狼少年とうさぎ
そしてある日開始された革命
俺が小学校五年生、骸が六年生になったとき、骸が引っ越してしまった。
[そしてある日開始された革命]
行き先は骸の故郷イタリア。
余程急だったらしく俺に住所すら教えてくれなかった為、こちらからは手紙も出せず連絡の取りようも無い。
残念なことに骸の方からも、何の連絡も無くて。
所詮骸にとっての俺の存在なんてそんなもんかと、
向こうがイタリアに居るんじゃもう会うことも無いだろうと、
とりあえず、俺は骸を忘れることにした。
実際、骸と常に一緒だった千種さんと犬さんも居なくなってしまったから、それまでの数年が急に夢か何かだった様に思えてしまっていたし。
そして六年になって少し経った頃、獄寺君と出会った。
And, it is revolutionary from which a certain day is begun.
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