※都合のいい女
ページ:18
──会社。昼休み。
「リエちゃん今彼氏いないんだよね?今度合コンしようよ」
同期で2歳年上のヒロシが声をかける。
「いいですね」
合コンなんてもうどうでもよかった。
ただヒロシの誘いを断れないだけで。
(合コンか‥)
リエはまたマサノリを思い出していた。
気付くと携帯のメモリのマサノリの文字を眺めてしまっているリエ。
(はあー‥‥)
ブンブンと頭を振るリエ。
(会いたい‥会いたい‥マー君に会いたい‥‥)
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