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ワンピース
クミの事実

ビ「クロコダイルー!!!」
ビビがクロコダイルに向かう

ビ「孔雀スラッシャー!!」
ビビはクロコダイルの首を飛ばした
スパン!!

ル「!!!」

ウ「ぎゃー!」

「・・ダメ」

ナ「え?」
クロコダイルは砂になって元に戻るとビビの首を掴んだ

「・・・」

ビ「くっ・・」

ル「ビビー!!」

ナ「アイツ・・・能力者!?」

「スナスナの実の能力者・・・・あ!マズイ!」
シュン!!
クミは、クロコダイルの腕を掴んだ

クロ「・・何だ、やるきはないんだろ?」

「・・いや、ただそのままビビを干からびさせる気なら・・・取るべき行動をとる」

クロ「・・クハハハハ・・いいだろう・・てめェら、よく聞け・・今から、ユートピア作戦が発動する・・・・」

ビ「ど・・どういう・事?」

クロ「国王軍と反乱軍をぶつけて・・アラバスタを壊滅させる」

「「「「!!!!!」」」」

ビ「!!!・・・させない」

クロ「クハハハ・・お前に何ができる?」

「・・私の事忘れられてね?・・」

クロ「・・クミ、お前はオレと来い」

「はあ?!」

ル「何いってんだ!!」

ナ「そうよ!!」

「・・・・」

クロ「・・さァ?どうする?・・」

「・・イヤだと言ったら?」

クロ「コイツがどうなってもいいのか?」
クロコダイルがビビの首を絞める力を強めた

ビ「ぐああ・・」

「!!!・・・やめて」

クロ「・・・」

「・・分かった」

ル「クミ!!!」

ビ「クミさん・・」
ドン!
ビビを放した

ビ「う!・・」

クロ「コイツを縛っておけ」

「・・・」
クミは縄でビビの両腕を縛った

「・・・」

ビ「・・クミさん」

「・・・よく聞いて・・」

ビ「!!」
クミは小さな声で言った

「・・私は、もしもの事を考えてクロコダイルにくっついて行く・・・だから、心配しないで・・」

ビ「!!!・・・」

「・・皆にそう言っておいて」
クミは縛り終わると立ち上がった

「・・・」
カツカツカツ・・・

クロ「・・くくく・・」
クロコダイルはポケットからカギを取り出した

「?」

クロ「今すぐに反乱を止めにアルバーナへ向かうか、麦わら達を助けるかどちらかを選べ・・・」

「・・・」
クミは黙って、先を歩いていた

ル「クミ!!」

「・・・!」ピタッ・・

ゾ「てめェ!」

「・・・」
カツカツカツ・・・・
クミはロビンの隣に来た

ロビ「・・大将候補の中将さんが・・海賊なんてね」

「・・・貴女も何故、クロコダイルの傍に?・・二コ・ロビン」

ロビ「!!!」
クロコダイルも歩いてきた
ビビは、すぐに縄を緩めて、解いた・・・そして、鍵を取りに走る
だが・・・
パカッ・・
床に穴が開いて鍵がバナナワニの水槽に落ち、バナナワニが鍵を食べた

ビ「あ!」

「・・・これも、計算内って事?」

クロ「・・クハハハ・・」
クロコダイルはバナナワニを中に入れた

ビ「!!」
ビビはバナナワニに襲われそうだ

「・・・くっ・・」
プルルルル・・・
クロコダイルの電伝虫が鳴る

クロ「!・・」
ガチャ・・

?「へい、こちらクソレストラン・・」

クロ「クソレストラン?・・てめェ・・何者だ?」

?「おれか・・・おれは、Mr.プリンス」

ドン!
銃声が響く
そして、バロックワークスの手下が出る

バロック「・・社長・・今、侵入者を倒しました・・」

クロ「そうか・・今どこだ?」

バロック「レインディナーズの正面前です・・」

クロ「今すぐ、行く」
ガチャ・・・

クロ「行くぞ・・」
クロコダイルが言う

「・・・」
クミとオールサンデーも付いて行く

ル「クミ!!!」

「・・・・」
そして、レインディナーズの外に出た

「・・・・(さっきの声はサンジ・・・・ルフィ達はきっと・・大丈夫)」

ロビ「・・・・(この子・・今までいろんな人を見てきたけど・・・この子は何かが違う・・)」
正面玄関前・・

「・・・」
倒れているのは何者かに撃たれたミリオンズだった
すると、町の南の方に逃げる男の後ろ姿が見えた

クロ「!!」
クロコダイルは追いかけた

「・・・」
クミ達も追いかけた
タタタタッ!!・・
橋を渡りきると橋が崩れた

そして、正面前にいたビビは唖然としていた
さっきの電伝虫の声を聞いてサンジに助けを求め、バナナワニから必死に逃げてきたのだ

ビ「・・ウソでしょ・・」
すると

?「全部作戦通り・・・」

ビ「!!!!・・サンジさん!」

サ「今チョッパーが囮になって町を走り回ってる・・場所を教えてくれるかい?・・プリンセス」

そして、Mr.プリンスを見失ったクロコダイル

クロ「・・・チッ・・」

「・・・・」

ロビ「一旦戻りましょう」

クロ「・・・・」
3人はレインディナ―ズに戻った
だが・・

「・・・橋がないじゃん」

クロ「橋を落として時間稼ぎとは考えたな・・まだ、複数いるんだ!・・あいつらの仲間は・・クミ何故言わない?」

「・・だって、聞いてないじゃん?」

クロ「!!・・チッ・・とにかく、奴らのいた部屋に向かう」
そして、部屋に戻るとあったのは、バナナワニの死体とMr.3が浮かんでいた

「・・ん?」
クミはMr.3の胸の上に置手紙があるのに気づく
クミは能力でMr.3を近寄らせた

「・・・ふふ」
クミは置手紙をクロコダイルに渡した

クロ「!!!」
書いてあったのは・・
アバヨ クソワニ Mr.プリンス

クロ「くそっ・・」
グシャ・・
紙を握りつぶす

「行くんでしょ?・・アルバーナ」

クロ「ああ・・・・・だが」

「?」
そして、砂漠を走る謎の乗り物に乗った

「・・・」

ロビ「ふふ・・・こういうの初めて?」

「うん・・・」
クミは目を輝かしている

ロビ「・・・ふふ(かわいいわ・・)」
そして、出発すると途中で止まった

「え?」

ロビ「・・あら?・・今から、王女様を捕まえるのよ」

「な!」
ロビンとクミも降りた
そこにいたのは・・

「!!!」

ロビ「・・・人が違うわね」

「・・ルフィ!!」

ル「あ?・・クミ!!・・」
ルフィとクロコダイルは会話をしていた
それを聞いたロビン

ロビ「ふふ・・」

クロ「お前も死ぬか、二コ・ロビン」

ロビ「その気ならばお好きに」
ロビンは乗り物に乗った

「あ!待って!」

ル「クミ!」

「・・・」
タタッ!!
クミは乗った

クロ「クハハハ!・・麦わらァ・・」

ル「!!!・・ワニー!!」
乗り物に乗って、5分・・

ロビ「・・・引き返して」

「ええ?」
ロビンはさっきの場所に戻った
そこには・・

「!!!・・・」
流砂に飲み込まれたルフィは顔を出した

ル「・・・ハァ・・」

「ルフィ!」

ロビ「・・・いいわよ」

「え?・・」

ロビ「・・私は今まで色んな人を見てきたわ・・貴方の心は今、麦わらの子を助けたいって気持ちでいっぱいでしょ・・」

「!!!・・・」

ロビ「大丈夫よ・・・彼には言わないわ」

「ありがとう・・・月歩!」
バフ!ボフッボフッボフ・・
クミはルフィの上まで飛ぶと腕を掴んで助けた
ドサリ・・・

「・・ルフィ」

ロビ「・・なぜ戦うの・・?Dの名を持つあなた達よ・・」
ロビンはルフィの顔を見つめる

「・・・?」
そこに、ペルが傷ついた体でやってきた

「!!」

ロビ「・・ちょうどいいわ・・この子を助けてあげたら?」
ロビンは乗り込んだ

「あ!・・・・またね、ルフィ」
クミも乗り込むとアルバーナに向かった
そして、アルバーナに着くともう戦いは始まっていた

「・・・」

ロビ「行きましょう」
クミとロビンは王宮に向かった。そして、庭らしき所に来た・・・そこには、腕を釘付けされたコブラ国王とクロコダイルがいた

「・・・」

クロ「ああ・・来たか」

「・・・ん?・・どういう状況?」
コブラはクミを見た

コブ「・・・・何処かで・・」

クロ「コブラ国王・・・プルトンは何処にある?」

「!!!・・ププププルトォオンンンーー!!??」
クミは叫んだ

ロビ「!!」

「・・・」驚愕

クロ「な、なんだ・・・」

「い、いや・・何でもないっす!」

クロ「・・そうか」
クロコダイルはコブラに問うが、コブラは分からないという顔だ

「・・・プルトン・・それは一発放てば島一つを跡形なく消し飛ばすという神の名を持つ世界最悪の・・・古代兵器・・」

クロ「クハハハ・・・流石は元中将さんだ・・そう・・おれは、プルトンを手にし、この地に最高の軍事国家を築くんだよ!!」

「・・・」

ロビ「・・・」

コブラ「私はそんな物は知らん・・在り処も実在もするか否かも定かではない・・」

クロ「・・・話を変えるが・・30分後に目の前の宮殿広場に直径5kmを吹き飛ばす砲弾を撃ち込む」

コブラ「!!!何だと!」

クロ「・・質問を変える・・ポーネグリフを記した場所はどこにある・・」

コブラ「・・・・・!」
コブラは苦渋の表情を見せる

「あー・・連れてくのねー」

ロビ「そうよ」
すると、一部始終を目にしていたチャカが怒りに震え刀に手をかける

チャカ「ビビ様!!私はもう我慢なりません!」
すると、チャカを止める声がする
アラバスタ王国エリート護衛団ツメゲリ部隊だ。彼らは一時の力を得るために命を削る水、豪水を飲んでいた・命をかけてクロコダイルを討とうと、この国の痛みを知らしめようとしていた。だが、クロコダイルは彼らの攻撃をかわして、頭上に逃げていた。

クロ「勝手に死ぬんならおれが手を下すまでもねェよな?」
そして、ツメゲリ部隊はクロコダイルと戦う事もなく、血を吐き倒れた
それを、見ていたチャカは怒りが頂点に達し、イヌイヌの実、モデルジャッカルの能力を発動
ダダッ!!
そして、クロコダイルを切り裂いたが、効かない

クロ「てめェも・・他人の為に死ぬクチか・・」
あっという間にチャカを倒した

クロ「弱ェってのは・・罪なもんだ」

「・・私なら、いつでも貴方を殺れるけど?」

クロ「!!・・クハハハ!・・お前とはやらねェよ」

「あはは!・・そうだよね!」
すると、タタタタッ!!

コーザ「おれの目はどうかしちまったのか・・・!?国王軍を説得に来たつもりだったが・・!!」

「あ・・」
コーザは国王が英雄に殺されかかっている、その惨状を目にし、状況を理解しようとする。

コーザ「この国の雨を奪ったのは誰なんだ!!」

クロ「おれさ!!コーザ!お前達が国王の仕業だと思っていた事全て・・・我が社の仕掛けた罠だ!」

コーザ「・・・」愕然

コブラ「聞くなコーザ!!お前には今やれる事がある!!一人でも多くの国民を救え!!」
チャカは、宮殿広場が爆発される事を告げる
クロコダイルはチャカにトドメを刺した。コーザは背を向け広場に向かった。
そこに!

ビ「待って!!広場が爆破される事を今、国王軍が知ったら広場はパニックになる!!・・そしたらもう、戦争は止まらない!!誰も助からない!!」
ビビとコーザは広場に向かい

ビ「国王軍!!降伏の白旗を!今すぐ降伏しなさい!」

コーザ「おれ達はもう勝利も勝負も望まない!!反乱軍にはおれが知らせる、この戦いは無意味なものだったと!!」
そして、コーザと国王軍が白旗を振る、クロコダイルはチャカがかろうじて、止めている

コーザ「戦いは終わった!!全隊怒りを収め武器を捨てろ!!国王軍にもう戦意はない!!」
その声に反乱軍は歩みを止める
次の瞬間
ドン!!
コーザはバロックワークスの手下に撃たれた。国王軍に紛れていたのだ
そして、反乱軍は怒る

反乱軍「「おのれ!国王軍!!」」
そして、クロコダイルはビビの首を掴む

ビビ「まだ・・!15分後の砲撃を止めれば犠牲者を減らせる!!」
ビビとクロコダイルが喋っている

「・・・ビビ・・」

ロビ「あら?・・心配なら行ったら?」

「いや、いい・・・それより、今から何処に?」

ロビ「・・王の遺跡よ・・」

「先に行ってくる」
クミは月歩で先に向かった

ロビ「ふふ・・・会いたくないのね」

クミは・・・

「・・・さて・・・王の遺跡は何処だ!!?」
クミはかなり上まで飛ぶと見渡した

「・・・あった!」
そして、遺跡を見つけると向かおうとしたが・・

「・・・今行ってもすぐに来ないよねー・・」
クミは、広場に降りた
スタッ・・・

ウ「うわ!!」

「?」

ゾ「クミ!!」

「あ!」

ナ「無事だったのね!!」
ナミが抱き付く

「!!!ナミ・・苦しい・・」

ナ「アンタ・・・私達を庇ったんでしょ?・・」

「・・ビビ・・だね?」

ナ「もう!」
ボカ!

「痛!」

ナ「心配させないでよ!!」

「ごめんってば!!それより、私まだ、ルフィとクロコダイルの戦いを見届けないと・・」

ゾ「!!!オレも・・「私だけで大丈夫、」だが・・」

「大丈夫!・・それより、やることがあるんじゃない?」

ナ「そうだわ!爆弾を・・」

「・・・時計台」

ナ「!!!」

ゾ「・・本当か?」

「・・そう」

ウ「何故それを・・」

「・・後で、話すね」
クミは遺跡に向かった

「・・ロビン先に来てるかな・・」
・・・スタ・・

「・・開いてる・・」
カツン・・カツン・・カツン・・
階段を降りた

クロ「・・何処に行ってた?」

「・・散歩・・・、!!!!ロビン!」
クロコダイルの鉤爪がロビンの胸を貫いていた
ドサ・・・

ロビ「・・くっ・・」

クロ「もう用済みだ」
クミはグッと手を強く握りしめる

「・・それで?・・プルトンの位置は分かったの?」

クロ「・・いや?・・」

「そう・・なら、ここに用はない筈」
すると
ダダダダッ!!!

ル「ク〜ロ〜コ〜ダ〜イ〜ル〜!!」

「!!」

クロ「!!」
上からルフィが降りてきた

クロ「貴様!・・あの状態からどうやって」

「ルフィ」

ル「クミ!!」
ルフィとクロコダイルの戦いが始まる

「・・・」

ロビ「・・ハァ・・ハァ・・」

「ロビン・・」

ロビ「・・クミ、来たのね」

「・・遅くなってゴメン」

ロビ「いいのよ・・・ハァ・・」

コブラ「・・そうだ・・思い出した」

「?」

コブラ「・・君は、確か・・海軍中将だったんじゃなかったか?・・・」

「元ね・・」

コブラ「そうか・・・・・じゃあ、中将で大将候補だった君が何故・・・・」

「海賊になったかって?・・・さあ?今の海軍は腐ってるからねー・・」

コブラ「・・じゃあ、君が何故奴を倒さないんだ?」

「・・クロコダイルは、ルフィが倒すべき敵なの・・・大丈夫、ルフィならきっとやるよ」

コブラ「・・そうか」
ルフィとクロコダイルが死闘を続けて遂にルフィがゴムゴムのストームでクロコダイルを吹き飛ばした
ドゴォン!!

「やったー!」
クミはルフィに走り寄る

「ルフィ―!」
ルフィはそのまま倒れる
ドサ・・

「!!」

ル「・・ゼェ・・ゼェ・・」
クロコダイルの毒がルフィの体を回ったのだ

「・・ルフィ!しっかり!」
カラカラ・・・
何かが転がって来る

「・・・?」
拾い上げる

ロビ「・・解毒剤よ、飲ませたら?」

「!!・・ありがとう、ロビン」
クミは解毒剤をルフィに飲ませた
ガラガラ・・・
天井が崩れかけている

「!!!・・・逃げないと」
クミはコブラとルフィを担ぎあげようとすると

ル「・・クミ・・」

「ルフィ!」

クミはルフィを下す

ル「・・・」

コブラ「・・おい、君・・」

ル「?」
コブラはルフィに何かを告げる

ル「・・いいよ」


そして、場所はナミ達に移り

ナ「早く、広場にいきましょう!」
広場に向かっていた、そして
ドゴォン!!

ナミ達「「!!?」」
地面からルフィ達が現れたのだ

「あ!」

ル「・・・」
ルフィはコブラを背負っている
フラフラ・・
ルフィはコブラを下ろすと倒れた

「!!」
それをクミを支える

「おやすみ、ルフィ・・・お疲れ様」

ル「・・ぐかー」

ナ「・・・」

ビビ「お父様!」

コブラ「・・ああ」
二人は広場に向かい、国民に本当の事を告げに行ったのだ

「・・・・(クロコダイルさん・・・さよなら)」
その後、麦わらの一味は王宮に行った
王宮内にて・・

「・・ルフィは・・此処でいい?」

チョ「ああ!」
チョッパーはルフィの治療を始める

「・・・」
クミはそれをジッと見る

ナ「・・私達も休まさせてもらいましょう・・」
他の人達も眠ることにした

サ「ナミすわ〜ん!おれと寝よう〜!」

ナ「あんたは自分のベッドで寝なさい!」

サ「そんな〜」

「ははー」

チョ「クミは寝ないのか・・?」

「うん・・・」

チョ「そうか、・・・よし、終わった!おれも寝よっと」
チョッパーも寝に入る
起きているのはクミただ一人

「・・ルフィー早く治るといいね」

ル「・・ぐかー・・ぐかー・・」

「ふふ・・」
クミは、ルフィのベッドに突っ伏して寝た

「・・・すー・・・すー・・・」
次の日・・・

ナ「あー、よく寝た」
その後、皆は風呂に順番に入り、それぞれ自由の時間にした
ナミは王宮の書籍をめくる
サンジとウソップは、出航のための買い物に出る
ゾロは修行をする
チョッパーはルフィの看病
そして、2日程経ち

「・・・・」
クミは外に出ると

「・・月歩」
バフッ!・・タッタッタッタ!!
クミは、街を見渡す

「・・・・」
時計台の天辺に座る

「・・・確か・・この後は、空島・・・・・私は・・行くのやめようかな・・・」
クミは一人呟く

「・・・はは・・・麦わらの一味・・・か・・」
クミはポケットから紙を取り出す


「・・極秘任務・・・・・」
そこには
・ウォーターセブンにてCP9の監視と手助け・・・・・もし、失敗した場合は、極秘任務として・・・

「・・麦わらの一味に潜入捜査・・・・・辛いよ・・」ポロポロ・・
クミは涙を流す

「・・彼らが空島に行ってる間に・・秘密で本部に一時報告かな・・・・・・遠いな・・・何もかもが」
クミは空を見上げた

「・・・世界はこんなに広いのに、あんな狭い場所でまた暮らすのかー・・・・・」
クミは、今まで演技をしてきたのだ・・・・だが、少し期待を持っていた

「・・・もし・・もし本当に海軍を抜けたら、また・・・・仲間にしてくれるかな・・・・でも、そんな事したら・・・全力で・・海軍が追ってくるだろーなー・・・・・・・あーあ、海賊になりたい「なってるじゃねェーか」・・!?」
クミは、後ろを見る

ゾロ「お前も海賊だろ・・?」

「ゾロか」

ゾロ「俺で悪かったな!!」

「ふふ・・・それで?どうしたの?」

ゾ「ああ・・ルフィが起きた」

「ええ!?は、早く言ってよ!!」
ガシッ・・

ゾ「は?」
クミはゾロの腕を掴む

「行くよ!!」

ゾ「オレは一人で行く」

「ダメ!!絶対迷子になるんだから!!ここに辿り着けたのは奇跡なんだから!」

ゾ「・・なんか・・ウゼェ・・」

「は?何か言った?」

ゾ「・・何も言っておりません」

「よし、行くか」
クミは剃刀で王宮に向かった
スタン・・・

「着いた―」
クミはルフィ達の部屋に窓から入った

ル「クミ!!」

「ルフィー!」
タタッ!!
クミはルフィに突っ込む
ガバ!!

「ルフィー・・・もう、3日も寝るんだもん!心配しまくったんだから!」

ル「はははっ!悪い悪い」

「もー!」

ゾ「・・・・」

チョ「どうした?ゾロ」

ゾ「・・いや、何でもねェ」

「ルフィ―ルフィー」
クミはルフィをずっと抱きしめる

ル「お、おい・・・苦しいぞクミ」
クミの胸がルフィの顔に当たっていて、それを見たサンジは

サ「くそー!!クソゴムめ・・・うらやましい!」

ナ「・・はあ・・」
バタン!!
扉が開く

ル「・・ん?」

「どうしたの?」

ル「3日も俺は寝てたのか!!」

「うん」

ル「おれは15食も食い損ねてたのか!!」

ナ「何でそういう計算早いの、あんた」

ウ「しかも一日5食計算だ」

ビビ「・・くすくす・・」

「あははは!」

ビビ「ふふふ・・・食事ならいつでもとれるように言ってあるから・・」
そして、ご飯を食べる為に移動した

もりもり・・バクバク!!
皆すごい勢いで食べている
ルフィは口いっぱいに食べている

ナ「汚い!」
モグモグ!・・・・
いきなり、ウソップがテーブルに片足を乗せる
ガタン!!

ウ「おいルフィ!おれの皿からも取ったな!!」

「もう・・ウソップ・・そんな事で・・「クミ、今アンタのも取られたわよ・・」・・え?・・・あ・・・ルフィー!!」
すると、ルフィは思いっきり吸い込むと料理全部とチョッパーを食べた

「・・・チョッパー!」
ウソップが頑張って引っ張る
ぐいぐい・・
だが、抜けない

「・・・えい!」
クミはルフィの頬っぺたをビンタする
べチン!!・・・ポン!!
チョッパーが抜けるとウソップも後ろにのけ反る

バン!!
扉が開く

チャカ「大変です!!」
全員静かになる

チャカ「・・か・・海軍の艦隊が我が国に向かって・・」
夕食が終わり・・

ル「今夜!?」

ゾ「ま・・・長居する理由はねェからな・・」

ナ「船長も目を覚ましたし・・」

サ「海軍も迫って来てるんだ」

ウ「ルフィ!お前が決めろよ」

ル「・・よし!もう一回アラバスタ料理を食ったら行こう」

「ははっ・・」

ウ・チョ・ナ・サ・ゾ「「「「「「すぐ行くんだよ!!バカ野郎!!!」」」」」」
ドカ!バキ!グシャ!!

ル「ぐあ・・!」

ビビ「ねぇ・・みんな・・」

「ん?」

ナミ「ビビ・・」

ビビ「私・・どうしたらいい・・・?」

ル「・・来いよビビ!絶対来い!今来い!」

ナ「ビビ!明日の昼12時東の港に一度だけ船をよせる!私達と旅を続けたいのなら来なさい!その時は歓迎するわ!!海賊だけどね!」

サ「君は一国の王女だからこれがおれ達も精一杯の勧誘だ」
麦わらの一味は船に戻った
そして、次の日・・12時ごろ
ルフィ達一行は東の港にいた

「・・・遠くからだけど・・」

ゾ「聞こえたろ今のスピーチ間違いなくビビの声だ」

ル「ビビの声に似てただけだ・・!」

ゾ「アルバーナの式典の放送だぞ、もう来ねェと決めたのさ・・!」

チョ「ビビ・・」

ゾ「行こう・・12時を回った」

ル「来てねェわけねェだろ!!下りて探そう!!いるから!!」
そして、メリー号の横にストライカーをつけてそこに乗っていたクミは

「・・マズイ・・」
海の方を見ていた

ウ「海軍の艦隊がやってきた!」

ゾ「もう来たか!船を出すぞ!」
ルフィの横をサンジが通り過ぎる

サ「・・あきらめろ、ルフィ」

ル「・・・・」
船を海の方向に向けると

ビビ「みんなァ!!」

ル「ビビ!!?」
ビビの声が聞こえルフィが手すりに飛び乗る
海岸にビビとカルーがいた

「!!」

カルー「クェ〜〜!」

ビビ「みんな〜〜!」

ル「ホラ来たァ!」

ナ「ビビ!」

ウ「船を戻そう!」

ビビ「お別れを言いに来たの!!」

ル「!?・・・今何て・・・!?」

ビビ「私・・一緒には行けません!!今まで本当にありがとう!!冒険はまだしたいけど私はやっぱりこの国を・・愛してるから!!だから行けません!!!」

ル「・・・・そっか!」

「ふふ・・」

ビビ「私は・・・私は、ここに残るけど・・いつかまた会えたら・・もう一度仲間と呼んでくれますかーーっ!!?」

ル「いつまでも!・・「ばかっ!」な・・!」
ナミがルフィの口を押える

ナ「返事しちゃダメっ!」

ル「!?」

ナ「海軍が近づいてる、私達とビビの関わりを証拠づけたらビビは罪人になるわ・・・」

ル「・・・」
くるっ・・
皆体の向きを変える

ナ「このまま黙って別れましょう」

「・・・ふふ・・片腕くらいいいんじゃない?」

ル「!!」

ナ「そうだわ」
皆は袖を捲ると上にあげた
それを見たビビも上にあげる

「・・・グス・・・ふふ」

ル「出航〜〜〜!!!」
その後、ヒナの黒檻艦隊がやって来た

「・・ヒナ!」
クミはストライカーでメリー号とヒナの艦隊の間に入ってメリー号を守る

ヒナ「!!クミ!!・・・・ヒナ失望」

「ははっ!・・失望ね・・ヒナ」

ヒナ「どうしてアナタ程の人が・・・」

「これが、私の選んだ道!」

ル「クミ!」

「・・早く行って!」

ナ「アンタはどうすんの!」

「ははっ!・・私が負けるとでも?」

ナ「・・それは」

「だいじょーぶ!!」

ル「・・絶対に帰って来いよ!」

「うん」
ルフィ達は先に向かった、その後2と書かれた船がメリー号と接触していた
クミは・・
甲板にいた

「・・・・聞いてないの?」

ヒナ「・・知らないわ」

「・・これは、極秘任務で・・・・麦わらの一味に潜入捜査してる」

ヒナ「!!!!知らなかった・・・」

「まあ、これは上層部だけ知ってる事だし」

ヒナ「いつ帰って来る予定?」

「・・さあ・・でも、一旦秘密にマリンフォードに帰還するけど」

ヒナ「そう・・・それより、私にお客ね」

「ん?」
向こう側からオカマのボン・クレーが来た

ボン「アナタも麦ちゃんの仲間ねい!ここはアチシに任せて行きなさい!」

「!!・・じゃ、じゃあ・・頑張ってね、ボンちゃん」

ボン「任せなさい!」

ヒナ「あら・・・ナメられたものね・・・ヒナ屈辱」

「・・」
タン!・・スタ・・ボオオオオーー
クミはストライカーに乗ってメリー号を追いかけた





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