※都合のいい女
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あれから何日経っただろうか。
リエはすっかり元気をなくしていた。
仕事帰りに寄ったコンビニで、偶然高橋を見付けた。
(あ、高橋‥)
声をかけようと思ったリエだが、すぐに高橋の隣にいる可愛らしい女の子が目に入った。
幸せそうに談笑する2人。
その手はしっかりと握られていた。
(高橋うまくいってるんだ‥)
リエはコンビニに入るのをやめた。
(マー君‥会いたいよぅ‥)
込み上げてくるマサノリへの想いと溢れ出る涙。
リエの中にはまだまだマサノリがいて、忘れようとすればする程、思い出すのであった。
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