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逆裁小説【オドナル多々】
温泉(ナルオド)
「オドロキくん、温泉に行かないかい?」
「………はい?」
グレープジュースを買い、いつも通り事務所に戻ろうとした時、いきなり彼がそう言ってきた。
いつもと全く違う一言に疑問をぶつける。
「……いきなりどうしたんですか。俺も成歩堂さんも今月カツカツじゃないですか。」
「ははは。違うよ、グレープジュースをいつも買っているからお礼にってもらったんだ。」
話が上手すぎる………。つくっている人はどれだけお人好しなんだ?ていうかただの罠じゃね?しかしこちらの気も知らず、いや知っているが無視している成歩堂さんは行こう行こう、と子供のように駄々をこねる。
いやいやいや。まずは確認が大事なわけで。
「みぬきちゃんが帰ってきたらどうするんですか。」
「みぬきは昨日から友達の家に泊まりに行ってて帰らないよ」
「…………事務所はどうするんですか、開けっぱなしはダメでしょう。」
「ここ最近依頼人が来てないじゃないか。だから少しの間開けたって大丈夫だよ。」
こういうところは全然子供じゃないなこのオッサン……。
「………分かりました。ではいきましょうか。」
質問を一瞬にして論破されるのはあまり嬉しいことではないけれど。
今回はまぁ、いいや、という気持ちが膨れ上がり、向かう先をその温泉へと変えた。





1終わり
→あとがきあとがき



こういうのが初めて過ぎるんです。
初めて過ぎてなんか口調も文面もおかしくなりました。実は続きます!!!
続きは気力があったら書きますね♪







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