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私と貴方の逃走劇
偽りの愛
「お前にその女は渡さない」
『ふぇ・・・・?』


私の元まで近寄り、涙を手で拭ってくれる
心優しい一人の男性が居た。


−ドキ。

この胸の高鳴りは、一体何だろうか。
この人を見ていると、胸がドキドキする。
つい目線を下に向けてしまった。

すると・・・・

『ぁ・・・・』

その人の手元には、私が投げた“愛“があった。
その愛は、私が持つよりずっと、輝いて見えた。

必死に取ってくれたのかな、私の、愛の花束を。

そう考えながら、再び視線を上に上げ、顔を覗き込んでみた。
そして驚愕した。


『嘘・・・・オビト・・・』

見覚えのある顔
開眼した写輪眼
黒い髪・・・

そっくりそのまま。
そんな気がした。

「久し振りだな・・・ クレア・・・」


  


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あきゅろす。
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