REBORN 6 篠宮朝陽くんだよね?と、イケメンは目を擦りながら言った。 「あ、そうです。あなたは、、、?」 「俺は、宇佐木隼太(うさきはやた)隼太って呼んでよ。で、ここの部屋は2人で一部屋なんだよ。だから同室。」 「そうなのか。じゃあ僕のことも朝陽でいいよ。」 それからは、荷解きを手伝ってもらったりして過ごした。割と気さくなやつでクラスも同じSクラスみたいだ。 「もう7時か、食堂行ったことないだろ?いこーぜ。」 寮と校舎は1階でつながっていて、1階のロビーの食堂の入り口があった。 食堂は広くて綺麗でどこかの高級ホテルのようだった。 「高校の食堂ってレベルじゃないよな、、、、」 「最初は俺もそう思った、俺も中学からの編入なんだ。 でもここにずっといるやつらは、これが普通なんだ、俺らと考え方も全然違うからね。あ、あそこあいてる。」 タッチパネルでの注文の仕方や、カードキーが財布がわりになるということを教えてもらった、、が。 「なぁ、なんかめっちゃ見られてるんだけど、俺らなんかした?」 きょろ、と辺りを見れば周りのヤツらがチラチラみてくる。 ーーーーきゃっ、見られちゃったよぉ。 ーーーー鳴かしてみてぇ。 「朝陽の顔は中性的だし、ネコにもタチにも人気出ると思うよ。」 「へ?ねこ?たち?」 「この学園の生徒はほとんど初等部からの持ち上がりなわけ。幼少期から男ばっかりのところで過ごしたら性的指向は男に向くんだよ。 だから、編入生は珍しいし、しかも綺麗な顔ときた、色んな意味で朝陽は注目されてるんだよ。」 「まじ、、、、?」 [*前へ][次へ#] [戻る] |