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パパスの物語
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女の後ろを見てみると凶器を持った男三人が追いかけている。
腐っている。
(男は死がせまるとこうも女の体を求めるのか。そんな事に大事な時間を使っていいのか。)
そんな事を思っておきながら俺は女がゆかじゃないとわかると見て見ぬ振りをした。
(こんなところで命を落とすわけにはいかない。)

俺は卑怯で卑劣な男だ。最後の最後で認識する。あの男たちよりよっぽどたちが悪い。
包丁をもった男が一人の女の服をびりびりに破る。
もう女は恐ろしくて声もでていない。
そんな時鈍い銃声と共に包丁を持った男が撃たれた。
そしてそのあと猟銃を持っている仲間の二人も撃たれた。
銃声の方をみるとまともそうな男が二人いた。
男たちは女の方に向かってあるいていき胸ポケットから四角い物をだす。
どうやら警察のようだ。
女はほっとしお互いの顔を見合っている。
その時一人の警察官がさっきの男に猟銃で撃たれた。
もう一人の警察官は何事もなかったかの用に振り返り男に発砲した。
簡単に人を撃てる世界になっている。
そし警察官は顔色一つ変えずに驚きの言葉を発した。

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あきゅろす。
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