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Mystery
私のママ
私の母は「霊」にすごく興味があった人です。
姉みたいに怖い話しをするわけではなかったのですが、母のタンスの上には『丹波哲郎』の本が何冊かあって、当時はモノクロの心霊写真集の本もありました。
横溝正史(←漢字違ってるかも)の金田一シリーズの文庫本もあったし、TVもミステリーやオカルトや怪談を好んで見てました。
(一番好きなのは時代劇でしたが)

そのタンスの上には本以外にも、何かわからないお札やお土産屋で買ってきたような小さいお地蔵さんを置いてあり、水とか備えてました。そんな母がある日、何だか朝から鼻歌など唄って機嫌がいい。
「何かあったん?」
と尋ねると
「んー、ちょっとなぁ♪」
私はスゴク気になって母に何度もどうしたのか聞いてみても母は何も答えてくれず最後に
「今は言われへんけど、明日教えたるわ」
と言った言葉で妥協して、その日は聞き出すのを諦めた。

次の日、昨日の事が気になって母に聞いてみると母はこう答えた。「白蛇の夢を見たんよ。 ママは白蛇の夢を見た次の日は必ずお金が入るの♪でも、お金が入るまでは、その夢の話ししたら効果がないねん」

「ママすげーっ
神様みたいに見えた
すごいやん♪

その後も何度が白蛇の夢を見たそうです。

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