※都合のいい女
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冗談まじりのプロポーズから3日経ったある日、タカノリからリエにメールがきた。
メールの内容を見てリエは驚いた。
『好きな女ができた。別れよう。ごめん』
またしても一方的な別れ方。
仕事の昼休み中にそのメールを見たリエは、午後の仕事が全く手につかなかった。
タカノリにフラれ、ショックというよりはどこかホッとしているリエの心。
ただただ後悔だけがリエを襲った。
(マー君もタカちゃんもいなくなっちゃった‥‥)
(好き勝手やった自分のせい)
(結局私が一番都合のいい女だったんだ‥‥)
(自業自得‥‥)
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