しようとしたが
グラッ!!
クミが能力で波を操って船を揺らした

「ふふっ・・・今日の夕方には帰るねー!!バイバーイ!」
タタタッ!!

ロー「!!・・クソッ・・」

ペン「・・やられた・・」

シャチ「・・それにしても、足速ェな・・」

べポ「俺・・見えなかったよ・・」

ロー「・・はあ・・・・じゃあ、お前ら作戦通りだ」

「「「アイアイ!!」」」



その頃クミはというと・・・

「ふふっ・・・ロー達のあの顔・・ププッ・・面白すぎ!!」
クミが歩いていると

「・・!・・」
武器屋を見つけて中に入る
ガチャ・・

「凄い!武器がいっぱい!」

店員「!!・・いらっしゃい・・」
クミの正体を知っているのか少し怯えている

「・・ふーん・・・ん?」
カツ・・
クミはある刀の前で止まる

「・・・これ・・」
カチャ・・
手に取る

店員「・・それは、妖刀愁殺でございます」

「ふーん・・妖刀ね・・ローと一緒だ」

店員「その刀は持ち主を選ぶんです」

「へェー・・」

店員「刀がもし貴方を主を決めたなら、鞘から抜ける筈です」

「・・やってみよ」

店員「・・・ゴクン」
クミは刀の柄を持つと力を入れて抜いた
シャキィ・・・ン・・

「抜けた・・」

店員「!!こりゃあ凄い!!」

「これ・・いくら?」

店員「タダでいいですよ!もう、捨てる気でいましたから!」

「そうだったの!?じゃあ、貰うね!」
クミは刀を入れる袋を貰うとそれに入れて外に出た

店員「ありがとうございましたー」

「ふふっ・・・ちょっと、得したかもー」
ドンッ!!
誰かにぶつかる

「すいません」

男「ああ?てめェ、何処目ェつけてんだ?」

「・・(はあ?逆ギレか?おっさん!)・・はあ?」
心の言葉はしまえたが、反応はしまえなかった

男「はあ?じゃねェーよ、てめェが前見てねェから「うるせェオッサンだなあー、黙れよ」・・調子に乗りやがって!!」

「はあ!?勝手に喧嘩売って来たのはオッサンだろ!?」

男「んだと!?」
すると、周りに野次馬がたくさん集まって来た

「・・・・ローだけは、呼びたくないな・・」

男「おい!聞いてんのか?」

「だーかーらー、黙れって言ってるじゃないか!この、オッサン!」

男「この女・・!」
男がクミに襲い掛かって来た

「・・・ニヤッ」
クミは一瞬で刀を抜くと男を蹴り地面に抑えつけて首元に刃を当てる
ドサッ!!

男「!!」

「・・これでも、何か文句でも?」

男「ヒィーー!!ないです!!」

「なら、いいや」
クミは男の上から退く

男「・・・あ!・・・ま、まさか・・」
クミの顔を見てハッと思い出す男

「・・何よ」

男「・・死へと誘う魔女・・・・賞金1億5000万・・・!」
周りがザワザワする

「!!・・1億・・5000万!?・・いつ上がったの!?」
ガッ!!
クミが首元を持つ

男「ヒィ――!!軍艦を何隻か沈めたって!!・・・新聞で」

「・・あー・・あれか・・マズかったか・・・」
パッと男を離すと男は逃げてった

「・・・ふふっ・・・これで、ルフィ達に知らせれるから、いっか!」
シャキン・・
刀をしまうと歩き出す
カツカツカツ・・・

「・・・そうだ、ルフィ達に久しぶりに連絡しよっと・・・・あれから3、4日経ったかな?・・ていう事は・・空島か、繋がるかな・・」
プルルルル・・・・
クミは歩きながら電話をかける
プルルル・・・ガチャ

「お、出た!ルフィーおっ久「誰だ!貴様!!麦わらの一味の者か!」・・・??」
電話を出たのは知らない人の声だった

「・・・あ・・間違い電話っす」
ガチャ・・
クミは電話を切った

「・・・どういう事!?・・番号間違えた!?・・・あ・・ナバロン要塞って事かー!!・・じゃあ、あと2日ほど掛けれないじゃん」
クミは電伝虫をしまうとある事に気付く

「・・・んー・・視線を感じる・・」
クルッ!!
クミは後ろを見る

「・・・・(んー?今、誰か隠れたような・・・)・・・・ふふっ・・ついて来れるかな?」
タタッ!!
クミは逃げた
すると

ペン「あ!!」

シャチ「逃げた!!追いかけろー!」
もの陰からシャチとペンギンが現れクミを追いかける
クミの曲がった路地に入ったが
ズッデ――ン!!
何かに足を引っ掛けた

ペン「イッテーー!」

シャチ「しまったー!」

「・・・・何してんの?」

ペン・シャチ「「はっ!・・・」」
二人はフリーズした

「・・ストーカー?」

ペン「いや、これは・・」

シャチ「・・・おれ達は只ここの路地を通ってあそこの店に入ろうと思って・・!」

ペン「そ、そうだ!」
二人はその指さした店に向かった

「・・・・二人でって・・・あそこ・・女の子向けの雑貨屋じゃんか・・」
クミは二人を怪しんだあとさっきの道に戻った

「・・・怪しいなー・・何して・・・」
今度は視界に白くデカい物が入った

「・・・あ・・」

べポ「あ!」

ロー「・・・」

「・・ロー・・・・・やべっ!!逃走ダッシュ!」
クミは方向転換をして走り出す
ダダッ!!

ロー「ROOM・・シャンブルズ」
ぱっ・・
クミとべポを入れ替えた
ドサッ・・

「ああーー!」

ロー「・・ニヤッ・・」

「・・・そのニヤの意味は・「メス」・・うっ・・」
ボトッ・・
クミの心臓をローが取った

ロー「・・これでお前はオレから逃げられねェ」

「・・心臓ー・・あー・・ぎこちないじゃんか」
クミの胸に穴が開いてとにかく怖い

ロー「お前が逃げるからだ」

「ふーんだ!」
クミは仕方なくローに付いて行く
だが、行くところは医療関係の場所ばかり・・

「・・・・(・・変な所に連れて行かれると思ったけど・・・意外だな・・)」
そして、船の近くまで行くと
カツカツ・・
ローが振り向く

「!!・・・な、何?」
すると、ローは心臓をクミの胸に戻した

ロー「今からお前の歓迎会だからな、心臓がなかったらおかしいだろ」

「ふふっ・・そうだね」
そして、ローが先に歩き出すとクミも一歩を踏み出した


甲板に上がると
パァアアァ――ン!!!

「「「「ハートの海賊団へようこそ!!!」」」」

「!!」

ロー「・・クックック・・盛大だな」
甲板にはいろんな料理などが並んでいる

「・・・ありがとうーー!!」
クミの歓迎会が始まる

べポ「クミ−−!」

「ん?」

べポ「これ!美味しいよ!!」
べポがおいしそうな料理を渡してきた

「!!おいしそう!」

べポ「北の海の料理なんだー!」

「へェ・・」
パクッ・・
一口食べる

「美味しいよ!とても!」

べポ「本当?やったー!」
べポは嬉しくてはしゃいでいる

「ふふ・・可愛い」
クミはその料理を食べちゃうとおいしそうなケーキを見つけてそれを食べている

ペン「美味しいだろ」

「うん」

シャチ「それ、この島のスイーツなんだぜ?」

「!!・・・まさか!」

ペン「ったくーお前の好み分かんなくて大変だったぜ」

シャチ「そうだよなー、船長変な作戦立てたよなー」

ペン「だよな」

「・・?作戦て?」

シャチ「ああ・・・もう言っていいよな?」

ペン「ああ」

シャチ「お前に気付かれずに尾行して好みを突き当てる事!」

「!!」

ペン「お前さー最初に武器屋に入るって・・・本当に女子かよ」
ボカッ!!

「女子ですぅー!」
ペンギンを殴る

ペン「痛ェ・・」

「ふーんだ!」

シャチ「おいおい・・・・あ!それより、さっき船長が呼んでたぞ」

「え?・・何処で?」

シャチ「・・海岸だったかな」

「・・ふーん・・・・」

ペン「行ってやってくれよ」

「え?」

シャチ「船長クミにベタ惚れだからさ」

「・・・」

ペン「船長ヤバいんだぜ?・・・なあ、シャチ」

シャチ「ああ・・・だって、手配書出た途端にクミの記事探し初めて、情報も集め出したんだぜ?・・あんなに女に執着したの初めてだ」

ペン「ああ・・・あれは重症だ」

シャチ「・・うんうん・・・・・ん?・・そういや、クミの情報って・・全然ねェよな」

ペン「・・そうだな・・・」
二人はクミの事を知らない事に気付く

「!!・・・んじゃ・・ローのとこ行って来る」

シャチ・ペン「「ああ」」
クミはローを探しに海岸に向かう
ザッザッザ・・・

「・・いないじゃんかー・・・・」
すると、海岸で横になっている人を見つける隣には長い刀が置いてある・・・ローだ

「!!・・居たっ」
クミはローの傍に走り寄る

「ローっ!用って何?」

ロー「・・・・」
返事がない

「・・ロー?」

ロー「・・すー・・すー・・」
待ちくたびれたのか寝ている

「・・可愛い寝顔・・・」
ドサッ・・
クミもローの隣に横になる

「・・あーあ・・ユウキ元気かなー・・・私は今・・マンガの世界にいるんだよ?・・凄いよねー・・・しかも、ローの海賊船にいるんだよ?・・・・・でも、不安だな・・・何時・・向こうの世界に帰る事になるか・・・・ッ・・」
クミは静かに涙を流す

ロー「・・・スー・・スー・・」

「・・・・ぐすっ・・」
クミはローにくっ付くと一緒に寝た

15分後・・・

ロー「・・・・すー・・・あ?・・寝てたか・・」
ローは体が暖かい事に気付く

ロー「?」
横を見るとそこには・・・クミが寝ていた

ロー「!!!/////・・・・」
ローはフリーズをする・・・

ロー「・・・///(何で、クミがいるんだ!?・・・え?これ・・襲っていいのか!?・・いや待て俺!!・・・もう一回整理しろ・・・・)」

ロー「・・・・(オレはクミを待つ為に海岸で横になって・・・・それで眠って・・途中でクミが来たのか!!・・思い出した・・・・・ん?・・アイツ一人事で変な事言ってたな・・・・・・)」

ロー「・・・・はあ?!・・コイツ・・・異世界人か?・・・」
ローはクミの一人事を所々思い出すと異世界人という結果が出た

ロー「・・・いや・・異世界人はある島に落ちると言われていて・・・確か・・100年に一度・・か?・・・落ちる島は確か無人島・・コイツは誰かに助けられて此処まで来たのか?・・・・・・じゃあ、いついなくなるかも分からないという事か・・・しかも、世界政府にも狙われる・・・ナチュナチュの実自体も世界政府が欲しがっている能力だ・・・異世界人って事がバレたら・・全力で世界政府が襲って来るじゃねェか・・・」
ローのとてつもなく長い呟きが終了すると

「・・・・ん・・・・んん・・・・・、あ!」
クミが目を開くとローのドアップが・・

「!!ロロローー!!??」
クミは思いっきり驚いて立ち上がる

ロー「!!・・それは・・オレのセリフだ」

「・・あれ?私・・確かローに呼ばれて・・」

ロー「・・ああ・・・・」
ローはゆっくり立ち上がる

「・・・・」

ロー「・・クミ・・」

「・・・?」

ロー「・・お前が好きだ・・」

「!!!/////・・・」

ロー「だから・・オレの女に・・なってくれ」

「////・・・・」
クミは顔を真っ赤にして俯く

「・・・・・////」

ロー「・・クミ?」

「・・・ロー・・」
クミは顔をガバッと上げる

ロー「!!」

「////・・不意打ちって酷くない?!」

ロー「・・・は?」

「////・・・しかも・・私の全てを背負える?」」

ロー「・・・ああ・・・例えお前が何者でも・・・守ってみせる」

「!!////・・・そんな・・キャラだったっけ・・」

ロー「・///・・・お、お前の前だけだ」
ローは顔を背ける

「!!///ふふっ」
クミは笑う

ロー「!!!/////・・・(天使か!)」
ローはクミを抱きしめると顔を近づけるとキスをした

「・・・」
顔を離すと

「・・好き・・ローが・・好きだよ」

ロー「・・オレも・・愛してる・・」
もう一度抱きしめる・・・

「・・・ところで・・今何時?」

ロー「・・さァな?」

「・・私まだ食べてないケーキがあるんだったーー!」
クミは急いで船に戻る

ロー「!!・・・・クックック・・本当に面白い女だ」
ローも船に戻った




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