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小説
教室にて
はぁ〜〜〜。
疲れた。
あぁ、背中パキパキいってるんだけど。


「ねぇ!畠山会長かっこよかったね!」

「僕は沖田委員長だなー」

「かっこよかったよねーー!」


おぉ、チワワ達は自分のタイプについてのお話ですか!
このチワワ達は全員受け!
そして、会長とかに攻められるのか!

いい!萌え萌え!!


でも、マジで全員かっこよかったよねー。

……ずるい!!

俺の平凡顔をどうしてくれる!!!!

まっ別に、攻められたいとかじゃなくて、観てウハウハしたいだけの腐男子ですから。

 ̄ ̄
 ̄ ̄ ̄
 ̄ ̄ ̄ ̄
教室に着いたけどさぁー………………




遠いよ!!
体育館から遠いよ!!!!
また疲れた。








俺の席はーーっと。
……あった!

隣の席の子可愛いんだけど!
友達になりたい!



よしっ!話しかけよう!


「俺、斎藤春哉!よろしく!」

ビクッてなったw
ごめんこめんw
でもそこも可愛い!「あ!うん!よろしく!
桜井桐斗っていうんだ!」

可愛いけど何気に俺と背が同じくらいじゃないか?


「俺もまぜてー!」

後ろの席の奴だ

「鈴木王っていうんだ!」

俺より背がちっちゃいのにイケメンってどういうことだよ!






………こいつらは他のチワワと違ってノーマルなんだろうか。



「なぁ、生徒会とかみんなかっこよかったよなー」



俺は言ってみた。

「かっこよかったけど。僕はノーマルだし………。」

「俺も……。」

二人してノーマルかいっ!
でも、ここで会長とかに惚れられて、攻められて、知らないうちに好きになっちゃったとか!!

「あぁ、春哉はあっち系か?」

俺のことをジトッと見て王が言ってきた

「ちっちがうって!
ノーマルだよ!」

俺は焦って答えた
腐男子ということは伏せておこう。ガラガラッ

「おらーみんな席につけー」

前のドアが開き、
白衣を着た一人の男が入ってきた

その男は教壇に立ち、周りを見渡す




「えーこのクラスの担任になった久保 陸だ。
面倒くさいけど一年よろしくー」





おいおい。
担任が面倒くさいとかいっていいのかよ!
でも白衣姿がカッコいい
しかもイケメンだ

現にチワワの目がハートだし。

「では、このクラスの役員を決めたいと思う。」



よし。ここは青春謳歌するために何も就かな……




「春哉、クラス会長」





おおーい!せんせーい!!!




「なっっなんでですか!!」



「だってお前このクラスで入試トップだろ」





そうなんです。俺、実は頭がいいんです!キラッ!

………ってそうじゃなーい!



「だからって俺じゃなくても!」



「いや、クラス会長は、クラスの入試トップと決まってんだ!
……嘘だけど。」

「今嘘って言いましたよね!!!」

「もう決定事項だ。うるさいなー」









桐斗!王!助けて!

俺は助けを求めた











……
………そんな目で俺を見るなー!
憐れんだ目でみるなー!

「早速仕事な。これを今日中に風紀委員に渡しておいてくれ。よろしく」

わかりましたよ!!
やればいいんでしょ?やれば!!

放課後に届けよう。

てか風紀委員ってどこにいるんだよ。はぁ〜…



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