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ワンピース
海賊になりました!
クミは島に上陸すると

「・・・先に情報収集だよね・・」
カツ・・カツ・・カツ・・
まずは酒場に向かった

「・・・んー・・ここはあんまり情報が入らなそう・」
ギィーー・・
中に入る

「・・・・わお・・」
中は酒の匂いが充満していた
クミはカウンターに座る

「・・・」

マスター「何にするんだ?」

「・・あのさ・・聞きたいんだけど、こんな顔の人見た事ない?」
クミはずっと肌身離さず持っているペンタンドを出すと開いた。中にはクミとローの二人の写真だ

マスター「・・うーん・・・」

「・・知らない?」

マスター「・・いやー・・どこかで・・見たような気がするんだが・・」

「本当?」

マスター「確か・・海賊だったよ」

「!!・・海賊?・・」

マスター「ああ・・そうだ、思い出した。同じツナギを着た人達が、2、3日前に来てな。その中に黄色いパーカーを着たその写真と似た顔の奴がいたよ」

「!!!・・・もう、出航した?」

マスター「ああ・・・多分もうリバースマウンテンを上ったんじゃないかな?」

「・・リバースマウンテン・・」

マスター「君強いのかい?」

「!・・まあ・・そこそこ」

マスター「なら、どこかの海賊さんに乗せて貰ったら?」

「・・ええー!?・・・・・あ、それいいかも」

マスター「・・・君が決める事だけど、ちょうど・・さっき海賊が上陸したところだから」

「ふーん・・・・どうしよっかなー・・ねェ」

マスター「なんだい?」

「船ある?」

マスター「!!・・行くのかい?」

「うん!」

マスター「・・小舟があるが・・持つかどうか」

「いいよ!もしもの場合はその時なんとかする!」

マスター「そうか・・・・じゃあ、少し待ってな」
マスターはクミと港に行くと

マスター「あれだ」

「おおー!・・これぐらいなら十分だよ!」

マスター「すぐに行くのか?」

「うん」

マスター「・・じゃあ、これを持ってけ」

「え?」
ドサッ・・
マスターはお金をくれた

マスター「・・君がね私の娘に似ていてな・・」

「ふふっ・・」

マスター「気をつけてけよ」

「うん・・じゃあねー」
クミは船を出すとリバースマウンテンに向かった

ゴゴゴゴゴ!!!

「あー・・本当に山を登ってる」
クミは今リバースマウンテンを上っているところだ
そして、無事に着くと

「よっしゃー!!着いたァー!グランドライン!」
クミは、船が無事なのを確認すると岬に向かった
スタッ・・・

「すみませーん!」

クロッカス「・・なんだ」

「!すげェー頭」

クロッカス「失礼な娘だ」

「あのさーここを海賊が通らなかった?」

クロッカス「海賊なんざよく見る。だが、今朝だったか・・黄色い潜水艦が通ってなーオレンジのツナギを来た奴らがいっぱいいたな」

「ああー!!それそれ!その人達を探しているの!」

クロッカス「今急いで行けば間に合うとは思うが・・まあ、一応エターナルポースを渡しておこう

「おー・・これに辿っていけばいいんだね?」

クロッカス「そうだ」

「ありがとう!おじいさん!」

クロッカス「ああ」
クミは船に乗ると出航した

「ふあ〜〜・・・」
3時間ほど経って

「見えた!あの島だっ!!」
ザブゥーン・・・

「え?」
クミの後ろには怪物がいた

「・・・船を壊されると困るから」
タン!・・
飛ぶと海獣の頭に触れ

「・・・アブソーバー」
するとそのまま海獣は沈んだ
ブクブク・・・

「ふふっ・・」
スタッ・・
船に戻って進もうとしたときだった
ゴゴゴゴゴ・・・・

「!!!・・懲りないなァー・・・ん?」
また、海獣が来たのかと思ったら船が大きく揺れ、海中から何かが出てきた
ザッバァ―ン!!

「うわっ!!」
船が傾き倒れクミは投げ出された

「・・・やべー・・」
ザブ―ン!!
クミは海に落ちて水の感覚を感じると思いきや、柔らかい物にキャッチしてもらったのでびっくりした

「!!・・・私は・・瞬間移動出来るのか!?」
クミは目の前を見て硬直した

べポ「大丈夫?」

「!!!!・・喋る・・クマ・・・・」
ガクンッ・・
クミは喋るクマにびっくりして気を失う
そこに
カツンカツン・・・

べポ「あ!キャプテン!この子どうするの?」

?「・・そうだな、病室にでも入れとけ」

べポ「アイアイ!」

?「それにしても、可愛かったな」

?「それ、オレも思った」

?「船長あの子をどうするんだろ」

?「さあ?」


そして、2時間経って

「・・・ん・・」
クミは寝ぼけたまま隣を見る、そこにはPENGUINと書かれた帽子を被った男が居た

?「・・起きたか?船長が起きたら呼べって言われてっから甲板に行くぞ・・」

「う、うん・・・」
クミは起き上がると甲板に向かった
ガコン・・・

?「船長連れてきました」

?「ああ・・・ご苦労、ペンギン」

ペン「いえ」

?「・・おい、女」

「は?・・私の事?」

べポ「そうだよ」

「ん?・・・さっきの・・白クマ!・・意外にかわいらしい」
クミは船長という男に近づく

「・・・あのー何か?」
男は帽子を深く被っているため、顔が見えない。だが、帽子には見覚えがあるクミ

「・・・まさかね・・・・」

?「・・・お前が寝ている間にペンダントを見せて貰った・・・・・」

「!!!・・・・ふふっ・・酷い顔してるでしょ?・・珀鉛病って言って、顔が白「知ってる」・・え?」

?「・・知ってるさ・・」

「・・ど・・ういう事・・?」
男は顔を上げずに言う

?「お前は昔からそうだった・・」
男はクミに近づく

「・・・!」
クミは身構える
こつんっ・・・
男がクミのオデコを突っつく

「!!」
クミは昔を思い出す

14年前・・
クミはローと謎の実験をするため約束をしていたが遅れてしまった
タッタッタッタ!!

「ハァ・・ハァ・・・あ!!ロー!!」
向こうにはローが立っていた

ロー「!!」
ローはこっちを見る、顔が恐ろしい

「げっ!・・・・」
クミは足が止まる、そして、ローがクミに向かって走る

「!!」

ロー「・・・」
ある程度近づくと

ロー「遅い!」

「・・ごめん・・寝坊したっ!」

ロー「・・アホ」
こつんっ・・
ローはクミのオデコを突っつく

「へへっ・・」

その時のローの顔と今目の前にいる男の顔が重なる

「・・・!」

?「・・お前は・・鈍感すぎんだよ・・」

「!!・・・!!・・・」
クミは涙が出てくる

ロー「・・14年ぶりだな・・・クミ」

「!!!うわあーーーん!!!ロ―――!!!」
クミはローに抱き付く

ロー「!・・・ククク・・昔のまんまだな、中身は」

「・・・むむっ・・ローなんてっ・・・・かっこよくなっちゃってるし・・」

ロー「!!・・・今・・」

「え?・・・////・・・何でもない!!」
クミはローから離れる

ロー「・・クックック・・」

「・・でも・・ロー少し変わったね」
クミはローに背中を向けて顔だけを向ける

ロー「・・・どこがだ?」

「・・昔とは・・何かが違う・・・隈酷いし・・目つきも変わったし・・・背伸び過ぎだし」

ロー「・・・」

「・・・」
ローとクミは目があったまま逸らさない、そして・・その空気に耐えられなくなったクルー達

ペン「・・・船長」

ロー「あ?・・・」

シャチ「おれ達の存在・・忘れてないっすか?」

ロー「・・・・」図星

ペン「図星っすね」

ロー「・・うるせェ・・」

「・・さてと、ローにも会えたし・・私も私の旅を続けようっかなー・・」

ロー「!!・・・」

べポ「えー?行っちゃうの?」

「ふふっ・・私は自分のやりたい事を探したいし」

ロー「・・・」
ローはクミを見たまま動かない

シャチ「・・船長?・・行ってしまいますよ?」

ロー「・・・」

「・・じゃあね、ロー・・とその仲間達」
クミは船に乗ると向かうべき島に向かった


ロー「・・・・くっ・・」
ドサッ・・
ローは脱力したように座る

シャチ「船長!?」
クルー達がローに駆け寄る

ロー「・・・くそっ・・嘘でいてほしかった・・・・まさか、生きてるとは思わなかった・・本当だったとは・・・・」
ローは頭を抱える

ペン「・・・(船長がこんなに・・)・・幹部以外は全員中に入れ」
ペンギンが言うと幹部だけ残った
そして、ローの周りを囲む

ペン「・・船長・・」

ロー「・・・・」

べポ「・・・・」

シャチ「・・彼女は誰なんですか?・・」

ロー「・・・昔な・・いつも一緒に居た・・幼馴染のようなもんだ・・・歳は3つ下だ」

シャチ「・・・ですが、なんか運命の再会って感じがしたんですけど・・」

ロー「・・オレの故郷が消されたのは知ってるだろ?・・・・そこで生き残りは俺だけだと思ってた・・だが、アイツは生きてたんだ・・」

ペン「・・船長」

ロー「・・なんだ」

ペン「・・・自分の気持ちに素直になってください」

ロー「・・!?」

シャチ「・・?」

べポ「・・????」

ロー「・・何が言いたい?」

ペン「・・好きなんでしょう?・・彼女の事が、」

ロー「!!!!・・・んな訳・・ねェ・・」
ローは目を逸らす

ペン「・・彼女が倒れて部屋に連れてって・・そこにいた船長は・・愛しい目で彼女を見ていました」

ロー「・・見てたのか・・!」

ペン「・・はい」

ロー「・・・・・・・そうだ・・・・・アイツはオレの初恋相手だ・・そして、現在も・・」

ペン「・・なら、やる事は一つです」

ロー「・・・それはしたくねェ・・アイツを海賊の道に引きずり込む訳にはいかねェ・・」

ペン「・・おれには彼女も船長の事を好きみたいに見えましたよ?」

シャチ「あ!・・それ、オレも思った!」

ロー「・・・アイツは弱い・・」

べポ「え!?・・強いと思うけど・・だってさっき浮上するとき、海獣が沈んでったよ?」

ロー「!!」

ペン「・・マジか」

シャチ「・・船長!!海賊なら海賊の方法で手に入れるんです!!」
シャチは立ち上がり言う

ロー「・・・」

ペン「いいんですか?・・もう会えないかもしれないんですよ?」

ロー「・・・うっ・・それは」

べポ「キャプテン!俺、あの子を仲間にしてもいいヨ!」

ロー「・・!」

ペン「おれ達は船長に付いて行くんで・・しかも、彼女を仲間に出来なくて・・・今みたいに沈んだ船長は見たくないんで・・」

ロー「・・ククク・・言ってくれるな・・お前ら」

シャチ「・・ニカッ」

ロー「・・よし、行くぞ!・・アイツを手に入れる為に」

「「「おう!!」」
ガコォン!!

「「「船長ーー!!」」」

ロー「!?」
中からクルー達が出てくる

「「「おれ達もあの子と仲間になりたいっす!!!」」」

ロー「・・お前ら・・盗み聞きか?」

「「!!!・・・そ、それは」」

ロー「・・はぁ・・・まあ、いい・・急いで島に向かうぞ!」

「「「はいっ!!」」」

ロー達はクミを仲間にするためにクミが向かった島に行った

その頃、クミは島に上陸していた
カツ・・カツ・・・

「・・・・グスッ・・・ロー・・・・もし、連れてってと言ったら・・・連れてってくれる?・・・ポロポロ・・・また、一人になるのは・・イヤだよォ・・・」
クミは宿を取ると荷物を置いた

「・・・シャワー浴びて来よ」
クミはシャワーを浴びるとご飯を食べに外に出る

カツ・・カツ・・カツ・・

「・・ここでいっか!」
近くの酒場に入った
ギィーー・・
中は賑やかだった
誰が居るかは確認せずにカウンターに座る

「・・アップルパイください」

マスター「待ってな」
クミは、後ろに気配を感じて・・・右足の太腿に隠してあるナイフを出すと相手の後ろに回ると首にあてた
ビュン!・・

「・・・!!きみは・・」
クミの後ろに居たのはシャチだった

シャチ「!!・・速い」

「・・ごめんねっ」
クミはナイフをしまうとまた椅子に座る

シャチ「隣座っても・・?」

「ん?いいよ・・・って、あ!」
クミはシャチの首から血が出ていることに気づく

シャチ「あ、大丈夫っすよ」

「・・いや、私がローに殺されちゃうからー」
クミはシャチの首元に手を当てると

「・・ゲリール」
シュゥ〜〜
傷が塞がる

シャチ「!!」

「ふふっ・・これでいいね」

シャチ「・・あの、聞きたい事が・・」

「別に敬語じゃなくていいよ」

シャチ「!!・・・質問をしてもいいか?」

「ふふっ・・・どうぞ」

シャチ「・・船長の事どう思ってる?」

「!!・・・いきなり来たね・・・・」

シャチ「・・すまん」

「・・ふふっ・・そうだなー、ローは昔ずっと一緒に居たし・・幼馴染?みたいな感じかなー・・」

シャチ「・・・・」
シャチはクミを見たまま動かない

「?・・どうしたの?」

シャチ「・・ウソだ・・ウソをついている」

「!!・・・そ、そんな訳ないよっ」

シャチ「・・船長は、君の事を思っている・・・・おれ達は歓迎だぜ?」

「・・勧誘は嬉しい・・」

シャチ「じゃあ!」

「・・けれど・・私は足を引っ張るだけ・・」
クミは目を逸らす

シャチ「・・オレは強いと思うけど・・」

「・・弱いよ、私は弱い・・」

シャチ「・・・なんでそう言えるんだ?」

「・・無理なのっ・・・ローと居たいよ?居たいけど・・・」

シャチ「・・居たいけど・・?」

「・・ツラいだけだよ」
ガタッ!

シャチ「あ!」
クミは立ち上がると宿に戻る為歩き出す
カツカツカツ・・・・

「・・・うぅ・・私だってローと・・居たいけど・・・ローにはローの仲間がいる、人生がある・・」
そこに、海兵がやって来て

海兵「・・ちょっと、君いいかい?」

「?」

海兵「・・死の外科医と知り合いかい?」

「!!・・」

海兵「・・ついて来て・・くれるよね?」

「・・・はい」
クミは、海兵さんに付いてった
それを、見ていたシャチ・・

シャチ「!!・・・・船長に言わないと」
タタッ!!

海兵に付いて行くクミ

「・・・・(こんな島に駐屯所があるなんて・・)」
目の前には海軍の駐屯所があった

海兵「・・こっちだ」
海兵はクミを連れて行くと建物の最上階に連れてった
ガチャ・・・

海兵「大佐っ!!死の外科医と関わりのある女を連れてきました!」

大佐「・・そうか。」

海兵「では」
海兵は部屋から出ていく、この部屋は大佐の部屋らしい

「・・・・(どうしよっか・・・・能力で逃げられるし・・でも、逃げたとしても・・・どうすんねん!!)」
クミは心の中で漫才をしている

大佐「・・君」

「・・なにか?」

大佐「・・死の外科医と知り合いってのは本当かい?」

「・・そうだけど?」

大佐「・・ならば、君を捕まえて彼を捕まえる」

「はっ??オジサン・・貴方みたいなデブにはローは捕まえられないね!」

大佐「!!・・この女・・調子に乗りやがって・・」

「・・それが本性だね」

大佐「・・・」

「・・まァ、偉そうにしている人って大体オジサンみたいな人が沢山だよ」

大佐「!・・何だとォ!?・・」
大佐がクミに襲い掛かろうとすると

「・・・・ニヤ」
クミはナイフに手をかける
だが、
ブーブー!!

「!?」

大佐「!!・・この警告音は・・」
バン!!

海兵「大佐!!し、死の外科医トラファルガー・ローが攻めてきました!!」

大佐「何!?」

「ローが!?」

大佐「一味総出か?」

海兵「いえ、本人一人です!!」

大佐「・・フッフッフ・・・7000万の首だからな・・昇格も間違いなしだ」

「・・!!・・7000万!?ローってそんなに賞金懸かってたの!?」

大佐「・・お前、知らなかったのか?」

「だって、新聞あんまり読まないもん」
下では騒音が聞こえる
わああああ!!!

大佐「・・チッ・・もう真下か」
ガシッ!!
大佐はクミの腕を掴む

「は?」

大佐「お前は本部に連行する!」

「なななな何で!?」

大佐「・・お前の能力は分かっている!」

「はあ!?」

大佐「・・ケアケアの実・・・政府が欲しがっている能力だ・・!」

「・・能力なんていつ見せたのよ!!・・・・・あ!」

大佐「・・思い出したようだな・・お前がこの島に来るときに海王類を倒すのを確認したからな」

「くそーっ!!」
クミはローと別れたあと海王類に襲われたため、能力で沈めたのだ

大佐「残念だったな!」
大佐はぐいぐいクミを連れて行く

「・・・能力を知ってんなら・・・」
クミは捕まれてない方の手で大佐に触れようとしたが・・
ガッチャン!!
大佐はいつの間にか持っていた海楼石の手錠でクミの空いている手に付けた

「!!!・・・やばっ・・」
クミは力が抜け、倒れる
バタッ・・
大佐はクミを担ぐと仕掛け扉から出てった
カツン・・カツン・・・

「・・・最悪・・・」

その頃ローは
ドカァン!!
大佐の部屋に辿り着き扉は崩壊

ロー「クミ!!!」
部屋内には誰もいない、ただ仕掛け扉のような物が開いていた

ロー「!!・・・・まさか・・・!!」
ローは急いで仕掛け扉の中に入り階段を降りる
カッカッカッカッ!!
そして、外に出る

ロー「ハァ・・ハァ・・・」
そして、沖に一隻の船を見る

ロー「くそっ!!・・・」
ローは電伝虫を出すと船を呼んだ、すぐに船は来る

ペン「船長!!早く!!」
ローは急いで乗ると全速力で船を追いかける


クミは

「・・・手錠を解け!!」
手錠をガチャガチャ動かしている

大佐「それは、無理な願いだ」

「ハゲ!!マヌケ!!」

大佐「・・黙れ、」

海兵「大佐殿!!後方から船が!」

大佐「なに!?・・誰の船だ!」

海兵「死の外科医です!」

大佐「!!船を沈めろ!!」

海兵「はっ!!」

「・・・ロー・・」

大佐「なんだ?お前ら・・恋人同士か?」

「違うッ!!・・・幼馴染なだけだし!」

大佐「・・ほう・・・それは、どうかな?」
ガシッ・・
大佐はクミを掴むと甲板に連れて行く
ガチャ・・
ドカァン!!!ドッボーン!!!

海兵「大佐殿!中に入っていて方が・・」

大佐「オレが出ると決めたんだ、オレに構わず打ち続けろ」

海兵「はっ!!」

「・・くっ・・・放せ」

大佐「おォおォ・・・女ってのはもっと口に気をつけるべきだろ?」

「・・うるせェ・・」
クミは大佐を睨む

海兵「大佐!!弾切れです!!」

大佐「!!・・まあいい」
そして、ローの潜水艦がある程度近づく

ロー「クミ!!」

「ローッ!!・・・」

大佐「くっくっく・・やはりな、お前ら幼馴染じゃあないだろ」

「・・まだ言ってんの?このハゲジジイ!!」

大佐「そのおしゃべりな口を塞いでやる」

「!!・・・」
クミは海側の手摺りに下がる

大佐「・・くくく・・・」

「・・こっちに来るな」
ドンッ・・
クミは手摺りに当たる

大佐「・・お前の男は・・どういう反応を見せるんだろうな?・・」

「・・やめて・・・」
大佐がクミを押えると顔を近づける
だが
ブウゥ――ン!!!

「!」

大佐「・・なんだ?」

ロー「・・シャンブルズ」
ローはクミと隣にいるべポを入れ替える
ぱっ!!

大佐「!?・・クマ?」

べポ「アイアイ!!」
ドガッ!!
べポは大佐を蹴りあげる

ドサッ・・
「・・・え?え?・・」
クミは目の前にローが居るのを確認すると
ガバッ!!

「ローーー!!」

ロー「!!」

「・・うわああーん!!恐かったァ・・」

ロー「・・そうか」
ローは能力でクミの手錠を取る

「!!」

ロー「もう大丈夫だ」

「・・うん」

ロー「・・オレがアイツを潰してきてやる」

「・・いいえ・・」
クミは涙をぬぐう

ロー「?」

「・・私が・・・・やる」

ロー「・・分かった・・・べポ!!」

べポ「!!アイ!」

ロー「戻って来い」

べポ「え?・・でも」

ロー「・・大丈夫だ、」
ローが指さすところには殺気を出しまくっているクミがいる

べポ「!!・・ァィァィ・・・」
べポは急いで潜水鑑に戻る

「・・フフフフ・・・貴方達・・」
ゴキゴキ・・
クミは手と首を鳴らす

海兵「「ひい!!」」

大佐「!!・・」

「・・・覚悟しなさい」
タンッ!!
クミは海兵の間に入ると
ドガッドガッ!!!
海兵の顎を蹴り、二人の懐から銃を出す

大佐「かかれ!!女一人だ!!」

「・・イヤだな・・私・・ナメられてない?」

海兵「おおおーーー」
海兵がクミに襲い掛かるが

「・・・・ニヤッ」
ペタペタペタペタッ!!!
大佐意外に触れると
バタッバタッバタッバタ!!・・・

「・・アブソーバー」
クミの手は赤く光っている
海兵は脱力したかのように倒れている

海兵「・・力が・・・入らねェ・・」

「・・ははっ!・・あと、2時間ぐらいそのままかなー」

ロー「・・」

べポ「・・凄い」

シャチ「・・・速かった」

クミは大佐に近づく

大佐「・・!!」

「・・貴方には・・これが似合うんじゃない?」
ガチャッ・・
クミは銃を構える

ロー「!!!・・・クミ」
ローは何かを思い出したのか顔を顰めるとクミを呼ぶ

「!!・・何?」

ロー「・・銃は・・やめろ」

「何で!?」

ロー「・・・分かったか?」

「・・分かった・・」
クミは銃を下ろすと一つを思いっきり大佐の頭に叩きつけ
ゴチン!!
もう一つは・・・
コカ――ン!!

大佐「あうっ!!・・」
大佐はもがく

シャチ・ペン「「痛ェーー!!!」」

べポ「うわァ・・」

ロー「・・・・」驚愕

「ふんっ!」
クミは潜水艦に戻る
スタッ・・

ロー「・・・」

「・・ん?・どしたの?」

シャチ「・・恐ろしい女だ・・」

ペン「・・同じく」

べポ「・・クミ強いね!!」

「え?・・・名前何で・・」

べポ「仲間になるんでしょ!?」

「はっ!?」
キョロキョロ
クミはさっきの島を見る

ペン「もう、島からは随分離れたぞ」

「ええーーー!!」

ロー「・・船を引き返す気はねェ・・」

「やだよ!!引き返して!!」
ガシッ!!
クミはローの胸ぐらを掴む

ロー「・・無理だ」
グラグラグラ!!
ローを思いっきり振るクミ

「もーどーせー!!」

ロー「くっ・・・お、おい・・」

「仲間になったなんて言ってないし!!」

ロー「・・オレが決めた」

「理不尽!!」

ロー「・・いいじゃねェか・・だって」
ガシッガシッ・・
ローはクミの両腕を掴むと

「??」
チュッ・・
キスをした

ロー「・・オレの女だからな」

「!!!////ボンッ!!・・・」

ロー「・・真っ赤だな」

「だだだだってェー!!ささっき会ったばっかだよ!?」

ロー「・・昔いつも風呂に入ったり、遊んだりした仲だろ?」

「今それを言うなーーー!!しかも、昔は昔!!」

ロー「とにかく、却下する気はねェ。お前は今からハートの海賊団だ」

「な!・・横暴だな!!」

ロー「クックック・・・それが、俺だ」

「・・もう知らない!!勝手にすれば!」
クミは顔を逸らす・・だが、顔は笑顔だった

ロー「クックック・・素直じゃねェな」

「うるさい!!」

べポ「やったー!!クミが仲間になった!」

シャチ「やったぜー!!」

ペン「早速宴だ!!」

一同「「「おおーー!!」」」

ロー「・・お前ら、一つ言っておくが・・・クミに手ェ出したら・・・てめェら全員晒し首だ」
ひいい〜〜〜〜!!!
そんな悲鳴が聞こえる

ロー「・・分かったか?」

一同「「「はいぃ!!」」」

「あははっ・・・」

ロー「それじゃあ、おれ達は今から・・「ドスッ!」うっ・・・」

「調子に乗るな」
ローがクミの肩に腕を回したがクミのエルボが炸裂した

ロー「・・仕方ねェな・・まだ、待っててやるよ」

「何をだよ!!」

ロー「ククク・・・照れてるのか?」

「ロー貴方・・いつからそんなにポジティブになったの?」

ロー「・・お前の前だけだ」

「あっそう」

ロー「そこは、キュンッとなる所だろ!」

「しないんだからしょうがないでしょ!!」
二人は口論を始める、夫婦のようだ

シャチ「・・船長キャラ崩壊してんな」

ペン「ああ・・」

べポ「ねェねェ・・」

シャチ「どうした?べポ」

べポ「前方に見えるのは・・軍艦?」

「「「は??」」」
一同が前方を見る

ペン「やべェ!!あれは・・海軍の軍艦だ!」

シャチ「逃げねェと・・船ちょ・・」

ロー「お前はオレのクルーだから船長の指示に従ってろ!!」

「職権乱用するなーー!!とにかく!私はローとは寝ません!!」
わーわー!!

シャチ「・・・・」

ペン「・・どっちの寝る・・?」

シャチ「・・多分部屋の事だろ」

ペン「・・そうだよなー」

べポ「あれ?船長ってクミと一緒に寝るんでしょ?」
べポがローに聞く

(((お前は何さりげなく聞いてんだーー!!!)))

ロー「そうだ」

「違う!!」

ロー「何故そんなに全力拒否する?」

「絶対襲うだろ!!」

ロー「襲わないさ」ニヤリ

「そのニヤリは何だーー!!」

ロー「いい加減観念しろ」

「ローがしろ!」
ドッボーン!!
近くに何かが降って来た

「!?」

ロー「!!」
船体が揺れる

シャチ「・・結局・・か」

ペン「これが、毎日続くのか?」

ロー「!!・・・海軍の軍艦じゃねェか!何故言わねェ!」
ローが皆に言う

「「「貴方達が喧嘩をしてたので入る隙がなかったんですーー!!!」」」

「はっはっは・・・」

ロー「・・チッ・・しょうがねェな・・・潜水するぞ!」
タタタタ!!!
全員が船内に避難すると急いで船を出した





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あきゅろす。
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