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ワンピース
急な来訪者
船に戻って来たロー達は急いで船長室に集まる

ロー「いいか!海列車の速度は速い!おれ達のこの船で追いつけるか分からねェ・・・・今から、オレは海列車に乗りクミを取り返す」

ペン「!!船長一人で!?」

べポ「危ないよ!!」

ロー「オレが一人で行けば、怪しまれないだろう・・・オレがクミを取り返したら二人で外に飛ぶ。そしたらお前ら船で浮上しろ」

クルー「そんな・・無茶な!!」

ロー「無茶も承知だ」

ペン「もし、船が間に合わなかったら?」

ロー「その時は・・その時だ」

ペン「・・・うーん・」

ロー「・・・時間だ、俺は行く」

ペン「・・気をつけてくださいね・・シャチが一発でやられたぐらいなので」

ロー「ああ」

べポ「キャプテン!!おれ達先に線路の先で待ってるよ!!」

ロー「・・そうだな・・・先に浮上しててもいいぞ。そっちの方が移動しやすい・・・移動したら連絡しろ」

べポ「アイアイ!!」
ローは刀に布を巻くとコートを着てフードを被る
ブルーステーションに向かった


その頃気を失っていたクミは・・

「・・・うぅ・・・」
目をゆっくり開ける

カ「お?・・起きたな」

ルッチ「・・じゃあ、しっかりやれよ?野良犬」

?「あァ??うるせェよ、化け猫!」

「・・・・」
クミは薄目で会話を聞いていた、さっきよりも一人増えていた。
かなり、オジサンみたいだ。ルッチとは因縁があるのか知らないがかなりライバル視しているようにクミには見えた。
そして、とにかくナマズ髭だ

「・・・痛っ・・・」
体を起こそうとしたが手錠を付けられているので動きにくい、さらにさっきの傷もある

ルッチ「・・お前の連行は今からコイツだ」
ルッチはナマズ髭を指さす

「・・・はっ・・そんな事どうでもいいし・・そんなナマズ髭なんか」

?「カチーン!!ナマズ髭だァとぉ!?」
クミに殴りかかろうとすると

カ「まァ待て!ジャブラ!」
カクはジャブラを止める

ジャ「!!・・」

カ「今罪人を殺せば・・・政府、海軍が怒るぞ?」

ジャ「!!・・・チッ・・」

「残念だったな!!ナマズ髭!」

ジャ「んだとぉ!?」

ルッチ「・・はあ・・・いい加減にしろ」

ジャ「・・チッ・・こいつをエニエスロビーに連行つったって・・・海列車に乗せるだけだろ」

ルッチ「・・そうやって気を抜くと失敗するぞ」

カ「わしらは任務に戻るわい」
カクとルッチは去ってった

「・・・」

ジャ「ああー!めんどくせー!!」
ジャブラはクミを担ぐ

「!!ちょっと!」

ジャ「こっちの方が早ェ・・」
ジャブラはクミを担いだまま海列車の一号車に乗る
ドサッ・・
座席にクミを下ろすというか落とす

「痛ー!!もっと優しく扱え!!」

ジャ「うるせェな!」

「どうせ好きな女にフラれたんでしょー?」

ジャ「ギクッ!!」

「!!まさかの図星ー?」

ジャ「黙ってろ!」
ジャブラはクミの対応をする


ローはというと・・・

ロー「・・・(中に入れたはいいが・・・周りは海兵と政府の役人だらけだな・・)」
プルルル・・・

ロー「・・!!」
ガチャ・・

ロー「・・おれだ・」

ペン「・・ペンギンっす」

ロー「着いたか」

ペン「はい・・海列車が米粒ぐらいに見えます」

ロー「・・そうか、分かった」
ガチャ・・・ツーツー

ロー「・・さて、動くか」
ローは布で巻いた刀を持って一番前の車両に近づけるだけ近づく
だが、あと3車両という所で止められる

海兵「ここから先には入れない」

海兵「・・何処かで・・」

ロー「・・そうかァ・・じゃあ、通らせてもらおうか」
ローは刀の布を取るとフードを取った
パサッ・・・

海兵「何!?」

海兵「・・死の外科医・・トラファ「言わせねェよ・・・」」
ローは刀を一瞬で抜くと海兵を斬る
ズバァン!

海兵「ぐァあ!」
二人は倒れる

ロー「・・・マズイな・・騒ぎをこれ以上は起こせねェ・・」
ローは少しの間考えると・・

ロー「・・・・ニヤリ・・・・クミ待ってろよ」


クミに戻る

「・・・ふあ〜〜」

ジャ「・・・ぐかー・・ぐかー」
クミがボーっとしている間に眠ってしまったジャブラ

「・・寝てるし・・」
クミは座席から外を見ている

「・・・はあ・・・・」
ばっ・・!!
目の前にローの顔が出てくる、逆さまだ

ロー「!!」
ローも驚いているようだ、帽子を必死に押さえている

「!!ロー!!・・はっ!」クルッ
クミはジャブラの方を見たが爆睡中だ
そして、ローに向き合う

「・・どうすればいい?」

ロー「・・・・ちょっと待ってろ」

「うん」
ローはまた消える
すると、
ドガッ!バキッ!!
扉の方から音が聞こえる

「!!」
ガチャ・・

ロー「・・遅れたな」

「!!」
タタッ!!
クミはローに走り寄ると手錠をローに見せた

ロー「・・・アイツが持ってんのか?」

「うん」

ロー「・・ROOM・・スキャン」
ばっ・・
ローの手には鍵が・・!!

「!!・・・マジかー」
カチャ・・ガッシャン!!
ローが錠を解く、クミは自由になった

「・・ありがとう」

ロー「・・早くここから出るぞ」

「うん・・・あ、ちょっと待ってね」
カツカツ・・・
クミは爆睡中のジャブラに近づくと
トントンッ・・

ロー「!!何を・・」

「ジャブラさーーん」

ジャ「・・ぐかー・・ぐかー・・ん?・・ふあ〜」

「起きましたー?」

ジャ「!!お前!錠が・・・鍵はオレが・・ってない!?」
ジャブラがポケットを探しているが見つからない

ジャ「・・仕方ねェ「ふふっ・・アブソーバー」うあ!!」
ジャブラは力が抜け、倒れる
ドサッ・・

ジャ「・・くっそー・・・油断した」
ジャブラはうつ伏せになっている

「・・ふふっ・・・政府の諜報部員がダメだねー」

ジャ「うるせェ!」
そして、

ロー「・・おい、クミ!」

「あ、はーい」
クミがローに近づく

「・・あ・・最後に政府と海軍に・・・アンタ達に捕まる程私は・・バカじゃない」

ジャ「!!」

「んじゃ、バイバイッ!・・ルッチ達に残念でしたーって言っておいてねー」

ジャ「待て!!」
バタン・・
列車の上に乗ったクミとロー
ビュオオオ―――!!

「うぎゃ――!!風強い〜〜〜!!」
クミが必死に耐えている隣で平然と立っているロー

「何でっ・・そんなに平然と・・していられるのー!?」

ロー「ふんっ!・・お前とは違うんでね」

「ウッザ!!」

ロー「・・見えてきたな」
ガシッ・・
ローはクミの肩を引き寄せると

「・・あのー・・見えたとは?」

ロー「・・船だ」
ローは列車の線路の先にある黄色い潜水鑑を指さす

「あーあれねー・・・ってどうやって!?」

ロー「おれの能力と・・運」

「運試しかい!!」

ロー「・・行くぞ」

「えっ?・・まだ、心の準備が・・「ROOM」ぎゃー!!」
ぱっ!・・ドサッ・・スタッ・・
クミは板の上に落ちる

ロー「・・・・着いたな・・」

「・・ん?・・」
クミがゆっくりと目を開けると

べポ「クミ!!」

ペン「無事だったか!!」
クルー達がクミの周りを囲む

ロー「・・・オレの・・存在は?」

「ふふっ・・皆ありがとう!!」

ロー「・・お前ら・・「クミ!」・・はあ・・またか」
中からシャチが出てくる

「!!シャチ!・・」
クミがシャチに走り寄る

ペン「お前・・大丈夫なのか?」

シャチ「・・ああ」

べポ「傷・・まだ塞がってないよ?」

「・・塞がってないの!?・・・ん?まてよ?・・私もルッチのアレを食らったわけだから・・・」
クミはルッチに指銃されたところを触る
ベタッ・・

「・・・あ・・・」

ぺン「クミ!!お前・・傷が塞がってねェじゃねェか!!」
クミのワンピースは赤い為気づかなかったが、傷からは血が流れ出ている

「・・・ヤバい・・かも・・」
クミは血の流しすぎでフラフラする
そして、倒れる寸前で
ガバッ・・

ロー「・・はあ・・やっぱりな・・」

「・・ロー・・・」

ロー「お前は背負いすぎだ」

「・・ふふっ・・今日はローに二回救われたね・・」

ロー「・・お前は寝てろ」

「うん・・・おやすみ」
クミが寝ている間にローは治療をすると、クミを自室のベッドに寝かした。

ロー「・・シャチ・・お前もだ」

シャチ「・・はい」
シャチも傷が完全に治っていない為ベッドに入れと言われる

次の日・・
昼3時

「・・ん・・んん・・・・・・ふあ〜」
パチッ・・
クミが目を覚ます
ムクリ・・
起き上がると部屋を見渡す

「・・・帰って来れた・・・ふふっ・・」
クミはもう少し寝る事を決めると布団に潜る

「・・・ふあ〜・・「ドゴーン!!」な、何??」
凄い音がして起き上がる
そして、急いで着替えると甲板に向かった
ガコッ!!
扉を開ける

「皆!!」
すると、海兵達が一斉にクミを見る
ロー以外のクルー達は傷がかなりある

ロー「クミ・・!」

べポ「起きたんだ!!治って良かった!」
すると海兵の中からマントをつけた人が出てくる
きっと准将か少将ぐらいだろう

「・・・」

?「お前が冷酷無情な魔女だな」

「・・アンタ誰?」

?「・・やはり覚えていないか・・」
目に見える程落ち込んでいる

「・・・;」

ロー「・・・」

?「本当に覚えてないのか・・?」

「・・知らない」

?「・・やっと会えたってのに・・・なあ・・クミ」

「!!・・・(何・・今の感じ・・・懐かしい・・)」

ロー「・・知ってるのか?」

「・・ううん・・分かんない」

?「・・オレの名は・・ユウキだ・・・・」

「・・ユ、ユウキ・・・・・」
もうすぐで何かを思い出しそうなクミ

・・そして、モヤモヤと頭の中に出てくる、2歳の自分と男の子・・

「・・・お・・お・・おにい・・ちゃ・・ん?」
クミが俯きながら言う

ユ「・・ああ」

「・・そ・・そんな筈が・・・・だって・・あの日・・私とお兄ちゃんは・・海に落ちて・・私が起きた時には・・・いなかったじゃん・・」

ユ「お前はフレバンスに・・おれは近くの海軍の駐屯所に・・・そして、おれはそこで海兵になり今は本部に異動し、お前を探していた」

「・・そ・・そんな・・・」

ユ「今はガープ中将の所で修行中だ」

ペン「!!・・あの英雄ガープ?」

ユ「ああ、そうだ・・・・オレの今の地位は、海軍本部中将だ」

「!!!!・・・だから・・皆がやられてるんだ」

ユ「そっちから攻撃してきたんだぞ?・・オレはクミを確認しに来ただけなのに・・・」
また落ち込む

シャチ(感情が激しいな!!)

ロー「・・ふん・・目の前に海軍の軍艦が現れて応戦しない海賊が何処にいる」

ユ「はっはっはー!!それは最もだ!」

「・・・はあ・・」

ロー「・・・・・」

ユ「まあとにかく・・」
ユウキはローに向き合うと

ロー「・・!」

ユ「妹を・・頼んだよ・・」

ロー「・・当たり前だ」

ユ「・・だが、クミが危険さらされたり・・何かあったら・・すぐに駆けつけ・・・もしもの場合は・・お前を殺すぞ・・トラファルガー・ロー・・!!」ギロッ!

ロー「!!」
ローは背中がゾクッとする

「・・お兄ちゃん・・」

ユ「じゃあ、オレはそろそろ行くよ!センゴクさんとガープさんに無断で来たから!」

クルー達「「ええーー!!?じ、自由!!」」

シャチ「・・自由なところはクミの兄ちゃんだな・・」

ペン「・・そうだな」

ユ「そういや、聞いたか?・・七武海のクロコダイルが麦わらのルフィに敗れたんだぜ?」

「!!!・・ルフィが?」

ロー「・・!?」

ユ「七武海を落とされたとなれば本部も動くし、懸賞も上がる。今回政府と海軍は、麦わらのルフィを警戒視するぞ・・・」


ロー「・・懸賞金は?」

「!!・・・(珍しい・・)」

べポ「・・・(キャプテンが興味を持つとは・・)」

ペン・シャチ((明日は・・槍が降って来るぞ・・))
さり気なく失礼な事を思うクルー達

ユ「モンキー・D・ルフィ、1億・・・ロロノア・ゾロ、6000万だ」

「!!・・1億・・私と同じ・・「じゃないぞ?」は?」

ユ「クミ・・お前CP9から逃げただろ?それで、懸賞金が上がっている」

「え!?」
クミ

ロー「・・いくつだ?」

ユ「死の外科医、トラファルガー・ロー・・2億・・冷酷無情な魔女クミ・・・・1億9700万・・」

「・・微妙ー・・」

ロー「・・・・フッ・・」

シャチ「スゲェー!」
すると
タッタッタッタ!!

海兵「ユウキ中将!!本部から電話が!」

ユ「な!!何で無視しない!?」

海兵「で、ですが・・・もう中将の電伝虫に繋がっているので・・」

ユ「何ぃー!?」
ユウキは自分の電伝虫を出した

ユウキ「・・・カポーン・・マジか・・」

?「何が、マジか・・だ!」

ユ「げげっ・・この声は、センゴクさん・・」汗

「!!」

ロー「・・元帥だと・・?」

セン「・・ユウキお前・・今何処で何をいている?」

ユ「はっ!!グランドライン前半の海で妹に会いに来てました!!」

セン「・・・ほう?」

ユ「・・あっ!・・言っちゃった・・」

「・・・バカ・・」

ロー「・・・・」呆

セン「・・死の外科医の船だな?」

ユ「ち、違います!!」

セン「・・そうか、じゃあ冷酷無情な魔女はお前の妹では・・「妹です!!」・・・「あ!でも、死の外科医の所にはいません!!」・・妹がか?「いいえ!妹は死の外科医の船に乗っております!・・・あ!!しまったァー!!誘導尋問だァーー!!」・・はあ・・」
ユウキの部下もあきれ顔

セン「・・とにかく帰って来い」

ユ「・・はい」

セン「早く帰ってこないと・・そろそろガープもキレるぞ?」

ユ「それは困る!!今すぐ帰ります!」
ガチャ・・
電話を切ると

ユ「今から全力疾走で本部に戻る!!」

海兵達「「はっ!!」」
軍艦に乗り込む海兵達

「・・・・」

ユ「クミ!」

「ん?」

ユ「また会おうな!!」

「うん!バイバイ!!お兄ちゃん!」

ユ「トラファルガー!!」

ロー「!」

ユ「さっきの約束とクミを頼んだぞーーー!!!」

ロー「!!・・当たり前だ!!」

「!!///・・・」
本気で危ないのか急いで帰るユウキ達・・

「・・早かったなー」

ロー「・・お前に似すぎだ」

「ふふっ・・そうでしょ?」

ロー「・・そして、いきなりでスマンが・・こいつらの治療を頼んでいいか?」

「え?」
甲板には傷だらけのクルー達

「・・そうだった」

ロー「・・お前の兄貴は自然系なんだな」

「え!?能力者だったの!?」

ロー「・・知らなかったのか」

「うん・・・・・まあ、とにかく皆を治すねっ・・・ゲリール」
クミは治癒玉を沢山作るとクルー達に投げた
ポワン・・ポワン・・・・
そして、全員回復する

「・・そっかー・・自然系だったから皆ボロボロになる訳だ」

ロー「・・ミズミズの実・・だと思うが」

「・・水!?・・最強やん!」

ロー「お前も最強に近いぞ」

「そ、そんな事ないしー!」

ロー「・・クックック・・・そうだな」



そして、2週間ぐらい過ぎ・・
「そういえばさー・・次の島ってなんていう島?」
クミは甲板でべポにもたれながら隣に座っているローに聞く

ロー「・・魚人島」

「!!早っ!!・・・・魚人島って・・何処にあるの?」

ロー「・・海底にあるそうだ」

ペン「でも、いくらこの潜水艦でも海底まで行ったら水圧でやられちまうから」

シャチ「シャボンディ諸島に行って船をコーティングっしてから魚人島に行くんだ」

「・・なんでそんなに知ってんの?」

ロー「・・説明しただろ・・」

「えっ!?」

ロー「・・2、3日前に説明したぞ」

「・・・あれ?・・」

シャチ「クミ・・寝てたろ」

「あ!そうか!寝てたわ!」

ロー「はあ・・・・とにかく、今から向かうところはシャボンディ諸島だ」

「・・ふふっ・・名前からして楽しそう」

ペン「あと4日ぐらいで着くんじゃねェか?」

「・・そうなの!?」

ロー「ああ・・・そうだ」

「意外に早いね」

ロー「そうだな・・・グランドライン前半の海の次は新世界か・・」

「・・新世界・・・グランドラインの後半の海は新世界っていうんだー!」

ロー「・・はあ・・・本当に何も聞いてないんだな」

「えへへっ・・」
すると目の前に島が見えてきた

「!!!島だ!!」

ロー「・・上陸だな」

「ログは?」

ロー「大丈夫だ・・ログが溜まらなければ大丈夫だ」

「やった!」

ペン「皆に知らせてくる」
ペンギンは中に入って行った
そして、島に着くと船を港に着けた

ロー「じゃあ、船番は残ってあとの奴は自由だ」

「「「おおーー!!」」」

「ふふっ、ロー行こう!」

ロー「ああ」
クミとローは一緒に街に向かった

島の名前は・・春の女王の町、セント・ポプラ・・



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あきゅろす。
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