[携帯モード] [URL送信]

Mystery
カシマさん
今ブームの都市伝説にもある『カシマさん』の話しです。
小1か2の頃の話しなので、かなりウロ覚えですが…

私には3つ上の姉がいました。(今は行方不明です)
ある夏の夜
「愛ちゃん、怖い話ししたろか?」
となんだか嬉しそうな顔で言いました。
私が絶対怖がると確信してるような笑いです。
怖いことに興味を持ち始めた私は勿論聞くことにしました。
「あんなぁ〜…」
と語り始めた話しはこんな感じでした。

友達が家の二階の自分の部屋で宿題をしていた時、夜遅いこともあって家族が皆寝ていたのに、ミシミシ…と階段を上がってくる足音が聞こえたそうです。
足音はドアの前でピタリと止まり、トントン…とドアをノックしたそうです。
友達は何かおかしいと感じたので、そのまま固まってドアを見つめているとドアがカチャ…と開いて…
ドアの前には服もボロボロで真っ黒な女の人が立っていました。その女の人は友達に
「私は誰?」
と聞いてきたのです。
友達は気がおかしくなりそうになりながらも、友達の話しを思い出しました。
(この人はカシマさんだっ!)
その日学校で友達同士で怖い話しをしていた中に『カシマさん』の話しがあったのを思い出したのです。
カシマさんは広島の原爆で亡くなった人で、そのさ迷っている霊を鎮める呪文のような言葉があってその言葉を言えば消えると聞いていたので、友達は必死に呪文のような言葉を口にしました。(この言葉も聞いたのですが忘れた)
すると霊はスーっと消えたそうです。

姉の話しをブルブルしながら聞いてたら、姉が最後に話しを付け加えた。
「…この話し聞いた人の所に3日以内にカシマさんが来るから、来たらさっきの言葉を言わなアカンで…」

( ̄□ ̄;)!!

私の恐怖は頂点に達しました!

その日の夜は怖くてなかなか寝付けず、トイレに行きたかったけど怖くて行けず…おねしょしてしまったのです
でも、カシマさんは来ませんでした。
そこで私は思いつきました。
「寝てしまえば、カシマさん来てもわからんやん

てなわけで、次の日からぐっすり寝ました

今の都市伝説のカシマさんとは違う話しですね。

[次へ#]

1/14ページ

[戻る]


あきゅろす。
[小説ナビ|小説大賞]
無料HPエムペ!