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短編


今現在黎深は大変ご立腹であった。何故なら、我が愛しの養い子・李絳攸が過労と睡眠不足で倒れたからである。(この場合原因は主に“黎深が仕事をしない為”であるがそんなことは黎深の頭にはあるはずがなかった)
ただ、絳攸が倒れたことに関して怒っている訳ではなかった。まぁ確かにそのことに関して怒っていなかったと言ったら嘘になるが、心配が先立つ。――あの言い争いがなければの話だが。黎深はさっきの言い争いを思い出していた。

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あきゅろす。
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