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夢or現
(4)




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「っ!?」

眩しい光が和真を襲う。
先程までの薄暗いどこかの部屋とはまるで違う、ここは。

「うあああああ!??」

和真は思わず叫び声を上げ、自らの腕にある腕時計に目をやった。
寝過ごした。
そう、和真は思わず思った。

しかし。

「あ、れ?」

和真の時計は先程このトイレに来た時間から、殆ど変っていなかった。
寝過ごしたと思ったが、まだ此処に来て目を閉じて1分も経過していないようだった。
そこまで考えて和真ははたと考える。

何か、とてもエロい夢を見ていたような気がする。
たった1分もの間に自分は一体なにを。

「っ!?」

そこまで考えて、和真は下半身に妙な違和感を覚えた。
ぐちゅり。

下着の中で妙に不快な音と感触を覚えた。
恐る恐る和真が下着の中に手を入れると、そこには湿った下着と、既に欲望の吐き出された萎えた自身。

「……は、はははは」

勃起するわけでなく、和真のソコは既に射精していた。
この1分も立たぬ間に。
もし、和真がこの1分の間眠っていたとすれば、それはまさに

「夢精してやがる……まじで?」

和真はただただ自分の体の不可解さに恐れおののくと、誰も居ないトイレの個室でしみじみと呟いた。



「あぁ、彼女、欲しい」


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あきゅろす。
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