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空想室
Call



僕らは光を求めて
僕らは救いを求めて
狭い匣の中 みた夢は存在しない景色



今、窮屈な自己理論の中
必死で藻掻いてる
今、自分で止めた息を悔やみ
動かない体に嘆いてる


辺りには光が溢れて
触った瞬間弾け飛び、斬れた腕から血が滲む


判っていた
扉を開けなければいけないこと
識っていた
怯えた自分が自分で殺してる
だから温もりを求めた
だから、息を止めたんだ



それで何が変わるでもなく
一瞬の解放、後暗闇
永遠の繰り返し 夢は残酷な幸福


もし、セカイが明日終わるとしても
やることは同じ
もし、セカイががらりと変わるとしても
自分はそのままなんだろ?


辺りには闇が溢れて
視えない紐で括り付け、繋がれた身体が軋む



逃げ出せ
それでいい
その為なら少しは動けるだろ?


求めろ
なんでもないふりじゃなく取り繕うのも隠すのも


呼んでるから
君へのびる手に怯えて見えなかっただけだろう?



ほらすぐそこ
扉を開ければいつもと変わらぬ自堕落
もう壊せるから
怯えた自分を閉じ込めた鎖も檻も
だからもう自分を偽らなくていい
だから、セカイは変わらない



息を止めたんだ
もう少し、夢を見るために

目を閉じたんだ
自分を隠すために


ただ苦しいだけだから
やめ方も解らないけど
とりあえず、唄える



判っていた
扉を開けなければいけないこと
識っていた
怯えた自分が自分で殺してる
だから温もりを求めた
だから、息を止めたんだ

ほらすぐそこ
扉を開ければいつもと変わらぬ自堕落
もう壊せるから
怯えた自分を閉じ込めた鎖も檻も
だからもう自分を偽らなくていい
だから、セカイは変わらない



セカイはアンバランス
人も命も呼吸も唄も

その分、声が聞こえる
自分の声聴いて


眼を開けて

呼んでる……


聴こえてるでしょ?
自分の唄が
唄ってるでしょ?
狭い世界でも

大丈夫、まだ終わってない


眼を開けて、声を聴いて

呼んでるから……







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