※都合のいい女
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(さよならマー君‥)
リエは再び目を閉じた。
リエの体中を舐めまわし愛撫をしているタカノリ。
「リエ‥」
「‥ん‥」
「俺とまた付き合ってくんね?」
「‥‥」
暫くの沈黙の後、リエは静かに頷いた。
リエはタカノリと付き合う事で無理矢理マサノリの事を忘れようと思った。
忘れられると思った。
リエの中にまたタカノリが入ってきた。
リエの体が激しく揺れる。
グッとリエを抱え込み、更に奥へと激しく突く。
リエはタカノリの背中に手を回し爪を立てる。
「リエ‥」
リエの名前を呼ぶのはマサノリではない。
リエの体を激しく揺らしているのはマサノリではない。
「‥あっ‥ん‥‥タカ‥ノリ‥」
薄れゆく意識の中でリエはタカノリの名前を呼んだ。
このままマー君の事なんか消えちゃえばいいのに‥‥
私なんか消えちゃえばいいのに‥‥
タカノリに抱かれながらリエは思った。
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