15話 拍手文
15話
「うわ〜〜んナニコレバニィちゃんのばかぁうんこバニィ」
体中についた赤い跡を見つけ虎徹が抗議する。
「いい年のオッサンがうんことかいわないで下さい。」
「だってバニィどうするんだよこれから撮影なのに」
撮影用の水着をベシベシと叩きつけながら半ベソをかいている。
「しかも、なに?この水着!布面積小さいし!!オジサンのワイルドタイガー、ワイルドだからモロリしちゃうよ!!」
ワイルドタイガーカラーのグリーンのビキニパンツを持ち、スタジオの控室で虎徹が吠える。
「‥‥‥やめてください。ただでさえオジサンなのに、そんな親父ギャグ‥‥」
大体、ワイルドというほどでは無いと思います。と、冷静なバーナビーのツッコミにさらに虎徹が泣き伏す。
「お前、スケジュール把握してなかったのかよ!こんな格好で撮影されたら、俺これから卑猥ルドタイガーとか言われちゃうよ!」
バニーのせいなのにぃ!!と泣きわめく。バーナビーはやれやれと溜息を漏らすと控室を出ていく。
数分後、戻ってきたバーナビーが虎徹に新しい水着を手渡したが、その水着を見て虎徹は更に複雑な顔をするのだった‥‥。
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